12日、13日に、ザ・プリンス パークタワー東京にて、Tokyo Music Cruise 2017が行われました。
バンケットルーム、チャペル、屋外庭園などホテル内各所を会場としてライブを展開する、大人の音楽フェス。
各日、午後3時からミッドナイトまで、1グループおよそ40分くらいの持ち時間で、入れ替わり立ち代わり、さまざまなジャンルのライブを演奏する。
「大人の」とはすなわち、「座れる」ということでもあるのですが(←これ重要。笑)。ゆったりと座って、シャンパンを飲みながらライブを楽しむ、これがよいのですね。
初日夜の、ISEKI with JUNK FUJIYAMA、鳥山雄司&BENI、二日目のNAO Yoshioka、そしてUnlimitid tone (guest 澤田かおり)のライブに参加しました。
立ち見のお客様もいて、親密な空間のなかに心地よい熱気があふれ、なんとも楽しい時間を過ごしました。それぞれにカラーが異なり、個性的でレベルの高いパフォーマンスだったのですが、とりわけUnlimitied toneが醸し出す空気感にはやられました。平成男子の作り込まないファッション、素直に感情を吐露する歌詞も好感度高い。撮影禁止だったので写真がなくて残念ですが、2017年夏の記憶として心の中にずっと焼きつきそうです。それにしても「チェンジ」とか「自分から変わろう」みたいなことを歌っているシンガーが多いことに気づく。「そのままずっと」じゃダメなんですね、今は。
今年で3回目、着実にファンも増やしているとのことですが、来年もぜひ伺いたいと思わされました。
ライブを口実にパークタワーに宿泊。なのにシャンパン飲み過ぎと前日までの寝不足がたたってミッドナイトライブ中は爆睡してしまったという情けなさ……。
土曜日のライブということもあってほぼ満室で、希望のタイプの部屋がなく、幸運にもプリンススイートに格上げしていただきました。
113㎡、バーカウンターまである広々とした素敵なお部屋でした。
このホテルは今、順次、内装の改装を進めています。上のプリンススイートは改装前で、シャンデリアまでがリッチ感を添える、20世紀的な美しさにあふれる空間なのですが(これはこれで好きです)、よい機会なので、改装後のお部屋も見学させていただきました。
改装後はこんな都会的な質感になっています。ツインルームです。
(たんすのように見えますが、中には冷蔵庫や食器やお茶セットなどが。覆い隠すだけでホテルの無機質な印象は薄まり、温かみのある空気が生まれます)
インテリアデザイナーは、エービーコンセプトのエド・グ(ED NG)氏。シックなブラウンを基調としながら、ブルーが随所に使われていて、なんというか、21世紀的なラグジュアリーを感じさせてくれる空間になっています。同じホテル内でありながら、インテリアでかくも印象が違ってくるとは。改装後のフロアは、廊下のカーペットもスタイリッシュです。
クラブラウンジでは朝から夜までほぼ終日、時間帯に応じたリフレッシュメントが用意されています。東京タワーの絶景を活かすために、インテリアの枠には赤が効果的に使われています。スタッフの制服もかわいいのですが、デザイナーはアートマージナルのミネオマサル氏。
このエリアは周辺の散策も気持ちがいいですね。東京タワーと増上寺。
こちらは重要文化財である旧台徳院霊廟惣門。左右に立つのは木造仁王像で、港区指定有形文化財になっています。
このあたり一帯をパワースポットと呼ぶ人がいることにも納得。歴史の重みと緑の量感が都会的に溶け合う場所。
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