繊細な技巧を尽くし、まさかの合わせ技で攻めてくるミズノブのメロンパフェ。インテリアと相まって世界観に一貫した哲学を感じます。出てくるまで30分くらい待たされますが、ワインでも飲みながらじっくり待てという作り手の自信に、妙に納得させられます。

解説イラストも美しく、素敵な制服を着た店員の立ち居振る舞いも自信に満ちている。


メロンそのものの美味しさをどーんと真っ直ぐ堪能させる千疋屋のメロンパフェの王道感は永遠に好きですが、アートなレベルまで繊細な技巧を尽くして美を追求するミズノブの有閑貴婦人感も捨てがたいし、インスピレーションを与えてもらうことが多い。

こちらはチェリーパフェ。中には意外とぎっしりチェリーが入っています。


哲学、伝統技術、美意識に基づくライフスタイルのあるところ、堂々と高価格を提示できるというラグジュアリービジネスを学べる小さな例にもなっています。

アガパンサスの季節ですね。

 

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