本日、10月7日はスーツの誕生日でございます。
10月7日をスーツの誕生日と考える根拠はこちらです。サミュエル・ピープスの日記、1666年10月8日の記録。11行目あたりから 「国王陛下は昨日、枢密院において、衣服の流行を定め、それを決して変更しないという決意を宣言された」。
ここでベストが導入され、3ピーススーツの歴史が幕を開けます。
バースデー説はほかに18日説や12日説などいくつか散見されますが、私はこちらの文献を根拠としました。他説の根拠がわかったら是非教えてくださいね!
この日、いったい何が生まれたのか? なぜそんな宣言をしなくてはならなかったのか? に関しては「スーツの文化史」(「スーツの神話」の電子書籍版)に詳しく描いておりますので、ご関心のある向きはお読みになってみてくださいね。
まずは本日、スーツ好きな方あなたもあなたも、スーツのお誕生日をお祝いしましょう。
Today, October 7th, marks the birthday of the suit! 🎉👔
This date is based on Samuel Pepys’ diary entry from October 8, 1666, which states:
“The King hath yesterday in Council declared his resolution of setting a fashion for clothes, which he will never alter.”
This declaration introduced the vest, marking the beginning of the three-piece suit’s history.
While other dates like the 18th or 12th are sometimes cited, this primary source forms the basis for our celebration. The introduction of the vest (waistcoat) was a pivotal moment in fashion history.
Curious about what exactly was born that day and why such a declaration was necessary? For a deeper dive, check out “The Cultural History of the Suit” (kindle version of “The Myth of the Suit”).
Whether you’re a suit enthusiast or simply appreciate fine tailoring, let’s celebrate the suit’s birthday today!
異文化リテラシーがますます重要になっていくこと
ファッションが農業と結びつかざるを得なくなっていくこと
政治(労使関係、国際政治問題、人権)との関わりを考えることがファッションにとって必須になっていくこと、など。
LVMHプライズの審査員として初回から関わり、世界の状況を肌感覚で知る第一人者としての栗野宏文さんに世界の話を、ヨーロッパ、とりわけイタリアの実情をリアルに知る安西さんの話を、中野が聞いてまとめています。ユナイテッドアローズの商品の話には一言もふれていません。国内でのビジネスもここでは一切議論にあげていません。世界に照準を据えて、スタートアップを考える方はぜひご一読ください。