
ラグジュアリーの羅針盤 Vol. 47 ギメルのジュエリー
北日本新聞別冊「ゼロニイ」連載の「ラグジュアリーの羅針盤」。Vol. 47は「ギメル」のジュエリーにつき書いています。アートディレクターの穐原かおるさんが、この方にしてこのジュエリーありなのだ、と納得させられた素敵な方でした。
「人間主義的資本主義」による経営はすでに日本でも行われていたのだということを今更ながら知りました。私が無知なだけで、きっと探せばもっとあるかもしれない。日本の企業は奥ゆかしく、あまりこうした「裏側」を喧伝しないところが少なくないようにも感じています。
「ギメル」のジュエリーは、本トークショーが開催された銀座和光でも実際に見ることができます。
パレスホテル東京の宿泊プラン「Tokyo…

中国の経営者の方々に「新ラグジュアリー」講演
来日中の中国の経営者の方々にご指名を賜り、「新ラグジュアリー」の講演をさせていただきました。
2026年最新のデータと中国の事例を盛り込む必要があったため、私自身もかなり勉強になりました。
中国発のブランドとして取り上げたのは、老铺黄金(Laopu…

KASANE ブラウス ECでご購入できるようになりました
かねてよりお問い合わせを多くいただいておりました、私のオリジナルブラウスKASANE ですが、ECにてご購入できるようになりました。
制作のSyuhari さんが運営する専用サイトです。
ご注文を受けてから熟練職人が一枚一枚、手縫いで作り上げていきます。
構想したのは2021年頃で、ビジネスウェアのディレクションを請け負っていた金融機関の女性職員が着るスーツのための、ふさわしいインナーがどこにもみつからない、ということがきっかけでした。
金融機関はアクセサリーを着用できません。なので、胸元にアクセサリーがなくても上品で華やかに見えることが必須。リボンやフリルはNG。Tシャツ型はスーツの襟が汚れやすくなるのでNG。
そうした条件をすべてクリアし、布のテクニックだけで華やかに見せるには???
きものの重ね襟をふわっとさせたようなイメージが浮かんだのですが、もちろん市販の製品には見当たらない。そこで心斎橋リフォームの内本久美子さんに相談したところ、原型となる、かぶり型の重ね襟デザインを創ってくださいました。ただこれがとんでもなく難度が高いうえ、一枚一枚手縫いが必須となるので手間がかかり、手ごろな価格で職員全員に作るにはハードルが高いということが判明しました。
次にこれを制服会社のチクマさんに持ち込みました。ここでも当初難色を示されたものの、辛抱強くお付き合いいただき、数度の試作品を経て、職員様用のブラウスとして一応の完成。この時点ではまだ「かぶり」タイプですが、ベージュ、ネイビーの二色で職員様にご提供することができました。2023年頃です。
ただ、二シーズン目はさすがにこれを作る工場さんからも「難しすぎる」「量産はできない」ことで抵抗にあい、継続は断念せざるをえなくなりました。
あきらめきれず、何軒もの仕立て屋さんを訪れましたが、どこも難色を示されました。ついに「やりましょう」とおっしゃってくださったのが、豊橋のテーラー、Syuhariさんでした。ここでも試作を数回重ねました。一年ほどかけて、ついに前でボタンで着脱できるブラウスジャケットとしても着用できる、いまのところ究極のスーツインナーの理想形を完成させることができました。
ドラム缶洗濯機でガンガン洗っても型崩れなし、アイロンなしで着用できる素材を探し、採用しました。
その後、ある高級車ブランドの最上ラインを扱う取扱店の女性スタッフの制服として、数着ずつ、口コミを通してお作りしておりましたが、昨年あたりから、私がBe…

「スーツポーズ大全」× Be Suits!!
書籍「スーツポーズ大全」(ホビージャパン)と動画Be Suits!! のコラボ撮影。
監修をさせていただく「スーツポーズ大全」は12月発売予定のスーツ写真集。コスプレイヤーのモデル二人がマンガやアニメ、ゲームのスーツキャラクターを描きたい人のために多様なシチュエーションのポーズを決めていきます。ネクタイやスーツの裾をひらりとさせるための職人(!)や元コスプレイヤーのカメラマンも熱闘、オタク魂全開の撮影現場でした。
掲載される数千枚のスーツポーズ写真はトレースフリーとなります。
Be…

英国王室と薔薇 Richesse ウェブ公開
Richesse誌掲載の「英国王室と薔薇」についての解説がウェブ公開されました。
それにしても昨夜のDigger プレミエのキャサリン妃とウィリアム皇太子はさすがの貫禄でしたね。
(Prince…

『眺めのいい部屋』4Kリバイバル上映 コメント寄稿
ジェームズ・アイヴォリーの不滅の傑作『眺めのいい部屋』が4Kリバイバル上映されます。
コメントを寄稿しました。
原作、脚本、音楽、インテリア、衣装、風景、そして…

激しい力は向ける方向を変えよ 「ラグジュアリーの羅針盤」Vol.46
「ラグジュアリーの羅針盤」Vol. 46 ウェブ公開されました。
《愛染明王坐像(あいぜんみょうおうざぞう)》は、弓を天へ向けて引き絞る、珍しい姿をとります。愛欲や執着ã…

ニコライ・バーグマン「KUMIAWASE」
フラワーアーティスト ニコライ・バーグマンさんの25年にわたる創作の軌跡を収めた写真集『KUMIAWASE 組み合わせ』が発売、ローンチパーティーに伺いました。
おめでとうごã�…

幼児教育のリーダーのための勉強会で「エレガンスという品格」講演
幼児教育のリーダーのための勉強会にお招きいただき、「エレガンスという品格 おとなのふるまいが、最初の教材になる」というテーマで講演させていただきました。九段会館…

ロイヤルの肖像 番外編 ノルウェー:ソニア王妃
25ans 連載「ロイヤルの肖像」、12月号のトリとしてどなたを描くか、さんざん迷ったのですが……。結論として、候補のお一人として挙げていたソニア王妃は誌面では今回、扱われないことになりました。とはいえ、とても強い芯を感じる王妃です。なので、私的な番外編として、こちらに掲載させていただくことをご寛恕いただければ幸いです。
(連載「ロイヤルの肖像」は9月末発売の11月号、10月末発売の12月号のあと2回。魅力とパワーあふれる方々のポートレートを、どうぞお楽しみに)
Top…

雅耀会第8回 CSRではなくビジネスとして地銀の頭取レベルと連携せよ
第8回雅耀会を、国際文化会館にて開催しました。ゲストは、財務省大臣官房企画官で、前EU日本政府代表部参事官の二宮悦郎氏。テーマは「日本の工藝を世界へ 外需と海外販路のグランドデザイン」です。
二宮氏の問題提起は明快でした。日本の工藝が海外で十分に売れていないのは、価値がないためではなく、作品をふさわしい市場へ運び、その背景を翻訳し、価格をつくり、売り切り、利益を作家と職人へ戻す「仲介機能」が失われているから。
単発の海外展示で「すばらしい」と言われても、市場は育ちません。必要なのは、実際に買っていただくこと。アートフェアで販売実績を積み、価格と信用を育て、次の取引へつなげること。備前焼をベルギーのキーパーソンと結び、現地アートフェアで初日に完売した事例には、その具体的な方法が凝縮されており感銘を受けました。
発信についても、誰に何をどう売るのかを定め、そこから逆算して言葉と見せ方を組み立てろと指南。支援やCSRの対象としてではなく、適正な利益を生み、地域へ還元できるビジネスとして工藝を捉え直し、地銀の頭取レベルと連携する。厳しい指摘の一つひとつが、工藝を持続させるための現実的な道筋へつながっていました。
会場には、作り手、ギャラリー、金融、行政、政治、教育、メディアなど、異なる現場を担う50名を超える専門家の方々が集まりました。熱気と迫力のこもった質問は途切れず、議論は予定時間を越えて続きました。自らの地域や仕事を持ち寄り、「一緒に動きたい」という声が次々に上がり、会の終わりには次の実践への道筋が見え始めていました。
雅耀会が目指してきたのは、英国のWalpoleのように、ラグジュアリーを担う人々が有機的につながり、互いの知見を生かして、世界へ価値を届ける日本独自のネットワークです。大きな箱を先に作るのではなく、売れる実例と意欲ある人を「アメーバのように」つなぐ。今回、その輪郭が構想から実働へ一歩進みました。二宮さま、ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。
The…

スーツ360年の歴史を55分で 「渋谷のラジオ」
今年は「スーツ」生誕360年。
「渋谷のラジオ」にお招きいただき、1666年10月7日のチャールズ2世による衣服改革宣言から21世紀の現在にいたるまでのスーツの歴史をお話させていただきました。
時代の転換を象徴する4曲を厳選しました。それらを含めて55分間の番組になります。
聞き手はチェシャさんです。
放送は、9月27日(日)朝8:00~…

TELMA 2027SS 日本の産地の職人と連携し、不完全も活かす美学を伝える
TELMA展示会。
日本の各産地の職人と連携し、オリジナルの生地を創り、不完全も活かす日本の美学を伝える。一点一点が個性的で、強く心に訴えかけてくる。
テーマは「THE…

MIKIMOTO ハイジュエリー「エクラ」コレクション
9日、銀座MIKIMOTO本店にて、ハイジュエリーの新作コレクション「エクラ」の発表会が開催されました。
クオリティとボリュームが想像を超えてくる、驚きが延々と続く圧巻のç‚…

皇居三の丸尚蔵館が全面開館
皇居三の丸尚蔵館が全面開館します。記者発表会に伺いました。
皇室に受け継がれてきた美術工芸品は約6,300点。
興味深いのは、文化庁による指定が令和3年に始まったばかりだということです。それまでは、皇室のものを指定するのは恐れ多いとされてきました。現在の国宝は10件、うち6件が書。指定はこれから増えていきます。
11月3日開幕の「皇室の至宝…

「ロイヤルの肖像」ヴィクトリア皇太子の巻 ウェブ公開
「ロイヤルの肖像」Vol. 10 スウェーデンのヴィクトリア皇太子、ウェブ公開されました。
夫ダニエルはジムのトレーナーでした。7年かけて王室にふさわしい教養を学び、婚約ã�…

「Esquire」に掲載いたただきました 『エレガンス入門』
「Esquire」にて森岡書店の森岡督行さんに『エレガンス入門』を「今読むべき4冊」のなかの1冊として選んでいただきました。
「本書は流行やぜいたくの指南書ではない。人生ã‚…

38㎝の制約の向こうに MIZEN
MIZENのコレクション。
きもの幅38センチという制約の向こうに、精緻な設計が施された自由奔放な服の世界が広がる。螺鈿の光沢を生かしたドレスも大胆に進化して別格の迫力でした。
使われている技法と考え方に関するわかりやすい解説があったあとでの作品登場は、説得力があり、いっそう理解と感動が深まりました。
MIZENの寺西俊輔ディレクターについては『「イノベーター」で読むアパレル全史…

雅耀会 第8回のご案内 「外需と海外販路のグランドデザイン」
少し時間が空いてしまいましたが、雅耀会は健在です。第8回は、財務省大臣官房企画官の二宮悦郎氏をお迎えします。
二宮氏は、ベルギー・ブリュッセルの欧州連合(EU)日朅

シックと粋の正体 GQ 10 月号
GQ 10月号発売です。
Dress Chicの特集のなかで、フランス文化の大家、鹿島茂先生にインタビューした記事を書いています。
シックってそもそも何?
いつどのような文脈で生ã�…

