1971年、まだ無名に近かったデイヴィッド・ボウイのアメリカツアーを追う「ほぼ実話」の伝記映画。遺族は公認していないそう。(そりゃ怒るだろう、という描写)

メンズドレス、ハイヒール、メイクが心の病と結びつけられていた1971年。彼が異星人ジギースターダストにならざるを得なかったプロセスが痛くて衝撃で、ボウイ像が変わって見えた。より深く理解に近づけた、かもしれない。

当時のファッション、音楽シーンの舞台裏は興味深いものの、地味な映画です。

願わくば俳優たちにもうすこし華がほしかったかな。

10月8日全国公開です。

 

監督:ガブリエル・レンジ
出演:ジョニー・フリン、ジェナ・マローン
配給:リージェンツ

1990年代前半のUK音楽シーンの舞台裏が生々しい。ヒロインの心情の変化に伴う外見の変化が圧巻。ていうかヒロイン16歳でここまでやるのか(実話に基づく映画)。

時にイタいヒロインの絶対的自信を支えるテキトーで自然体な深い家族愛が染み入ります。

世界を信じられるということの強さ、これがあるということは最高の幸運なのかも。ちょっとヒロインがうらやましかった。

 

©MONUMENTAL PICTURES, TANGO PRODUCTIONS, LLC,CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION

配給・ポニー・キャニオン
10月22日全国ロードショー

公式HPはこちら

カワードの不滅の傑作コメディ、「ブライズ・スピリット」が2020年に何度目かの映画化。試写拝見しました。

監督は「ダウントン」を撮ったエドワード・ホール。やはりダウントン組のダン・スティーヴンスが主演。ほかにレスリー・マン、アイラ・フィッシャー、そしてジュディ・デンチが楽しそうに古典を演じている。

1937年のファッションと建築、インテリアは眼福もの。

メンズ、レディス共にたっぷり見ごたえあります。詳しくは別の媒体で書きますが、これはイギリス文化×ファッション史×映画史が好きな人にはたまらないと思います。カワードのワクワク洒脱なストーリーとともにお楽しみください。

©BLITHE SPIRIT PRODUCTIONS LTD 2020

配給:ショウゲート
9月10日 TOHO シネマズシャンテほか全国ロードショー

 

「マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ”」試写拝見しました。

インタビュー嫌い、顔出しNGのマルジェラが語る語る!

7歳からの夢を叶えた革命家の生活と一貫した姿勢とは。日本との深いつながりにも驚きます。ゴルティエの弟子だったことも発見でした。ファッション史の学徒は必見です。

監督はドリス・ヴァン・ノッテンのドキュメンタリーを撮ったライナー・ホルツェマーです。

9月17日ホワイトシネクイント全国順次公開
配給:アップリンク
© 2019 Reiner Holzemer Film – RTBF – Animata Productions

「ココ・シャネル 時代と闘った女」のパンフレットにコメントを寄稿しました。

 

 

7月23日公開です。実証のみに基づくドキュメンタリー。20世紀絵巻になってます。おすすめ。

「テーラー 人生の仕立て屋」試写で拝見しました。

アテネ一のテーラーが主人公のギリシア映画。。スリーピース&ポケチとおそろいのネクタイ、のクラシックスーツを着る人がもういないという現実を示唆するシーンから始まる詩的な映像。セリフ少な目の豊かな語り口そのものがクラシック映画的で、いまや貴重になっていることに改めて気づかされました。いちいち心情がセリフで説明されてしまう某大ヒット映画の対極にある佳作です。

9月3日より公開です。配給は松竹。

日経連載「モードは語る」

5日付夕刊では、「グリード ファストファッション帝国の真実」→現実のファストファッション界を振り返る、という流れで書いてみました。

 

「グリード ファストファッション帝国の真実」、6月18日より公開です。

コメントしました。

©2019 COLUMBIA PICTURES INDUSTRIES, INC. AND CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION

 

映画には多少誇張もあるものの、2000年代のファストファッションの愚行がなにをもたらしたのかは、知っておきたい。

公式ホームページでは11人のコメントが紹介されています。

 

JBpress autograph 連載「モードと社会」第12回。

ガイ・リッチー監督「ジェントルメン」の紹介です。「英国紳士のジェントリフィケーション」。

キャラクターの着るコスチュームの話から、ジェントリフィケーションの解釈まで。こちらからどうぞ。

 

〇竹宮恵子「エルメスの道」新版。

 

右のオレンジが旧版。左が新版です。新版には銀座のメゾンエルメス建設にまつわるエピソードも描かれ、さらに読み応えある一冊になっています。ここまでやるのか!という驚きの連続。ブランディングとはなにか、ラグジュアリーの真髄はなにか、考えさせられるヒントが満載です。

こういうのを見ると、感動を通り越して、エルメスにはかなわないなあ……と絶望に近い気持ちさえ生まれてきますね。(いや、超えよう。笑)

 

 

 

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〇婦人画報.jp 「フォーマルウェアの基礎知識」連載Vol. 17  「ブリジャートン家」のコスチュームを解説しました。この時代はブランメル時代どまんなか、超得意分野でもあるうえ、目の保養になるメンズコスチュームが次から次へと登場するのでノリノリで書いております。ドラマ鑑賞にお役立ていただければ幸いです。