Yuima Nakazatoの展示会に伺いました。

植物由来のブリュードプロテイン素材がもつ「縮む性質」を利用した服のデザインに感動。もとは長方形の繊維ですが、デジタル技術を使って伸縮させ、身体に沿う立体的な形状にするのです。この新しい衣服の生成技術を、バイオスモッキングと呼んでいるそうです。

このライダースは、針と糸を全く使わず、ビスだけを使って服を作りあげていく、タイプ1 というシステムで作られています。テクノロジーと職人技巧と未来感覚あふれる美意識の融合に、ワクワクさせていただきました。

デザイナーの中里唯馬さん。着物にヒントを得たコート。細部の技巧が実はすばらしいのですが、そんなことを感じさせないサラリとした忍者感がよいですね。ジェンダーフリーで着用できます。アトリエにはほかにも、羽生結弦さんが着用した天女の羽衣などもあり、奥深い中里ワールドをもっと探究したい思いにかられております。

5月に出版された中里さんの本「中里唯馬 創作の舞台裏」。これまでの作品がどのように作られてきたのか、そのからくり?を披露してくれます。写真集として見ても美しい本です。

中里さんのアトリエにいらしたアシスタントの男性のひとりが、なんと「14歳のときに『モードの方程式』をイギリスで読んで感銘を受けた」と話しかけてくれました。彼はその後セントラル・セント・マーチンズでファッションの教育を受けることになります。そしていま中里さんのアトリエで服を創っている。本って出版してもなんだか苦労のわりには報われない感じがすることも多いのですが、こうして時空を超えて人に影響を与えることもあると知ると、不思議な感慨を覚えます。

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