Yokohama Mizunobu Fruit Parlor.

センスの良さが一目でわかる洗練されたインテリアとフルーツの配列に、「ここはただものではない」という直感がはたらいて入ってみました。

予想以上のインテリア。天井から床、メニュー、スタッフの制服、カトラリー、ボールペンにいたるまで完璧に美意識が貫かれています。

椅子の背もたれの細工もみごとにリフレインしている。

天井のステンドグラスも麗しい。

聞けば、九州の「ななつ星」の内装を手掛けたデザイナーによるものだそうです。さすが。「ななつ星」もいつか乗ってみたい。

フルーツのカット、盛り合わせ方、ガラス容器もすばらしい。ワインに合わせてフルーツをいただけるパーラーも貴重です。苺三種、それぞれカットの仕方がちがう。物理的な分量はもしかしたら少ないのかもしれないのですが、満足度がとてつもなく高い。シャンパンに入れるためのカットフルーツというのもメニューにありました。笑

突き抜けた美意識に感動させていただきました。

 

25ans 4月号発売です。ご結婚10周年を迎えたキャサリン妃特集。「プリンセスの強さ」というテーマで解説しました。

 

キャサリン妃のしなやかで静かな強さ、あやかりたいこの頃です(←疲れている…笑)。私が私がと主張せず、だからこそ周囲の自発を促し、よい方向に感化してしまう強さ。こういう強さを身に着けていきたいものです。

 

 

昨夜はリベルタ・パフュームの山根大輝さんにクラブハウスで公開取材をさせていただきました。プレタラインの香水「サクラ・マグナ」が糸口でしたが、日本文化の解釈が斬新なうえ、ミレニアルズの考え方もよくわかり、未来への希望を感じた取材でした。来月初めの日経連載に書きます。ありがとうございました。

 

 

3月5日発売のkotoba。予約受付が始まっております。特集「将棋の現在地」です。連載「スポーツとファッション」で佐藤天彦九段のファッションにも触れております。

〇GQ4月号、本日発売です。

チャールズ皇太子の最新の社会貢献情報を盛り込みました。

 

 

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〇Men’s Club 4月号、本日発売です。

 

ジャケットのルーツと変遷を解説しました。バーニーサンダースの「あの」ジャケットからライダースジャケット、ディナージャケットにいたるまで。通底するのは「太郎さん」感。

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本誌でご覧いただければ幸いです。

 

〇明日は25ans 4月号発売です。ケンブリッジ公爵夫妻ご結婚10周年を記念した特集で、キャサリン妃の功績について解説しています。

〇3月1日は婦人画報4月号発売です。今春のトレンド、リラックスした昼間のドレスアップについて解説しました。メンズトレンドではこれを「ホーマル(ホーム+フォーマル)」と呼んでますね。笑

〇集英社クオータリー、kotoba も3月5日発売です。特集は、将棋。連載「スポーツとファッション」ではボードゲームとファッションについて書きました。

そのほか、源氏名での連載記事掲載の雑誌も発売中です。お楽しみいただける記事がありましたら幸いです。

〇渋谷スクランブルスクエアにあるラウンジ、ちょっと驚きのコスパと快適さでした。

 

1時間1000円で高レベルのドリンクとナッツなどのスナックがフリーでついてきて、海外誌を含む雑誌も読み放題。1500円でアルコールも飲み放題になる。

一人作業に適したスペースもたくさんとってあり、混雑さえしなければ、ですが、使い勝手あります。適度な品位のある雰囲気をがっちり保って、飲み放題居酒屋にならないよう、維持していただけるとありがたいですね。

 

Men’s Club 4月号 2月25日発売です。

特集「改めてジャケット」。巻頭でジャケットとは何か? について書きました。チェックしてみてくださいね。

 

?本日のモームのお言葉。

「寛容とは無関心の別名にすぎない。」

「礼儀正しさは愚者が自分の愚鈍を隠す外套である。」

「あることがどれほど無害であっても、法律が禁止すると、大概の人はそれを悪いことだと思うものだ。」

価値が混迷するときこそ人文学に立ち返りたくなりますね。

 ここまで「敗戦」の記録をさらすのはよほどの覚悟が必要だっただろうな。哲学者が経営を手掛け、失敗を重ねるなかで最後に浮上してきた希望の道筋がほんとに示唆に富み、まさに「ヒーローズ・ジャーニー」のようなさわやかさが読後にある。すさまじい格闘を実名とともに(一部匿名)白日の下にさらしてくださってほんとうにありがとう、という思い。東さんの自伝でもあり2010年代の日本社会のなまなましい記録でもあり、日本の論壇や社会への警鐘でもあり、哲学書としても社会批評としても教訓ものとしても読める。東さんが話した内容を石戸諭さんがまとめた本だが、石戸さんの筆力によるところが非常に大きいと思う。

「今の日本に必要なのは啓蒙です。啓蒙は『ファクトを伝える』こととはまったく異なる作業です。ひとはいくら情報を与えても、見たいものしか見ようとしません。その前提のうえで、彼らの『見たいもの』そのものをどう変えるか。それが啓蒙なのです。それは知識の伝達というよりも欲望の変形です。」

「啓蒙というのは、ほんとうは観客を作る作業です。それはおれの趣味じゃないから、と第一印象で弾いていたひとを、こっちの見かたや考えかたに搦め手で粘り強く引きずり込んでいくような作業です。それは、人々を信者とアンチに分けていてはけっしてできません。」

「(SNSでスケールする運動は)いっけん派手です。だからマスコミも熱心に報じます。けれども多くの場合、おそろしいくらいになにも変えない。なぜならば、今の時代、ほんとうに反資本主義的で反体制的であるためには、まずは『反スケール』でなければならないからです。その足場がなければ、反資本主義の運動も反体制の声も、すべてがページビューとリツイートの競争に飲み込まれてしまうからです。」

 

本当の意味で、反体制的でオルタナティブな未来を拓くには。東さんの人生そのものを賭けた体験と思索にヒントを見つけることができる。

 

今書いている本でいえば、もっとも関心を注がねばならないことは、「知識の伝達ではなく、欲望の変形」。知識の断片ならインターネットにおなかいっぱいになるくらいあふれかえっているのだ。で、問題は、廃れゆき、関心がうすれゆく一方のジャンルないしテーマに対してどのように観客の欲望を向かわせるのかということ。そのくらいのミッションを背負ってやらないと、本を書く意味などない時代なのだと思う。

GQ Japan 4月号、2月25日発売です。

 

特集「Fashion Hacks 2021」のなかで「チャールズ皇太子の服装術」について書きました。

プリンス・オブ・サステナビリティからプリンス・オブ・ジ・アースへと進化する皇太子の最新事情をたっぷり盛り込んでおります。チェックしてみてくださいね。

2019年のチャールズ皇太子。From Wikimedia Commons.

 

これまでもそうだったのですが、装いがその人の言動や哲学とどのように連動しているのかがますます重要になっているように思います。表層のおしゃれテクニックでなんとかなった気になっても、すぐに虚栄心の底が見えてしまう時代になっています。ごまかしがきかないことが実感されてきたゆえか、とりわけ起業家界隈では、「いい人」が増えてきたような気がする。笑

こちも好きなウォーキングコース。

中華街~元町~山下公園あたり~関内~みなとみらい、でだいたい1時間ちょっと。途中お茶したりなんだりしているともっとかな。

異国情緒があちこちにあふれており、景色のバリエーションが豊かなので飽きません。

こういう壮麗な建物が店舗になっていたり資料館になっていたり。

チューダー建築っぽい。

よく見るとものすごい建築なんだけど、さりげなく街のなかに溶け込んでいるところがまた味わい深い。

ライトアップされるとまた美しいのですが、あえて逆光でシルエットのみ。

ブランディングにおいて細部にいたるまで徹底的に気を抜かないということは大前提なのですが、

同時に、細部に至るまで「ウチの世界観はこれなのです!」という強い主張がはりめぐらされていると、それはそれで問題がある。

最初はすごいな!と感動するのですが、その後は、なんというか、あまりの主張の強さにおなかいっぱいになるのです。

ある程度、第三者を巻き込めるようなイノセントな余白や静けさがあるほうが、長く付き合える気がします。建物も、商品も、人も。

徹底的にブランディングがなされた形跡のある、とあるホテルと商品ラインナップを見て、そんなことを思いました。「私って、こうなの」という自己規定はほどほどに。笑

このあたりはタイムレスな穏やかさがあり、いつ来ても癒されます。

 

2月のラストスパート、良い一週間をお過ごしください。

『「イノベーター」で読むアパレル全史』、三刷が決まりました。

ご支援いただきました読者のみなさま、丁寧に読者に届ける努力を続けてくださる出版社、書店に心より感謝します。

 

一年経ってアパレル界も激変しましたが、変わらないこともある。熱量ある愛情を注ぎつづけ、信念と楽観をもって周囲を巻き込み、細部まで徹底的にここまでやるのかというほど極める人が、結果としてイノベーターとなり世界を変えてきたということ。

ラグジュアリーを自称すると敬遠されたりギャグになったりしがちなのと同じように、イノベーターも自称は白々しくなる。
あくまで第三者が決めること、なんですね。(一部のブランドで自称がはじまったのは1997年ころで、これについてはまた別の機会に)

 

良い週末をお過ごしください。私は願掛け禁酒中、5日目です。

 

 

 

 

ケンブリッジ公爵夫妻のロイヤルウェディングから10年。あっという間で、私にとっては全く何の変化もない平凡な10年でしたが、ご夫妻はその間に美しい2男1女を生み育て、ますます国民の信頼を受け、着々と「キング・ウィリアム時代」への駒を進めていらっしゃいますね。

というわけで、世紀のロイヤルウェディング10周年を記念する素敵なイベントが東京・青山で開催されます。
プレイハウス(ヴァルカナイズロンドン)のBENEにて、これを記念した、British Royal Breakfastが体験できます。
ロイヤルウェディング当日にバッキンガム宮殿にて振る舞われたロイヤルメニューはそのままに、BENEシェフ布施真さんとBLBG社長の田窪寿保さんが、プレイハウス流にアレンジした朝食です。

前菜はサーモン、ズワイガニ、手長エビ、ハーブと当時と同じ食材をより洗練されたプレゼンテーションで。メインは当時お二人がセレクトした仔羊をスパイシーに仕上げ、彩り鮮やかに。デザートは蜂蜜のアイスクリーム、トライフル、チョコレートパフェの3品。という朝からゴージャスなコースです。

イギリス通で食通の田窪さんは、プリンスホテル東京シティエリアのボンドブレックファストやボンドディナーでもすばらしいアレンジをご提案くださっています。今回もどんなアレンジになるのか、楽しみですね。

 

夜の社交が難しい時期ですが、休日のブランチタイムというのが素敵ですね。みなさま、ご結婚10周年のお祝いのどさくさにまぎれて(?)ぜひご一緒にロイヤルブレックファストを楽しみましょう。

【価格】

¥4,400(税込)¥6,050(税込)乾杯スパークリングワイン付

【開催日時】

2月28日(日)10:00~12:30 (9:45開場)

【場所】

BENE- @ THE PLAYHOUSE (3F)

詳細、ご予約はこちらから。

 

Forbes 連載「ポストラグジュアリー360°」。第三回目です。

バッグも香水も下着も、世界で生まれる新しいラグジュアリー」。安西さんスタートの回で、前半に安西さんがヨーロッパの動きから具体例を、後半に私が日本の起業家の例から具体例を3例、紹介しています。

コングロマリットに制圧されていない国は、この「戦国時代」において、ラグジュアリー起業を世界に送り出すチャンスを手にしています。

鮮やかな快晴。近所から撮影した昨日の空です。

ひさびさにNewsPicksコメントを転載してみます。ムラがあって恐縮です。全コメントをご覧になりたい方はNewsPicks でご覧いただければ幸いです。(転載にあたり若干の修正をしています)

〇まずは、WWDのビンテージショップ「オー・ユー・エー・テー」が伊勢丹メンズにポップアップを出して人気という記事につき。

 

「若い人がファッションに興味を持たないと言われて久しいけれど、若い人でファッション好きな方は『新しい」服を買わないのであって、むしろビンテージに熱狂している。

人気店の売り方も参考になる。『商品を売るよりも、投げかける。ウンチク語りはせず、<文脈を考える>余地を残す』

お仕着せ・押しつけをきらい、自分で考え、自分だけのストーリーを作りながらファッションを楽しみたいという消費者の思いが伝わってきます」

 

〇同じくWWDより。水道工事会社発のオアシスによるワークスーツがさらなる進化という記事。

「多様化複雑化するスーツ状況にまたニュース。

水道工事会社オアシスが手がける作業着スーツは、『WWS』とブランドを刷新し、アパレル界のアップルを目指すという記事。

『スーツであり、作業着であり、普段着という、ニューノーマル時代の唯一無二の“ボーダレスウエア”。5年後をめどに上場も視野に入れながらまずは時価総額1000億円、いずれは1兆円を目指したい』と強気。ユナイテッドアローズの重松会長がバックについているので、夢物語ではないリアリティも感じられます」

 

〇これに先立って、作業着のワークマンがリバーシブルスーツを発売したという記事がありました。

「作業着系スーツの複雑化多様化が止まらない。パジャマスーツにワークスーツ、水道会社に紳士服チェーンに作業着会社が入り乱れ、もうなにがなんだか、の混戦状態になってきました」

対抗する量販スーツの老舗AOKIは、今月あたまに一着4800円のアクティブワークスーツを発売、昨年12月にはパジャマスーツを発売しています。こんなカオスは日本ならではの現象かと思います。

むしろこういうスーツを海外に輸出すると受けるのか?

いや、少なくともヨーロッパでは、「スーツを着る職業&クラスの人」はきちんとしたスーツを着るし、それ以外の人はそれぞれの立場にふさわしいウェアを着る。日本はなんだかんだと誰もがスーツを着る。人口におけるスーツ着用率は世界一。だからこうしたハイブリッドなスーツに需要が生まれるのだろうと思います。

動きやすいのももちろんがんがん利用していいと思いますが、上質な仕立てのいいウールのスーツが心に与える満足感も時々思い出してね~。

 

 

Amazon Prime に入っていた「記憶にございません!」鑑賞。評判通り、よく練られた脚本に基づいたとてもセンスのいいコメディ。三谷幸喜さま監督脚本。魅力的な俳優陣もいい。とくに小池栄子には惚れ直した。ディーンフジオカは動いても動かなくても完璧でずるい。笑

懸案の8000字を書き終わり、Netflix に入っていたCUBE を鑑賞。1997年のカナダ映画。話題になっていたけどコワそうで避けていた。今は現実の方がコワいことが起きるので、ホラームービーが現実の反映みたいに見えてくることがある。これもそうでした。

目覚めると立方体の中に知らない男女と閉じ込められている。脱出しようとするとところどころ罠があり、凄惨な死が待っている。男女はそれぞれの力を合わせて協力しながら安全ルートを探して脱出しようとするのだが……。誰がなんのためにそのようなシステムに放り込んだのかもわからない。ただ知恵を絞ってシステムの外へ脱出しようとあがく。途中の敵は、システムそのものというよりもむしろ、同行する人間。同じ穴のムジナである人間に殺される。生き残るのはイノセントな人。

まさしく人間社会への風刺そのものになっていたのが秀逸でした。

観終って知ったのですが、日本でもリメイクが公開されるのですね。良いタイミングで観たかも。

ワースとレヴンの終盤の会話がシブい。

Worth: I have nothing to live for out there.(外の世界に行っても生きている意味がない)
Leaven: What is out there? (外に何があるの?)
Worth: Boundless human stupidity. (愚かな人間だらけ)
Leaven: I can live with that. (私は共存できる)

絶望しているのになぜ生きる努力をしなくてはいけないのか? こういう問いが97年の製作時よりも今のほうが増えている気がする。それで「闇の自己啓発」のような本に脚光が当たるのかもしれない。

 

 

 

 

 今日はポジティブめの本をおすすめ。すでにベストセラーなので読まれた方も多いでしょう。「独学大全」。匿名の方が著者ですが、丁寧な思索と的確な引用にあふれていて、知的な活動を続けられてきたことがしのばれます。

 

「意志の強さとは、決して揺るがない心に宿るのではなく、弱い心を持ちながら、そのことに抗い続ける者として自己を紡ぎ出し、織り上げようという繰り返しの中に生まれるのだ」。(本文より)

自分のなかにあるBoundless Human Stupidity への抵抗のために、何であれ「学び続ける」のは一つの方法。

 社会に行き詰まりを感じていた4人の読書会の記録。どうにも生きづらい現状からの出口を求めたら、表社会でいう「闇」の世界がはてしなく広がっていた。オルタナティヴな世界、陰謀論、ダークウェブがふつうに、ごく隣に、共存している現在。絶望の奥に救いの世界を構築するマインドが、底なしに恐ろしくなると同時に、こうやって人は「救われる」のかという醒めた理解(した気になるのも早すぎるかもしれないが)が訪れる。知的なボキャブラリーと思考で構築された本です。意味不明なカルトや陰謀論を「ちょっとアタマがおかしい」と切り捨てる前に、なぜそうなったのかを考えさせられる。「規格品」になることができた「人形」だけがすいすい生きられる今の社会のほうが、実はおかしいのかもしれない。

「たしかにこうした(ポジティブな)自己啓発はときに有用であるだろう。だが同時に警戒しなければならない。『自己啓発』されていくとき、私たちはだんだんと、社会に都合のよい『人形』に姿を変えてはいまいか? 必要なのは、オルタナティヴな『変革』のヴィジョンだ。『自分を変える』ならいっそ、人間を超え出るもうひとつの極、自他の区別すら融け出す特異点まで突き抜けよーーー『人形』とは対極の何かとして生きるために」(まえがきより)

 

 

光の世界の表層は相変わらず、夜も「光」に祝福されている。

日比谷~二重橋~パレスに至るコースは、やはり好きな散歩道のひとつ。

ライトアップがよく映える。

 

水に映える景観があることは、パレスのメリットの一つですね。

見飽きない美観。あまりにも完璧すぎるので、これも殺伐としてひどいことばかり起きる現実のオルタナティヴという気がしてくる。大手町は完成されており満ち足りているのでイノベーションが起こりえないといっていたある投資家の話を思い出す。ダイナミックな動きを生むためにはカオスが必要、と。

レストラン部門は完全に人が戻っているようで、眺めのいい席は満席のため(ホテルのためには喜ばしいことです)、シベリア席でした。

Happy Valentine’s Day.

教え子さんたちありがとう。恩返し以上の愛情を返してもらっています。


愛のある寛容な社会になりますように。

Sloane Ranger Tokyo がオープン。おめでとうございます。

イギリスのヴィンテージクローズ、メイドトゥメジャーのお店です。店主は大西慎哉さんです。服飾博物館にしたほうがよいほどのコレクション。

店内には多くのお祝いの花やお酒が届いています。

開店記念ということでクラブハウスで公開取材をさせていただきました。

ネクタイは80年代の酔狂なコレクションがおもしろい。景気のいいときって、パ―ティー用なども多く作られるだろうし、作り手も遊び心解放し放題だったんですね。

この春から大学生になるお嬢様が制作したカフリンクスもユニークです。タッセル型が星の砂入り瓶風など、これまでのメンズの発想からは生まれ得ないカフリンクス。手元でこれくらい遊んでもよいと思う。


戦前から存在するという由緒ある銀座奥野ビルの4階です。奥野ビルのエレベーターは、映画みたいなクラシックなエレベーターで、一度乗ってみる価値あり。密を避けるためアポイントをとってどうぞ。

日本橋とやま館で「とやまジュエリー プロジェクト」展示販売がおこなわれております。

富山のなかでも、とくに高岡で活躍する若手伝統工芸職人と、ジュエリーの桑山の協働によるプロジェクトです。

高岡銅器のモメンタムファクトリー・Orii。

高岡銅器のしろがね屋裕翠。

 

高岡漆器の武蔵川工房。

工芸品みやげにころばず、正統派のジュエリーで勝負している方向性に期待できます。

 

日本橋とやま館では14日までの展示販売ですが、その後、富山でも展開されるそうです。世界に発信できるラグジュアリー目指してコレクションを磨き続けていってください。

 

〇Precious 掲載のサンナ・マリンについての記事が、ウェブ版にも転載されました。こちらです。

 

こんなにすぐにウェブに転載していると、本誌を買わなくなる人がますます増えていくのではと心配したりするのですが、大丈夫なのでしょうか。実際、私もdマガジンでこと足りるので、雑誌本体をめったに買わなくなっています。コロナ期に入ってからは美容院も歯医者さんも雑誌を置かなくなりました。数年後には、紙の雑誌は存続していたとしてもかなり少数派になり、広告に頼らない別次元のメディアになっていそうな気がします。

 

 

〇私はひごろ決断がおそろしく速いほうですが、いま2週間ほど決断できずにぐずぐず引き延ばしている案件があり、まあ引き延ばしたって何のメリットもないのですが、「決められないストレス」甚だしく、近所のお寺に決断の後押しをお願いに行くの巻。

一晩明けても決められない。笑

 

器用貧乏を英語で表現すると、Versatility seldom pays off.  (←いまここ)

 

2月に穏やかなお天気が続くことは、本当にありがたいです。良い週末をお過ごしください。

婦人画報.jp 「フォーマルウェアの基礎知識」。Vol. 16は歴代ファーストレディの就任式の装いを糸口に、彼女たちのファッションレガシーを解説してみました。こちらです。

お勧め展覧会。東京富士美術館と神戸ファッション美術館のコラボです。

神戸の浜田学芸員によると、「現在に残された視覚資料と衣裳を全部集めた」そうです。浜田さんが30人の名優をイメージしてマネキンをメイクし直しています。

 

 

「絵画のドレス ドレスの絵画」展は、2月13日(土)~ 5月9日(日)。東京富士美術館にて。

 

家具、絵画、小物、映像を駆使し、時空を超えたかのような臨場感を演出しているとのことです。神戸のコレクションは一見の価値あり。ファッション史の学徒はぜひご覧になってみてくださいね。

 

北日本新聞別冊「まんまる」3月号が発行されました。

連載「ファッション歳時記」第114回は、「ファッションゲームを無意味にした上院議員 ファッションでチャンスをつかんだ桂冠詩人」です。

 

バーニー・サンダースとアマンダ・ゴーマンのファッションにまつわる話です。

There is always light. If only we’re brave enough to see it. If only we’re brave enough to be it.

アマンダはスーパーボールのハーフタイムショーにも登壇。詩人がロックスターのように扱われるって希望がもてる。

Amanda Gorman.  Photo by Navy Petty Officer 1st Class Carlos M. Vazquez II.  From Wikimedia Commons.


透き通った濃いブルーの青空に、白い飛行機が一点(かすかに、おわかりでしょうか)。心なしかスピードもゆったりとして見える。

海外からのゲストもなく、海外へ行く取材もない。代わりに、ズームでは海外の人とより頻繁にやりとりできるし、Clubhouseに入れば市井の人々の英語のおしゃべりが聞こえる。脳内グローバル度はコロナが後押ししたテクノロジーのおかげでかえって広がった。ドメスティックなのかグローバルなのかよくわからない不思議な状況。

「始める」ことのハードルも低くなっている。チャンスがごろごろ転がっているから、逆に何をやらないのか、ストイックに誘惑をスルーし、必要なことを選びきることができる人が、「先」に行くだろう。偏在は必ずしも価値上昇につながらない。

 

昨日は永く記憶に残るであろう一日でした。

なんと憧れの齋藤薫さまにインタビューをしていただくという仕事。

齋藤薫さまといえば私が有象無象の平ライターの頃からもうすでに女性誌業界の書き手としてはダントツの雲上人、トップを走り続けて、いまなお女性誌を開けば齋藤薫さまの連載がある、というグレートな方です。ぐいぐい読ませる、説得力のある強い筆致は、「齋藤節」として鮮やかなスタイルになっており、万一、署名がなくても「これは齋藤さんの文章」とすぐわかる。

そんな齋藤薫さまが、私にインタビューし、記事を書いてくださるというのですから、光栄を通り越してもったいなきこと極まれりという感じなのでした。

テーマは香水。香水を通して日本文化や新しいラグジュアリーを語る、という試みで、2時間くらい話していたかなあ。

薫×香織で香り対談。

鋭い質問の数々でしたが、日頃のラグジュアリーに関する研究や香水とのつきあい方がいろんなところでつながった気もした、有意義でありがたき体験でした。齋藤さんはあんなにすごい方なのにこちらが恐縮してしまうほど謙虚で、トップを走り続けている方というのは、こういう姿勢でお仕事に臨んでいらっしゃるのだなあと学ばせていただきました。

 

撮影もあったのでヘアメイク、着替え、撮影、インタビュー、と一日がかり。

ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町のギャラリースイートにて。芝田総支配人はじめスタッフにはきめ細やかな配慮をしていただき、深く感謝します。

 

ほかにも多くの方々にお世話になりました。記事が出たらあらためてクレジットさせていただきます。

 

こんな日が来ようとは。30年前の自分に知らせてあげたい。笑

 

 

 

 

読売新聞連載スタイルアイコン、8日付ではメラニア・トランプについて書きました。

 

巻き込まれていろいろ思うところもあっただろうと拝察します。どうかお元気でお過ごしください。

Official Portrait of Melania Trump.  Photo from Wikimedia Commons.

日本のラグジュアリーを紹介していくFRaUの連載。前原光榮商会の傘の巻です。

ビニール傘全盛の時代になぜこんな傘をもつのかといえば、抵抗なのです。

効率至上主義の論理にとりこまれないための人間としての矜持というか。

使い捨て傘は環境保護の観点からも問題多いよ。持つなとはいわないけど。私も利用するし。ただ、捨て方に気をつけよう。

こちらからどうぞ。

6日付日経連載「モードは語る」は、フェムテックな下着ビジネスの盛り上がりについて書きました。電子版はこちら

「フェムテックは身体の課題解決のみで時流に乗っているわけではない。課題解決を通して人生のかじ取りをしたいと行動する女性たちの熱気がブームを後押ししているのだ。」
↑ 女性起業家の方々を取材していて感じたことです。理不尽なシステムにふりまわされるのはこりごり。働きやすい、風通しのいいシステムは、自分で作る!っていうところでしょうか。

取材に応じていただいた山田奈央子さん、ありがとうございました。

最初の三年間は厳しかったけれど、地道な努力が結果に表れてきたのがその後です、と誰もが言います。がんばれ女性起業家。

 

 

 

土曜日は仕事が予定よりも早めに終了したので、日比谷公園でしばしの休息。

 

松本楼のテラスですっかり日光浴もできました。

ステーキサラダ。どこか昭和的懐かしさを感じる味や盛り付け。


春先のようにあたたかい土曜日の午後でした。

よい日曜日をお過ごしください。

Precious 3月号発売です。

「美しき掟破り」特集で、フィンランド首相サンナ・マリンについて寄稿しました。よろしかったら本誌ご覧くださいませ。

とはいえこの号、どらえもんグッチの付録のためかアマゾンでも発売日なのに買えないというすさまじい人気。kindle かdマガジンでご覧いただければ幸いです。

昨日はJBpress autograph の原稿のため、21歳、24歳、39歳の男性と、彼らが共通して敬愛する師匠77歳にインタビューさせていただいた。4人それぞれ学ぶことに貪欲で、清潔な印象(人格的に)を与える素敵な方だった。年齢をとわず謙虚に学ぶことを楽しむ人って、まなざしが美しいし、未来に希望を感じさせる。3時間もかかったけれど、後味のすがすがしいインタビューだった。

77歳でも常に社会に心を開いて新しいことを謙虚に学び続けている人は、孫くらいの年頃の人からも慕われ、教えを請われる。リスペクト。

80歳でもわきまえてない人に限って、自分が理解できないことをたなにあげて、わきまえろなどと言う。

Know Your Place.

あの世代の支配層の方たちは意識すらせずそうやって思うがままにふるまってきたのかもしれない。それを指導力と取り違えて。

一方、昨日話した77歳のように、10代とフラットに実のある会話ができて慕われる人もいる。日々の心がけ次第で、老害にならないことだってできるのだ。

閉塞して見える時代にも希望の種を見つけて過ごしていけることは、ほんとうにありがたい。

 

 

 

 こちらも、ラグジュアリー研究会で渡邊康太郎さんが引用した本。菅付雅信の「中身化する社会」。すでに2013年で菅付さんはこれだけの整理をしていたのだ。ほんと、読んでなかったことがハズカシイ。今さらですが、新しいラグジュアリーを考えるためにも、なぜこんなにファッション企業が縮小していくのかを考えるためにも、読んでおくべき本でした。

インターネットがこれだけ浸透してしまった社会では、すべてが可視化される。もう見栄もウソも通用しない。第一印象はファッションが生むものではない。すでに第一印象を創る情報がネットのなかにある。これまでは見せかけのラグジュアリーでイメージを保っていくことができていたかもしれないが、虚栄や見栄はもはや意味をなさない。自らも仕事も、自分も、短絡的に捨てられることを覚悟せよ。これからは意味のある商品、本質のあるもの、価値ある仕事が人生を満たしていくだろう、というのが骨子といえば骨子。

心にとめておきたいキーワードも満載。詳しい意味を知りたい人は、本書をどうぞ。

・評判が自分に先行する

・ファッション以上に速い言語を人は持ち始めている

・メイカー・ムーブメント:作り手になる

・広告ではなくコミュニケーション。ソーシャルメディアでは企業も人格になる。

・人間が人間であるためには、与えられた環境を否定すること

・富の再配分ではなく、尊厳の再配分

・計画的陳腐化

・reputation capital (評判という資本)

・social capital (人間関係資本):自分自身も他人の資本である

・やりたいことを無視して、自分がやらないと誰がやる、ということをやらないといけない

・自己実現ではなく、社会実現に向かう

・人生の作品化、シグネチャー化:生き方を作品化しないと人は評価してくれない。一方、「見えること=本質の把握」でもない

・信用が重要になり、人間関係が資本となる

・中身化に臨む覚悟

 

すでに8年前に書かれていたことが今くっきりと目の間にある。ここに書かれていないけれど起きているまざまな現実は、8年後の予兆。

仕事を兼ねてOkura Tokyo 泊。

ひっそり。を超えて、がらーんとしたロビー。ゲストよりもスタッフの方が多い。ホテル業界の起死回生に帝国ホテルがサービスアパートメントを打ち出したのは、正しいと思う。30泊36万円より(広い部屋は60万、72万とランクごとに上がっていく)は内容を検討するにつけ安すぎるくらいだと思っていたら、すでに満室だそうですね。他のホテルも積極的に打ち出してほしいところです。

オークラは周囲に大使館も多く、治安は万全です。

クラブラウンジもクローズ、スパもメンテナンスで休止、というわけでホテルの実力を見るにはかなり無理はありました。

リニューアルオープンして間もない部屋はとても使い勝手よくできており、大変快適でした。レイアウトもこれまでの常識を破るイメージでしたが、実際、使ってみると合理的。水回り空間がベッドルームからは完全に見えないようにできる。これは落ち着きます。

極みはビューバスです。虎ノ門の景色が広がり、おふろテレビもついているので、延々と長風呂していられます。大理石の質感もすばらしい。

アメニティはミラーハリス。基礎化粧品セットとしてTHREEのトライアルサイズのボックスがついていたのは嬉しかった。他のアメニティも品質が高く、合理的にそろえられています。

家具の質感、リネン類、照明、すべてが山の手好みの最高峰でとりそろえられています。

夕刻の絶景。

 

iphone 12は夜景を撮るときにすごい力を発揮する。何の調整もせずにこれだけくっきりキレイに。

ハウスキーピングの対応もすばらしく、全てにおいて完璧に見えましたが、サービスの面で「?」という点も、部屋のお水の追加は有料で500mlボトル1本あたり400円+税とか。(たとえば同価格帯のフォーシーズンズはクラブレベルではなくてもいくら頼んでもフリー。) バーでグラスのクリュッグを頼んでみたら、ボトルから注ぐところをみせるべきなのにそのままグラスでもってくるとか。しかも詳細は省きますがちょっと小さなごまかしがあって不信感が残りました。

小さなことですが不信感が2つ重なると「次はない」という気になるんですよね。他山の石。「右の頬を殴られたら左の頬をさし出せ」っていう聖書の言葉、最近はサービスにおいても強引に引き寄せて解釈できるなあと実感します。サービスするならいっそ、すでに赤字ですがおまけでこれもどうですか!?っていうくらいギヴしてみる。そうすると返報性の原理が働くのか、ギヴした以上のことが返ってくるんですよね。即時ではないとしても、しばらくたってみて「あの時サービスしたからこれが返ってきた」ということがけっこうある。ケチると二度と次のチャンスはない。あらゆる仕事や人間関係に言えること。これ、長く生きれば生きるほど真実であることがわかる。あらためて学ばせてもらいました。

今回は、緊縮時でいろいろたいへんだったのかもしれないですね。コロナのあと通常営業に戻ったらクラブラウンジ、スパも含めた滞在で再訪してみたいです。(がんばれホテル業界)

【HINT INDEX BOOK エキュート東京】さんにて『「イノベーター」で読むアパレル全史』を大きく展開していただいているとのことです。


刊行後、一年経ちますが、いまだに話題にしていただき、さらにこうして展開していただけるのは本当にありがたいことです。感謝!

 

 

 こちらもラグジュアリー勉強会で話題になり、今さらながら読み始めました。ラグジュアリーを考えるのに必読の書ですね。Takram 渡邊康太郎さんが紹介した豊饒な言葉のなかに、国分先生による「浪費」と「消費」の違いがありました。

浪費とは、必要以上を受け取ることで、限度以上のものは無理。どこかで止まる。

一方、消費は、概念や意味を吸収することで、外側に基準がある。ゆえに、消費は止まらない。消費は延々と繰り返される。消費は贅沢を遠ざける(!) ←名言でました。

もうひとつ、渡邊さんが紹介した話で面白かったのが、「とりさらわれ」という考え方。人間的に楽しむには、何らかの訓練が必要。一方、動物的に楽しむには没頭すること、「とりさらわれ」ることが必要。とりさらわれることは、ポジティブなことであり、もしかしたら今の瞬間に没頭する動物的楽しみのほうが、人間的な楽しみよりも、「上」かもしれない。

 

ここから連想がいろいろ飛んだのですが、それについてはまたどこかの媒体で。

先週末に恒例のラグジュアリー勉強会があり、第7回目となった今回もまた、時間を忘れるほどの極上の議論が交わされていました。気が付けば3時間以上経過。

その日のゲストはTakramの渡邊康太郎さん。渡邊さんが「たくらんだ」文脈のなかに勉強会参加者10名ほどが取り込こまれ、「文脈を編む」という行為に全員が巻き込まれ、加担していたことに、後から気づかされました。なんとも知的で豊饒な体験。この感覚を言葉にするのは難しいのですが、いずれ、どこかで、何らかの形で、買いてみたいと思っています。

勉強会で名前が挙がった本、+その周辺はとりあえず全部買ってみた。

以下は、その本の山の中から、読了した本。

 

 村上春樹の短編。答えは読者ひとりひとりのなかに。イラストがすばらしいです。こんな絵本を出せたら幸せだろうな。人はどこまで行こうが自分であることから逃れられない。お誕生日のプレゼントにも最適な本ですね。

 このなかに「じょんじゃぴょん」というワードが出てきます。実はこの「じょんじゃぴょん」にがーんとやられ、ビフォーアフターで世界が違って見えるほどの感動を味わうことになります。ラグジュアリーを考えるときにもっとも腑に落ちるキーワードとなる「じょんじゃぴょん」。これは、無用の長物か、あるいはラグジュアリーの核心か。詳細についてはどこかの媒体に書くことになろうかと思います。

 穂村さんの言葉の感覚がツボすぎてそのまま穂村本をコレクション。これも笑いの連続で面白かった。

 

 

 

 

銀座千疋屋。いつもは行列でとても入れないのですが、昨日はあっさりと入れたうえ、店内も2組ほどのゲストのみ。

 

念願のマスクメロンのパフェ。生き返るようなおいしさでした。すべてが、Parfait!文字通りの「完璧」なパフェ。千疋屋ブランドの底力を知る思いがしました。

一粒万倍日の昨日、clubhouse の招待をうけ、登録しました。

夕方、ラグジュアリー研究会を主宰するミラノの安西洋之さんから唐突にお声がかかり、挨拶だけと思って参加したら、今度一緒に企画を始める経営学者の澤谷由里子先生がいらして、3人で話していたところオーディエンスの中に研究会主力メンバーのクラシコム代表青木耕平さんがいるのを発見して引き入れ、さらにミラノつながりで、ジル・サンダーのデザイナーも経験したことのあるHARUNOBUMURATAの村田晴信さんにもミレニアルズ代表として参戦してもらいました。

ディープなポスト・ラグジュアリー議論になって気がつけばかなりのオーディエンスが。しかもD2C界隈のキーパーソンズが大勢聞いていらして、途中からメッセージもいろいろ入り、ちょっとわくわくしました。

フラッシュモブみたいな、一瞬のお祭りのような、しかしとても知的な時間でした。居住地を越えてご一緒できるのもよいですね。テクノロジーありがたし。

 

青木さんは月一回のラグジュアリー研究会でも常に新しい見方を提示してくれます。おそらく今の若手ビジネス界でもっとも頭のいい方のひとりで、この時も、ハレの時間の頻度と濃度の関係について目から鱗が落ちるような指摘をしてくれ、現在のエブリディ・ラグジュアリーを新たな側面から見るための面白い視点を提示してくれました。

今後も時折、ポスト・ラグジュアリー議論が突然始まるかもしれません。(濃度維持のためにもそんな頻繁にはおこないませんが。)よろしかったらフォローしてみてください。@kaorinakano で登録しています。

 

*Forbes に連載しているポスト・ラグジュアリー360°の記事はこちら