matohuが20周年を記念する長着茶会を根津美術館にて開催。

お茶会は3部に分かれ、
まずは一樹庵にて堀畑裕之さんが立ててくださる薄茶をいただきました。

にじり口から入る「わび茶」の空間のなか、matohu数奇尽くしがテーマ。

大磯窯の蓋にmatohuのモチーフである千鳥が配されていたり、太田垣連月さんの和歌「ちどり鳴くかもがわつうづみ月ふけて そでにおぼゆるよはの初しも」にちなむ菓子「夜半の初霜」が用意されたりと、「わび」の雰囲気のなか、ひとつひとつの演出に意味が濃厚に込められ、深い余韻が残りました。

第二部は披錦斎に会場を移し、関口真希子さんがたてるお茶を堪能。

背後の表具には堀畑さんご自身が墨で書いた千鳥が舞い、先だっての部屋の千鳥とトータルで20羽の千鳥が20周年を祝っていたことになります。関口さんの衣装や小物に配されたブルーのアクセントが、渋い茶器や茶碗たちのなかでとても美しく映えていました。

「古今の境をまぎらす」という堀畑さんの表現そのままに、伝統的な美意識やしきたりを、現代の感覚で解釈した、matohuらしさがあますところなく表現された世界でした。


第三部は弘仁亭に移り、酒肴席。ここでもmatohuの美意識のもとにアレンジされたお料理が供されました。

能登の料亭のお料理と、西麻布レフェルヴェソンスのお料理が交互に。

レフェルヴェソンスの生江シェフも参加されていらっしゃいましたが、スタッフの制服にmatohuを採用するなど長いお付き合いのようです。

上の写真右は、生江シェフ。堀畑さん、関口さんのあたたかくて誠実なお人柄とひびきあうような素敵なゲストのみなさまとともに、紅葉の季節の一期一会を楽しませていただきました。

20周年をあらためて心よりお祝い申し上げます。古今の日本の繊細な美意識を未来へ、世界へ伝える素晴らしいブランドです。


matohuがどのようなブランドなのか、その詳細については『「イノベーター」で読むアパレル全史 増補改訂版』でも一項目を設けて解説しています。ぜひ、お読みになってみてくださいね。

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