たいへん遅ればせながら、謹んで新年のお慶びを申し上げます。

長男が年末に新浦安の大学病院で外科手術を受け、元旦に退院予定だったので迎えにいくべくシェラトンで待機していたのですが、経過が思わしくなく退院が延期に。

ホテルの非常階段に出て初日の出を拝むことに。雲一つなく、ほんとうにすばらしいご来光ではありましたが、やはり心労もあってちょっと寂しい気持ちで眺めていました。

年末年始のシェラトン、家族連れで大賑わいでしたが、舞湯のサウナも稼働しており、疲労はずいぶん癒されました。

元旦はほんとうに美しい日でしたね。海もおだやかで、動く波を見ていたらこちらが動いているような錯覚も生じます。

ひたすら海と空を眺めて息子の快癒を祈るしかなかったのですが。(コロナで面会厳禁なので)

まだしばらくかかりそうということで、いったん撤退。

昨日、ようやく退院となり、少しほっとしているところです。

やはり家族の健康あってこその日常ですね。

みなさまと、ご家族のみなさまにとりましてお健やかな一年でありますよう、お祈り申し上げます。

私は多くを望まず、「足るを知る」の基本を忘れず、鍛錬と修養に努めたく思います。すでに締め切りなど遅れ気味でご迷惑をおかけしている方面もあり、年頭から申し訳ないかぎりです。ローギアな感じの年明けですが、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

翌朝は、新横浜プリンスホテルで開催中のブリティッシュマーケットのチェックです。

 

11時からは、会場からFMヨコハマの生放送がおこなわれました。

フィッシュアンドチップス、ローストビーフサンドなどの英国フードも会場ワゴンカーで販売しています。

ジャーに入ったケーキも人気🇬🇧

ロビーはイギリス&クリスマスのムード。なかなか穴場で侮りがたい新横浜。

1966年制作の映画「Hotel」鑑賞会。

ホテルの総支配人の理想的なあり方が描かれています。

一方、資本家と総支配人の関係、老舗ホテルと新興ホテルとの確執など、シブいテーマも。グランドホテル形式で描かれる数々のドラマが最後に一気に収束する。原作はアーサーヘイリー。

女性が総支配人を誘惑する大胆にしてさりげなすぎるやり方にも倒れます。笑。ジャクリーヌケネディの影響力がファッションはじめ、いたるところに及んでいます。


鑑賞会に先立ち、新横浜プリンス最上階のTop of Yokohama で食事会でした。こちらは、正直なところ、それほど期待していなかっただけに予想以上のハイレベルのお料理で満足感高し、です。周囲に高いビルがないので、見晴らしよき絶景も360°楽しめます。総料理長の石田敏晴さんとアシスタントマネージャー北原和則さんはじめスタッフの今後のいっそうの躍進に期待します。ほんと、ここ穴場。高層階からの眺めに囲まれ、ほっとくつろぎながら美味しいお料理を楽しめるよいレストランです。

総支配人が専門家にして総合職として育てられることが少ない日本のホテルカルチャー。あらゆる教養と貫禄を備えた人間味のあるホテルマネージャーが今こそもっと大勢必要だと感じます。あるいはそんな存在は時代遅れなのか? いや。新時代のホテルにふさわしい総支配人という存在、あったほうが絶対楽しい。

ブリティッシュ&クリスマスの装飾がいたるところに。

ドーム型天井の上は、吹き抜けになっています。

 

朝は朝で光が透き通るほど美しく、また違う表情を見せてもらいました。

帰途の阿蘇山も惚れ惚れするほどの威容を見せてくれました。

不便な所に行けば行くほどお宝はありますね。移動に疲れましたが、とてつもなく美しい景色のなかに身をおくことができたことはこの上ない幸運でした。

夜ではなく早朝(5:00AMくらい)の町です。そもそも超朝型の私は夜9時以降まともに頭が働きません…。

月明りと照明で、昼間とはまた違う表情を見せます。

宿の方が貸してくださった外套は、鬼滅柄。

この雰囲気、映画のセットみたいではないですか?

じわじわと明るくなってくる空もまたよいですね。枯れ木の奥に月あかり。

どの宿でも朝ご飯の準備を始めています。

昼間は人が多かった坂も、ひっそり。人懐こい猫が何匹かいます。

おそらく大分からの方が距離的に近いのだろうけれど、熊本空港から九州横断バスに乗り阿蘇山を越えて2時間、ようやく黒川温泉にたどりつきます。

時間が大正時代で止まったような、レトロロマンな空気が満ちるすばらしい温泉郷です。

九州とはいえ、山奥に近いので、寒い。

こちらは、「のし湯」まわりの風景。

ここは超人気のようで今回、満室で宿泊かなわず。

こぢんまりした町ではありますが、どこを切り取っても絵になります。

次世代に継承していきたい文化があちこちに。

 

西日も情緒演出に一役。


こちらは「みの」ですね。昭和40年頃まで雨具として使われていたそうです。

川にかかる橋も温泉郷の風景には欠かせません。

ちなみにお湯の香りは硫黄味が少なく、とても心よい香りです。

絵葉書にしたい風景が延々と続きます。

公衆電話まで味わい深い。

黒川温泉全体でただ一室のみ!空いていたのがこちら、「わかば」の「きく」という部屋。

建物そのものは古いのですが、部屋のなかはリノベされており、清掃も行き届いていてとても快適でした。残り物に福あり、でした。

なによりも、24時間かけ流しの温泉がお部屋についているのがよい。思いついたら温泉。むちゃくちゃ贅沢です。スタッフもあたたかく、食事も重すぎず(これ実は大事)、快適な滞在を楽しませていただきました。

熊本に取材。初熊本です。

熊本市内を見てから黒川温泉へ、と楽観していたところ、なんと、空港から黒川温泉へのアクセスがとんでもなく不便で一日2本のバスしかない。それに乗るためにはあと3時間あるけれど熊本市に行っている暇はない。という過酷な事実をつきつけられ、レンタカーもお高い高級車しか残っていないのでパス。

しかたなく空港周辺を歩いて時間つぶしするも、「何もない」。

「庄和散髪堂」という店名が、じわる。

みかんが安い。美味しそうだけど、こんなに食べられない。

熊本空港の周辺ってほんと、「歓迎」感がない…。それが健全なのだろう、たぶん。

なんやかやと3時間つぶし、ようやく来てくれた九州横断バスに乗り、黒川温泉へさらに2時間という旅に出る。道中の景色が美しい。

うわー。

途中、阿蘇駅で休憩タイムがあります。

ひたすら絶景に感動しながら黒川温泉へ。

 

 

 

横浜の老舗「かをり」に借景してみました。(笑)


恒例、地元シリーズ。

異国情緒という言葉がよく似合う県庁まわりの建築の数々。

実に壮麗で立派な建築が延々と続き、見飽きません。

休日の横浜はどこもコミコミですが、インターコンチネンタルホテル横浜pier8のレストランは超穴場です。

右に見えるのがpier8。

ピアノ生演奏もあり、テラスも気持ちよい。アラカルトとワインで潮風浴びながらゆったり過ごせますよ。

時折りお向かいの海上保安庁にヘリが来るのもいとをかし。

このホテルはセキュリティもがっちりしておりますが、入り口のセキュリティで、レストランだけ使いたい旨、伝えればOK。

ハンマーヘッド全体が穴場かも。前も書いたけど、ここの下に入っているセブンイレブンは世界中の高級クラフトビールを売っていて、葉巻まで置いている。かなりユニークなコンビニです。

 

ワンピースとコートのアンサンブルは、アクリスです。

カワサキ・キングスカイフロント東急REIから自転車(借りることができます)でゆっくり30分ほどで、京浜工業地帯の工場夜景を見ることができます。そもそもホテルのキーを入れるカードからして工場地帯のシルエットを描いています。

世間的には夜景ですが、私は早朝3:30に起きて向かいました。どうにも夜が弱いのです。

すさまじくあちこち工事をしている高速道路沿いの歩道を漕いでいくと、京浜工業地帯の壮観があらわれます。

マッドマックス怒りのデスロードとか、デイヴィッドリンチのイレイザーヘッドとか、あの手のアート魂が好きな方にはたまりません。

バス停の名前までナントカ工場前、とかコンティナ―前とか、しびれます。

音も匂いもじわじわきます。

しかも寒いです。最高です。

フリッツ・ラングの「メトロポリス」の世界観も思い出します。

単調に繰り返されるファンの機械音、石油のにおい、照明、黒いシルエットに煙。

じわじわと夜が明け朝になっていくと魔法が解けていきます。

カワサキ・キングスカイフロント東急REIの周辺には、先端医療研究のラボやライフスタイルイノベーション系のハイテクな建築が延々ゆったりと続いています。

建物にいちいち感嘆しながら歩くの巻。

ライフイノベーションセンターっていったい何を研究するところなのか…… 建物がホントに素敵。

ジョンソン&ジョンソンのラボは、逆さ台形。写真ではわかりづらいのですが、驚愕。シンガポールのシンボルになっている例のホテルの高層階に泊まったときの恐怖(笑)を思い出しました。

交番まで近未来的。

ここ、ネイルサロンも入っているようなのですが、外からは中の様子が見えません。でもこのコピーにはしびれました。”Demolition for a New Life”  新しい人生のためにぶち壊せ、っていう感じ?

夜は夜で異なる表情を見せてくれます。

照明の使い方からして斬新。あたり一帯、SF映画のような雰囲気になる。

足元をよく見ると、正方形とらせんの図の組み合わせ。頭の良い人たちが働いているんですねやはり(←という頭の悪い私の単純な発想)。

慶應大学の施設も一部に入っているようです。

外からうかがえるインテリアもクール。こういうところで働いてみたい。

着ているロングコートは廣川輝雄さん作です。裏地は赤い薔薇柄🌹

面白さはゲストが適宜掘っていけ、というウェアハウス。発見が尽きません。ただ、何もしなければ何も見つからない退屈なところ。示唆的ですね。

朝食のブッフェもリーズナブル。小さなポット各種にいろいろなお料理が。ステーキの入ったポットが美味しかったです。眺めもウォーターフロントで最高。5スターズホテルとは別のカテゴリーの楽しみ方を開拓できます。