伊勢型紙の美しさと価値をご存じですか
伊勢型紙を使い照明器具をつくる高橋完治さんを取材。伊勢型紙を4000枚譲り受けた経緯や、半導体業界から全く畑違いの伝統工芸アートの世界に入った経緯を伺いました。 詳しくは後日記事にしますが、この型紙の可能性、無限にありそ […]
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でも、Kaori さんは、なんと 2651 件ものエントリーに貢献されたことを誇りに思いましょう。
伊勢型紙を使い照明器具をつくる高橋完治さんを取材。伊勢型紙を4000枚譲り受けた経緯や、半導体業界から全く畑違いの伝統工芸アートの世界に入った経緯を伺いました。 詳しくは後日記事にしますが、この型紙の可能性、無限にありそ […]
フォルテさま30周年おめでとうございます。フォルテが扱う全ブランドと、新作の発表会。 フォルテさまとは、四半世紀ほど前に創業者の吉岡さまとウェブで対談したころからの長いおつきあいです。いまやニッチフレグランスを語るときに […]
(No. 1とNo. 2から少し投稿の間があいてしまいましたが)ししいわハウスNo. 3。西沢立衛さんの設計。 日本の木造建築にオマージュを捧げてあり、各部屋が縁側や中庭でつながります。 ヒノキが多用され、お風呂もヒノキ […]
ドキュメンタリー映画「わたのまち、応答セヨ」のコメントが公開されました。 人々の予測できない反応を巻き込みながら、クライマックスに向けて着々と感情が盛り上がっていく骨太なドキュメンタリーです。 「美の継承」に国境はないの […]
大阪万博、モナコ公国のレセプションにお招きいただきました。 ピエール・アンドレ・キアポリ財務大臣、ディディエ・ガメルダンジェ駐日モナコ大使はじめモナコ公国の関係者の方々にあたたかくお迎えいただきました。 モナコのパビリオ […]
初校ゲラが届きました。 大幅に増補・改訂し、500ページ近い本になりそうです。 ラグジュアリーブランドの系譜から伝統工芸をアップデートするクリエイターまで。20世紀を更新したデザイナーから21世紀を動かすカリスマ経営者ま […]
ししいわハウスでは多様なアクティビティプログラムを用意しています。その一つのトレッキングプログラムで、小浅間山の山頂まで登りました。標高1655メートル。 ほんの少しだけ高いところに行って戻ってきただけなのに、世界がちょ […]
ししいわハウス No. 2 こちらが3棟のなかではメインの建築になります。やはり一目でわかる坂茂さんの設計。(例:スイデンテラス) 切妻屋根と無柱のトラス構造による開放的なパブリックスペースで、旅人どうしの交流も促されま […]
ししいわハウスにプレスツアーで伺いました。 ししいわハウスは、中軽井沢にある3棟からなる次世代ラグジュアリー感覚を満たすリトリート。1はオーナーのフェイさんが、日頃世界各地にいらっしゃるファミリーが集うための施設として建 […]
4月20日(日)20:00~20:55 、ミュージックバード「プレジデント・ステーション」でラグジュアリーをテーマにパーソナリティのお二人と話したトークが放送されます。詳細はこちら。
雅耀会(ラグジュアリー文脈で伝統工芸を考える会) 第3回のお知らせです。 第2回で明らかになった課題の一つに、「伝統工芸がラグジュアリー市場に適応するためのプロデュースやマネジメントの重要性が十分に認識されていないこと」 […]
やまこきのこ園@浅間山のふもと 取材見学。 きのこの種類によって生育環境条件を細かくコントロールして多種多様なキノコを育てていらっしゃいます。壮観。 キノコは盛りを過ぎてしまうとそこにキノコバエがとんできて幼虫の栄養にな […]
大丸松坂屋百貨店のWEBで「これからのラグジュアリー」をテーマにインタビューを受けました。 こちらでお読みいただければ幸いです。 I was recently interviewed for the official w […]
『「イノベーター」で読むアパレル全史 増補改訂版』(日本実業出版社)6月20日発売です。アマゾンや楽天などでも予約受付中です。 大増補・改訂しております。日本のイノベーターを新しく多く取り上げさせていただいています。ご協 […]
万博に合わせ、神戸ファッション美術館で「世界のお祭りと舞踏衣装」展が始まりました。 インドネシア、カメルーン、タイ、中国、ブータン、イタリア、コンゴ、グァテマラ、フィリピン、日本など。すべてに映像つき。 映像とともに紹介 […]
香りの世界でも、「ラグジュアリー」の再定義が進んでいます。ケリング傘下でグローバル展開を加速させる〈ハウス・オブ・クリード〉は、新作「エラダリア」を通じてその最前線を示しました。 朝霧に包まれた幻想的なローズを、3種のロ […]
きもの、伝統織物の取材をするたびに 「ぜひ、書いてください」と言われることがある。 謎ルールにとらわれず、自由に着てほしい!と。 季節による着分け、場面による細かいルール、主に明治以降に生まれたそんな「ルール」なるものに […]
琉球紅型の工房を訪ね、職人たちにお話を伺った取材記事がウェブでも公開されました。 戦後の混乱の中、「そこら中に転がっていた」銃弾や廃材を道具に変え、王族の衣装だった紅型を復興させた職人たち。苦難を力に変えてきた沖縄の精神 […]
4日付夕刊から、日経新聞で新連載が始まりました。テーマは 「ラグジュアリー・ルネサンス」 です。 いま日本では、西洋中心のラグジュアリー観から離れ、日本独自の文化的オリジンに根ざした「リアリティ」や「本物の豊かさ」を求め […]
国の支援×伝統工藝×ラグジュアリーのイベント、拙いファシリテーターを務めましたが、各地からご参加いただいた方々からの鋭い質疑応答のなかに学ぶことが本当に多く、忘れないうちに備忘録としてメモしておきます。 ◎「伝統的工芸品 […]
雅耀会第2回、「国×伝統工藝×ラグジュアリー」の回。国際文化会館にて。ファシリテーターを務めました。 名古屋、金沢はじめ遠方からのゲストも多く、産地、教育機関、プロデューサー、メディアの方々からの鋭い質疑に対する応答で盛 […]
「わたのまち、応答セヨ」の紹介記事です。さびれゆく繊維の街の地味な話かと思って見たところ……撮る人が撮られる人を変えていくドキュメンタリーの底力を感じました。ラスト、ロンドンで遭遇する奇跡に泣きました。
「ラグジュアリーの羅針盤」Vol.29 「銃弾を拾い、祈りを染める 琉球びんがたが伝える物語」公開されました。 沖縄戦のことが、こうした美しい伝統工藝を通じて後世に伝わっていくのだということを体感した取材でした。「鉄砲の […]
ラグジュアリー文脈のなかで伝統工藝を考える会の第2回目は、「国の支援」がテーマです。経産省中部産業局からお二人をお招きします。 2年で異動になる経産省のお役人とは思えない(偏見ごめん!)、炎のような情熱と賢さと愛らしさを […]
雪がちらつく寒い日でしたが、阪急メンズ東京で開催中の「香りで巡る日本の美」ポップアップの中で開催されたトークイベント「日本発の香水ブランドと次世代ラグジュアリーの新しい可能性」を無事終えることができました。 寒い中、立ち […]
日経新聞連載「モードは語る」第100回最終回、「服装が語りかけることとは」。 フランクリンの毛皮帽とゼレンスキ―大統領の黒シャツが語ることをどのように解釈するのか。 私の「ファッション観」も込めています。 私家版ですが英 […]
朝日新聞から依頼を受け、「破れないストッキング論争」の背景を解説しました。 紙版では3月5日付夕刊に掲載されています。ウェブ版は有料会員への全文公開になりますが…。 技術論としてはたしかに、「美しく薄い質感」と「強度と耐 […]
アカデミー賞授賞式。昔ほど熱心にフォローしていないのですが、アダム・サンドラーがブルーのスウェットパーカで出席し、ドレスコードを派手に破って追い返された「シーン」が印象的でした。帰り際にサンドラーが抱きついたのは、全身黄 […]
日本の香水ブランドだけで百貨店で特集が組める時代が到来したのです…。2000年あたりから限りなく細々とかすかに(笑)香水普及のための発信を続けてきた身には、感無量です。 3月8日(土)には、Parfum SATORIの調 […]
Artists’ Fair Kyoto 2025。京都新聞社地下も会場になっております。 ここがもう、あやしいのなんのって…。展示もその雰囲気に相ふさわしい、あやしい作品が多くて相乗効果でゾクゾクする空気を醸し出している […]
展覧会プレビューの翌日は、千總工房の見学と取材。 詳しくは後日記事にて、なのですが、さすが470年の歴史を誇るだけあり、和のデザインの一大アーカイブも持っていらっしゃいました。デザインの数、2万点。有名なデザイナーの和柄 […]
京都伝統工芸館。千總ギャラリーのすぐ近くにあり、立ち寄ってみました。 京都伝統工芸大学校(学校法人二本松学院)関連の施設らしく、講師や学生の最新作品も展示されています。どのように伝統工芸がアップデートされているのかよくわ […]
京都の3か所の会場でArtsits’ Fair Kyoto 2025 が開催。プレビューに伺いました。 まずは臨済宗大本山 東福寺。東福寺そのものが初めての体験だったのですが、いやもうスケールの大きさが予想以 […]
今回宿泊したのは、ぎおん美先。 スタッフが全員外国人で日本語を話し、ゲストも外国人ばかり。 外国人が好む、というか期待するであろう京都らしさがしつらえられている。 こじんまりしているが設備もインテリアも最先端。朝食も素朴 […]
アーチストの加藤泉さんと、創業470年を迎える老舗の千總がコラボした展覧会が千總ギャラリーで開催されています。 記者会見と内覧に伺いました。 加藤泉さんと、千總社長の磯本延さん。 加藤泉さんと、蒲池工芸の蒲池正太さん。今 […]
Q JAPAN 4月号特集はTokyo New Ivy。 ブリティッシュ・アイビーについて解説しました。 とはいえ「ブリティッシュ・アイビー」なる用語は当のイギリスでは使われず、日本独自の分類・解釈により生まれた言葉&ス […]
北日本新聞「ゼロニイ」3月号、連載「ラグジュアリーの羅針盤」Vol. 28 「金箔の声を次世代に伝えたい」。 金箔の製造方法はもちろんのこと、金箔が100%金沢でつくられていることも、あぶらとりがみの由来が金箔を押す紙で […]
さっそくですが、雅耀会第2回のお申込み受付が始まりました。 「伝統工藝の未来を拓く—国の支援とラグジュアリーとの新たな可能性」 ゲスト:寺村英信さま 経済産業省 中部経済産業局長 ゲスト:磯貝智子さま 経済産業省 中部経 […]
表参道スペースOにて、Yumi Katsura 60周年を記念した展覧会が開催されています(24日まで)。 桂由美さんが「花嫁の笑顔のために」行ってきた数々の革新的な作品にはとてつもない技巧がほどこされ、まじかで見る迫力 […]
ブルネロ クチネリ表参道店B2 アートサロンで、千舟堂・岡垣祐吾社長をお迎えして雅耀会「輪島塗の物語 災害を乗り越え、共感の輪を未来へつなぐ」を開催いたしました。 ブルネロ クチネリの経営哲学を反映した洗練された空間で、 […]
これ、素敵じゃない? なんと、陣羽織なんですよ。 やまとの展示会なかでも最も楽しみにしているkimono by nadeshiko のデザイナー、金子茉由さんの作品。シャーリングを入れ、硬いシルエットの陣羽織に丸みを演出 […]
原色があまりにもまばゆい「アメリカンビレッジ」。単なるショッピング&エンターテインメント施設ではなく、沖縄の歴史・文化・経済が交差する象徴的な空間である。 アメリカンビレッジがある北谷(ちゃたん)は、かつて米軍基地に囲ま […]
一休.com でも「カジュアル」ランクながら高評価だったTWIN-LINE HOTEL YANBARU OKINAWA JAPANが「あと一室」という人気ぶりだったので思わず予約してみた。沖縄本島北部の名護市に位置する新 […]
名護パイナップルパーク。べたな観光スポットで、イカゲーム味もあるなーと思いながら当初は期待していなかったのだが、本気のアグリツーリズムアトラクションを頑張っており、最後はここまでやるのかと感動した。 沖縄の農産業において […]
ネオパークオキナワ。通常の動物園のように柵や檻で動物を囲うのではなく、大規模なフライングゲージ(網で覆われた広大な空間)を活用し、鳥類はじめ動物たちを半自然環境で飼育している。生態系再現型のアニマルパーク。 特に、熱帯・ […]
芭蕉布協働工房ぱちぱちの会長、津波洋子さん、藤尾かおりさんに取材をさせていただきました。 沖縄の築70年を超える普通の民家はどこもこんな感じだそうです。すだれをわけて、戸を引くと玄関はなくてすぐに居間。 ひとりひとりが原 […]
今回はレンタカーを借りての沖縄縦断取材で、運転のストレスが大きかった分、移動の自由も大幅に拡大しました。 以前に公共交通の便がなくて断念した瀬底島も、今回はたどり着くことができました。 ヒルトン沖縄瀬底島リゾートの前に着 […]
琉球王朝時代からの伝統工芸、染の技法、紅型(びんがた)の取材。 城間(しろま)びんがた、第16代目の城間栄市さん(47)、第15代目の城間栄順さん(91)、そして工房の方々にお話を伺いました。 県外からの若い方が継承して […]
世界遺産、那覇市の識名園。 琉球王朝時代の別邸。日本庭園のようでありながら、中国式のスタイルも交じっており、そのブレンド感がザ・琉球を形成しています。 落ち葉一つ落ちていない庭園。散策してているだけで心が落ち着きました。 […]
一週間弱ほどかけて沖縄(本土)の伝統工芸の取材をおこなった。 外から見れば、おそらくワーケーション?な感じなので取材オンリーではないですが。これ以降のいくつかの投稿にて半分取材、半分観光みたいなのが続きます。 とはいえ、 […]
ここ一年以上、『「イノベーター」で読むアパレル全史 増補版』(仮タイトル、6月刊予定)にもっとも多くのエネルギーを割いています。ファッションを巡る状況が5年前から激変しており、多くの重鎮が亡くなり、多くのクリエイティブデ […]
Tokyo FM President Stationで収録でした。パーソナリティは金子一也さんと川越塔子さん。 日本各地の経営者の方々がメインリスナーと伺い、ラグジュアリー文脈のなかでの日本の各地の可能性を話してきました […]
日経のコラムにコンパクトにまとめたとはいえ、ほんとうに多くの豊かな言葉で日本のラグジュアリーについて語ってくださったパオラ・ゲイスさんのインタビューでした。英語ですが、全文を公開いたします。 Part 1 Part 2 […]
日本で一か月を過ごしたラグジュアリーホスピタリティーのエキスパート、Paola Gheis 氏にインタビューした記事を書きました。日経連載第99回、「モードは語る」です。 日本のラグジュアリー・ホスピタリティについて、ま […]
横浜美術館、リニューアルオープン開会式㊗️ 「横浜の歴史」「多様性」という視点から豊富なコレクションが新たに展示される。著名な作家の名画の数々からヨコハマの歴史を切り取った写真、陶磁器、彫刻にいたるまでとにかくたっぷりあ […]
Precious3月号「着なおし」特集。巻頭でコメントしました。レッドカーペットでも同じドレスを違う印象で「着なおす」ことで好感度を上げている方もいらっしゃいますね(実例写真本誌)。PR提供があるとしても、毎回「タイムレ […]
ガイリッチー監督「アンジェントルマン」試写。 WWII下、ウィンストン・チャーチルとイアン・フレミングが設立した非公式秘密戦闘機関<実話>。 これがフレミング原作の「007」へと続いていくわけですね。 派手なアクション連 […]
Yuima Nakazato展「砂漠が語る宇宙と巨大ナマズの物語は衣服に宿るか」。内覧会に伺いました。 先週、パリで発表されたばかりの新作から、近年のコレクションにいたるまで、唯馬さんの世界が天空でたっぷり堪能できる。 […]
SPUR フレグランススクールにてインタビューを受けました。「愛」にまつわる香水です。こちらでどうぞ。 愛といっても十人十色十香。同じ香りであっても嫌いになればとたんにfishyに感じられるなど、嗅覚といっても単独では存 […]
ブルネロ クチネリから新作香水6種のコレクション発表。 時代を超えるクラッシックな香調(シトラス、いちじく、アンバー、レザーなど)を文学的に洗練させ表現したブルネロ クチネリさんらしい高級人文路線のラインナップ、Inca […]
MIZEN×牛首紬の<加賀乃織座>オープニングの翌日には、金沢の「箔座」で金箔の取材させていただきました。実際に職人さんの仕事を試させていただき楽しかった。知らないことばかりで新しい世界がひらけました。(詳細後日記事に) […]
石川県白山市に、牛首紬×MIZEN白山店<加賀乃織座>がオープンしました。 工房見学に続き、店舗でのオープニングパーティーでは、遠方からも多くのファンや支援者が駆け付け、白山工房の西山博之さんやMIZEN寺西俊輔さんによ […]
牛首紬の復活のストーリー、後編が北日本新聞「ゼロニイ」に掲載されました。 前編では、途絶えかけていた牛首紬の伝統を、まずは建築業で経済基盤を築いた西山家が資金を注ぎ込み、復興させるまでのストーリーを書きました。 今回公開 […]
SPUR3月号別冊としてフレグランス・ジャーナルがついてきます。まるごと2025年の香水予報。 アンリ・ジャックについてコメントしました。買える買えないは別として、これだけ大量の香水が発売されるなかで一つの基準になってい […]
WEB版で大反響のあったパリコレ詐欺の記事、23日の朝日新聞朝刊に大きく掲載されました。 今、公式スケジュールも発表されているので、パリコレを謳うブランドが正規かどうかはそちらで確認できます。 後藤記者のねばり強い取材に […]
Nikkei The STYLEに寄稿した「スーツが映す時代の美意識」が全文、ウェブ公開されました。有料会員でなくても全文お読みいただけます。 英語版も作りました。noteに掲載しています。 また、長谷川彰 […]
パリコレ詐欺に関連した話です。 「オートクチュール」という言葉も1945年に登録された法的に保護されている用語です。フランスオートクチュール・プレタポルテ連合会が認めたデザイナーのみがオートクチュールのブランドと名乗るこ […]
横行する「パリコレ詐欺」につき朝日新聞・後藤記者が鋭く追及しています。コメントに協力させていただきました。こちらでお読みいただけます。 「パリコレ出ました」吹聴ブランドも騙されていることを知らないのか、日本人の無知につけ […]
1月11日(土)大安、J-Lux Salon あらため雅耀会が始動しました。アドバイザーを拝命し、基調講演をさせていただきました。「次世代ラグジュアリーと日本の卓越技能の未来」。 ラグジュアリービジネスの現在 / ウェル […]
全方向から、さらに分解された内部の構造から、歴史上の衣服の詳細を視覚的に明らかにする驚きの西洋近代服飾史。447ページにおよぶ、ずしりと重いオールカラーの写真本は類例がない。長谷川彰良さんの情熱の結晶、『近代服飾史の教科 […]
日経の記事として扱わせていただいた「ザ・リュクスプレナー」の著者、エリザベス・ソラルにインタビューした記事の全文をnote に公開いたしました。3パートに分けています。 In Conversation with the […]
本日12日付のNIKKEI the STYLEに「スーツに宿る内部の美学」というタイトルで寄稿しました。分解マニア長谷川彰良さんの功績にフィーチャーしつつ、スーツ360年の歴史を2000字余りで一筆書き解説しました。この […]
11日付の日本経済新聞夕刊連載で、『ザ・リュクスプレナー』の著者、エリザべス・ソラルさんにインタビューした記事を書きました。電子版はこちら。 「ラグジュアリーは、哲学である」と言い切り、この分野で起業するための心得と方法 […]
昨日は今年の初出張、日帰りで高知。フレッシャーズのぴんと伸びた姿勢にこちらの気持ちまで洗われる。初心に還り、希望を語り続けようとあらためて決心する。 帰途の空港売店では、激辛からフレッシュまで、柚子胡椒を数種類、購入しま […]
ラグジュアリーの研究が楽しい理由のひとつは、 この業界に関わる人々のコミュニケーションの作法である。 ヨーロッパのラグジュアリービジネスに関わる方々の多くは、うっとりするくらいに美しく、情緒に訴える知的な英語を使う。 心 […]
<ラグジュアリー文脈のなかで日本の卓越を支援する>サロンの第一回のご案内です。 続く災害で大打撃を受けながら何度も立ち上がり、世界で共感の輪を広げている輪島塗がテーマです。ブルネロ クチネリ ジャパンに賛同いただき、表参 […]
「ラグジュアリーの羅針盤」VOl.26がウェブ公開されました。「牛首紬の復活」ストーリー、前編です。 建築業から伝統工芸の復活・継承に携わることになった西山家の奮闘。こちらでお読みいただけます。 建築業から伝統工芸の復活 […]
一年の締めくくりのお礼に明治神宮に参拝。こちらに立ち寄った直後にいつも新しい運を開く出会いがあります。 それに気づくのも気づかないのも自分しだい、と後からわかり、つまり参拝後に雑念が薄らいで世界の景色が少しフレッシュに見 […]
少し前、18日の話になりますが、明治記念館Kinkei(金鶏)でランチにお招きいただきました。来年、周年記念となる明治神宮(そして明治記念館)のプロジェクトのなかでお仕事をすることになり、そのお打ち合わせです。 赤坂仮皇 […]
ロンドンから武内秀龍さんが、富山から武内希璃さんが東京にいらしていてキャッチアップ。富山の老舗呉服店、牛島屋社長の武内孝憲さん(富山中部の後輩)の息子さんたちです。 秀龍さんはグッチ、ボッテガ、ディオールなど名だたるラグ […]
昨日のお知らせに続きまして、さっそく第一回のサロンのご案内です。 Salon Explore #001 会食&トークセッション 輪島塗の物語 災害を乗り越え、共感の輪を未来へつなぐ ゲスト:岡垣祐吾 千舟堂/岡垣漆器店 […]
2025年からJ-Luxe Salonが始動します。アドバイザーを拝命しました。感謝しつつ、まずは半年、謹んで務めさせていただきます。 ゼロ回の講演として、1月11日(土)大安の日に、「次世代ラグジュアリーと日本の伝統、 […]
北日本新聞ゼロニイ連載。牛首紬の西山博之さんに取材した記事が出ました。 代々伝わる「家」でないところが伝統を継承するというのは大いにあり。その模範的な実例を見せてくれるのが西山さん。
こちらも少し時間差投稿になりますが、クリスマス直前に伺った毎年恒例の「シー」とシェラトングランデ。 シーの方は、これまで行っていなかったニッチな方面に行ってみました。 「ジャンボリミッキー」もかぶりつきで拝 […]
日経新聞連載「モードは語る」。14日付夕刊ではスマートラグジュアリーを掲げるジェミオの創業者、ポリーヌ・レニョ―氏にインタビューした記事を書きました。電子版はこちらです。 英語版はnoteにアップしています。 超高価格に […]
ラグジュアリーの価格は本当に不条理だ。というのも、ラグジュアリーの価格を最終的にどうでもよくしてしまうのが、感情だからだ。昨今、一部ではとくにアート市場と同じような感覚で価格がつけられている。バッグが数百万円。それでも買 […]
年末の各アワードが乱立するが、今年は「名品」と「時計」で審査員、コメンテーターを務めさせていただいた。こういう機会は市場に出回る最高級を見比べながら学べるので ほんとうにありがたく思う。 「買えない(価格)だから見ない」 […]
Precious 1月号 「新時代の最愛名品リスト28」に協力させていただきました。 サンローランのピーコート、マメクロゴウチのワンピースについてコメントしています。 また、今月号には別冊「ウォッチ・アワード・ブック」が […]
WWDからご依頼を受け、穂積和夫さんの追悼文を寄稿しました。 あらためて、ご冥福をお祈りいたします。
「ラグジュアリーの羅針盤」Vol. 25 公開されました。 「マイルドヤンキービジネス」とNewsPicksが呼んだ日本の大衆ビジネスの大ヒット。作り手が「他人の目を意識して演じる」ことではなく、「ありのままの姿を見せる […]
エストネーション2025SS、こちらは「ESTNATION THE JOURNEY」のデビューライン。 日本古来の素材や染色方法に注目して商品開発がおこなわれています。 トップ写真は京都墨流し染めを滋賀県の浜ちりめんのシ […]
エストネーション2025春夏展示会。 新しく「エストネーション・ザ・ファースト」というラインが始まります。公的なシーンで活躍するエグゼクティブに向けた知性と品格を際立てるコレクション。 円柱のようにしっかりとした芯を持ち […]
PITTI IMMAGINE がJFWO(日本ファッションウィーク推進機構)とパートナーシップを締結。プレス発表会がイタリア大使館でおこなわれました。 日本のクリエーションだけでなく、日本のメディアやファッションシステム […]
ありがたいことに、本当に多くのクリエーターや経営者に取材させていただいたが、 長い時間をかけて成功していったブランドないし企業は 「物語」として価値を伝える力がずば抜けている。 起業ストーリーを俯瞰して、試練やアップダウ […]
カマラハリスの功績は、テーラードスーツの威力を普及させたことにあるだろう(ほかにもあるのだろうが、ここではファッションの側面に限り話をさせていただきます)。 最初にテーラードスーツを作ることになったとき、ああ、男性は「お […]
北日本新聞「ゼロニイ」12月号が発行されました。「ラグジュアリーの羅針盤」Vol. 12にて「欧州ラグジュアリーと日本発大衆向けサービスの共通点」について書いています。 リアルであること、本物であること、がこれまで以上に […]
価格と価値の問題は、ラグジュアリー領域の話題では避けて通れない。 バナナを粘着テープで壁にはった「作品」が9億超で売れたというニュースには脱力した。作者はアート界のジョーカーことマウリッツイオ・カテラン、購入者は中国の暗 […]
石川県の牛首紬展、日本橋高島屋で開催されております。白山工房の西山博之さんに牛首紬復活のユニークなストーリーを取材しました。 牛首紬展は12月3日まで。西山さんもアテンドしていらっしゃいます。ぜひこの機会に! お話の最後 […]
ファッションイラストレーターの巨匠、穂積和夫先生が逝去されたという知らせを深い悲しみとともに受けとめています。 アイビーボーイはアイビースタイルのアイコンとして世界で親しまれていますね。THE JAPANESE DAND […]
次世代ジュエリーブランド、Gemmyo創業者ポリーヌ・レニョー氏にインタビューする機会をいただきました。彼女が掲げる「スマートラグジュアリー」がカプフェレ教授(ラグジュアリー論の権威)と一緒に練り上げたコンセプトと聞いて […]
エルメスというブランドを心から尊敬しているし、文字通り「時を超える」高品質や時代を先駆けるイノベーションも最高級ブランドの名にふさわしいと思う。 ただ、その製品、とりわけ一部のバッグをめぐるあり方というか構造には疑問を抱 […]
ファッション(外見への気配り)に無関心であることは美徳だという意見がある。 今の日本政府の中枢にも根強くある。 高潔な知性を働かせることにエネルギーを注いでいるので、 装いや振る舞いという「取るに足らないこと」にまで気が […]
見て見て私すごいというアピール欲を抑制できず、大混乱を引き起こした可哀そうな女性PRさんを見て思い出した礼法がある。 「前きらめきを慎む」-自分の能力や個性を人前で得意げに見せない。 小笠原敬承斎先生『誰も教えてくれない […]
20代にイギリス文化を研究する環境に偶然、身を置いて以来、 その面白さに魅了されてきたのだが、 2年ほど前に「RRR」を見たときに世界が反転する衝撃を受けた。 ジェントルマンシップという倫理は、時代に応じて変化する。19 […]
Mikako Nakamura 20周年、おめでとうございます。 銀座・和光で記念のイベントが開催されました。上は挨拶をする三加子先生。 幕間に駆けつけてお祝いにいらした中村橋之助さんのめでたき舞を間近に拝見できて眼福の […]
スマートラグジュアリーを掲げるフランスのジュエリーブランド、Gemmyo が日本上陸、お披露目会。 ショップの建築は佐野文彦さんで、日本とフランスのよき折衷をめざしたという。フランスの丸い柱、大理石の天井。日本の細尾の装 […]
先日、お伺いしたポーラ文化研究所でご恵贈いただいた本、『平成美容開花』。これが優れた平成美容史になっているのです。 コロナ禍において、研究員のみなさまが平成に出版された美容誌やファッション誌をくまなく読み込んで研究。その […]
LVMH傘下のベルモンド(ラグジュアリートラベルのブランド)が、イングランドとウェールズで初となるラグジュアリー寝台列車「ブリタニック・エクスプローラー」を発表。 2025年7月、「ブリタニック・エクスプローラー」はロン […]
試写。「市民捜査官ドッキ」。タイトルで損してますが、一瞬たりとも目が離せない快作です。振り込め詐欺の被害者が元締めをつかまえるまでの実話に基づいた韓国映画です。 詐欺集団の手先として軟禁されている男のSOSを、被害者が受 […]
試写。ナイーブな金髪の美青年だったドナルド・トランプが悪徳辣腕弁護士ロイ・コーンに導かれて誰も手に負えないモンスターに化けるまでの衝撃の半生。 恩知らずで冷酷でエゴイスティックな冷血ぶりが公開されても大統領に選ばれてしま […]
米大統領選は日本のテレビを見ない人間にとっては、予想通りの結果でした。 さて、ドナルド・トランプのマッチョイズム全開に対し、独自の立場をとっているメラニア・トランプを興味深く見ている。 息子を理由に、ファーストレディとし […]
日経新聞連載「モードは語る」。11月9日付では「若者のウェルネス疲れ」について書いています。電子版は有料会員限定ですが、こちらです。 英語版はnoteに掲載しています。 挙げた例はダリのシュールレアリスムとアルトーの残酷 […]
金沢・香林坊で「伝統文化を未来へ」繋ぐことをテーマにしたシンポジウム。 「伝統工芸の担い手問題を考える」セッションでは、金沢箔と加賀友禅の、それぞれの経営者と若手後継者のお話。若き後継者の夢と希望にきらきらした姿がまぶし […]
ブルネロクチネリ2025SSメンズ。テーマは「ACTS OF INSTINCT(本能的な行動)」。もっと自由にスタイリングを楽しもう!という提案。 「マイアミヴァイス」と「グレートギャッツビー」の自由なスタイリングが着想 […]
ブルネロクチネリ2025SS。まずは香水のニュースから。 すでに発売中の2種の香水に加え、来春、6種の新たな香水が加わります。左(ベルガモット)から右(レザー)へ、色が濃くなるとともに深みと艶が増していきます。「天上への […]
西洋の紋章だけでなく、日本の家紋も視野に入れ、比較文化的に歴史を読み解く意欲的な本。 著者の安田裕貴さんは、Xで「ゆづき@西洋紋章学」というハンドル名で紋章の知識を発信し続けている若い独立研究者です。 まずはクラファンの […]
資生堂オープン イノベーション プログラムfibonaと、ポーラのマルチプル インテリジェンス リサーチセンターmirc の共同研究に、先月に引き続き外部講師としてお招きいただきました。 未来のウェルネスとウェルビーング […]
少し時間があいてしまいましたが、朝日新聞11月5日付朝刊文化欄「選挙ファッション重視、過去の話?」でコメントが掲載されました。 米大統領選各候補につき、配偶者、副大統領、その配偶者、そしてそれぞれの党の支持者にいたるまで […]
定期の高知出張です。過去3年くらいずっと快晴でしたが、今回は台風→線状降水帯の影響で雨です。あめにけぶる風景もどこかおとぎ話のような幽玄な印象。トップ写真は行きの飛行機からの富士山ですが、10月最後の日にも冠雪は見られま […]
スペインのラグジュアリーセクターでビジネスをする方が来日、お声がけいただいてお話を伺いました。 初来日にもかかわらず、3週間でディープで広範な日本を体験していらして、私よりもはるかに日本の最先端をご存じで驚愕でした(私が […]
幻想的な金魚たちが織り成すアートの世界が、銀座三越新館アートアクアリウム美術館で展開されています。 赤い光に包まれた金魚鉢には、妖しさが漂うヒガンバナが絡まり、異界への入り口を感じさせる佇まい。「百花繚乱」の世界に水中を […]
期日前投票に行ったついでに、近隣でありながらこれまで足を踏み入れたことのなかった辺りを歩いてみた。高速インターチェンジの高架下周辺になる。整然と手入れされた表通りからほんの2,3分歩き進んだだけで別世界が広がっていた。 […]
北日本新聞別冊「ゼロニイ」連載、「ラグジュアリーの羅針盤」Vol.24は、輪島塗職人に取材した記事です。話を伺って一週間後、輪島は豪雨に襲われ、再出発したばかりの職人さんも再度、絶望の淵に立たされました。何を書いても偽善 […]
SPUR 12月号、発売です。 「読む『宝石と腕時計』」特集で協力させていただきました。宝石を連想させる文学の言葉を探せ、というミッション。 ボードレール、シェイクスピア、キーツ、宮本輝、三島由紀夫から探してきました。本 […]
1666年10月のチャールズ2世による衣服改革宣言は、スーツのシステムを生んだという意味でも画期的でしたが同時に、ラグジュアリーの意味を変えたという意味でも注目に値します。 それ以前、宮廷は誇示的消費を宮廷の特権とするこ […]
大阪・うめだ阪急で開催されたブルネロ クチネリ顧客様イベントでラグジュアリーに関するサロンレクチャーを2回、行いました。テーマ「1920年代の文学サロン」に似つかわしいようVIPルームも装飾され、スタッフのみなさま、顧客 […]
ココ・シャネルがコスチュームジュエリーによって金融資産とエレガンスを切り離してしまい、1920年代にふさわしいエレガンスを示したことで結果的に女性解放をもたらしたように、 金融資産とラグジュアリーを紐づけず、新しいラグジ […]
サロン・ド・パルファン2024。 上はイギリス発のブーディカ・ザ・ヴィクトリアス。存在感大。 ナルシソ・ロドリゲスはじめ、今年初登場の高級ブランドが多いし、クリベリ様、さとり様はじめ調香師自ら解説してくれるしで、祝祭感最 […]
企画を途中まで進めながら「その後なくなりました」という通告を出すメンズファッション誌が出てきたり、王者的存在だったメンズファッション誌が休刊になったり、かつての栄光と誇りはどこにといったという感のある界隈に […]
H&Mグループが2025年までにヴァージンダウンの使用を廃止するなど、ファッション業界全体がファーのみならずダウンも使用を控える方向へとますます進んでいることを受けて。NewsPicks comment をこちら […]
ファッション用語で頻出する「スタイル」というのは、少なくとも英国紳士学においては、「いい・悪い」ではなく、「ある・なし」で語られる。 「スタイルがある」とは、「強い信念がある」とほぼ同義で、ファッショナブルかどうかという […]
朝日新聞13日付「万博 デザインの挑戦」というコシノジュンコさんインタビューの記事。最後に万博とファッションについてコメントしました。 コシノさんの言葉が力強い。「今を感動することが未来に通じる」という名言。 朝日新聞の […]
12日付日経コラムのこぼれ話です。 そんなわけで輪島・千舟堂の岡垣社長は、ブルネロ クチネリの表参道店で展示販売会をすることになった。 輪島塗の作品をクチネリの店舗に搬入するにあたり、岡垣社長は「お礼に服を買おう」と思い […]
日本経済新聞連載「モードは語る」。12日付夕刊では、ブルネロ クチネリ・ジャパンと輪島千舟堂の交流「秘話」を書いています。 この内容は、私が自主的に輪島に取材に行ってはじめて判明したことでした。紙幅の関係で書ききれなかっ […]
きものやまと表参道コンセプトショップ、12日にオープン。おめでとうございます。レセプションに伺いました。 きものやまとの全ラインナップに加え、アクセサリー、バッグ、履物、傘など、表参道限定のすてきなアイテムも扱っています […]
GQ誌上で斎藤幸平さんと対談した記事が、ウェブ版に公開されました。 ラグジュアリー/クラフツマンシップ/サステナビリティ、が主なテーマです。 編集部・高杉さん、ライターの松本さんにもお世話になりました。ありがとうございま […]
職人さんにもいろんなタイプがいる。指示されたことを忠実になぞるのが得意なタイプと、自分のオリジナリティをついついどこかに発揮したくなるタイプ。 ただし、その2タイプも厳密に分かれるわけではない。指示されたことを忠実におこ […]
本日、10月7日はスーツの誕生日でございます。 10月7日をスーツの誕生日と考える根拠はこちらです。サミュエル・ピープスの日記、1666年10月8日の記録。11行目あたりから 「国王陛下は昨日、枢密院において、衣服の流行 […]
すでにXとThreadsに投稿して何日か経っているのですが、いまだに反響が多いので、こちらにも載せておきます。モーニングと燕尾服の違いに関する話です。影響力のある多くの方がアレを「燕尾服」と堂々と書いていたり、「フロック […]
パルファンサトリの待望の新作「WABISUKE」が完成、発売の運びとなりました。まずはおめでとうございます! 調香師の大沢さとりさんから直々にご紹介いただきました。フレグランスエキスパートの地引由美先生もご一緒で、「WA […]
トッド・スナイダー氏へのインタビュー記事がウェブ版GQで公開されました。こちらです。 あのウールリッチが今シーズンからステージを変えます。伝統モチーフはそのままに、ちくちくしない、イタリアのカシミア100パーセントの新し […]
フェリス女学院大学 緑園都市キャンパスで「ラグジュアリーの変遷と時代を創るファッション」というテーマで講義をさせていただきました。150名の学生さんたちの丁寧なコメントシートも拝読し、一層のやりがいと使命感を感じておりま […]
資生堂のオープン・イノベーション・プログラムfibonaと、ポーラのマルチプル・インテリジェンス・リサーチセンターmircがタッグを組んで、次世代のウェルビーイングの価値を創造する前衛的な研究がおこなわれております。 資 […]
朝、BBCが大きく報じていたのがマギー・スミス(89)の訃報でした。女優としてのキャリアは長いですが、晩年のはまり役、ヴァイオレットおばあさまとしての数々のしびれる名言も記憶に鮮やかですね。 「もし論理を求めるなら、イギ […]
トッド・スナイダー氏のインタビューに関し、メインの記事はGQでの公開までお待ちいただくとして、こぼれ話。 雑誌の表紙に書かれた「アルチザン(職人)」という言葉に、トッドは「ああ、これこれ」という表情で強く反応した。 その […]
MIKIMOTOが今年6月にパリで発表したハイジュエリーのコレクション”The Bows”が銀座ミキモト本店7階でお披露目、プレス発表会に伺いました。一般公開は9月28日~10月14日。ただ、この […]
北日本新聞別冊「ゼロニイ」10月号発行されました。「ラグジュアリーの羅針盤」Vol.23 「ゲストに迎合するのではなく、啓蒙せよ」。 ラグジュアリーに関する講演をするたびに受ける、「富裕層に気に入られるにはどうしたらいい […]
24日、ウールリッチの新クリエイティブディレクターに就任したトッド・スナイダー氏にインタビューさせていただきました。米WWDから今年のメンズウェアデザイナー・オブ・ジ・イヤーに選ばれるなど、最も注目を浴びるデザイナーの一 […]
LEON 11月号発売です。LEONには珍しく、ビジネスウェアがスタイリングされておりますね。 特集「チラリズム The Art of Teasing Glimpse」において巻頭エッセイを寄稿しました。お近くに本誌があ […]
谷崎ばかり引用しているこの頃ですが、それだけインスピレーションの宝庫ということでご寛恕ください。最近の量産型整形顔というのでしょうか、あらゆる手段を講じてみな同じ顔になっていく現在のトレンドを見ていて、女性みずからが、個 […]
SPUR 11月号「私が愛した香水物語」でインタビューを受けました。フレデリック・マルに香水を選んでいただいたときのエピソードを紹介しています。お近くにSPURがありましたらご覧ください。 さて、フレデリッ […]
8月31日におこなわれたDesign Week Kyoto 2024の内容が写真とともに公開されました。 私が話をさせていただいたプログラム3「モノづくりの持続性」はこんな楽しい図解でまとめてくださっていました。 かえ […]
つい先週、家を失い復興も進まない中、それでもプレハブで工房を建てて仕事を進める輪島塗の職人さんたちにお話を伺ったばかり…。追い打ちをかけるような大雨の災害はあまりにも理不尽です。職人の命のように調整していらした道具や材料 […]
現代の日本には真面目な人が多い。ただ、自己啓発が好きすぎて、自己啓発病、みたいになっているのじゃないかと見えることもある。他人が勧める方法論をぐるぐるなぞるばかりでますます均一・横並びになっている。インスタグラムでアピー […]
数年前に5年間アドバイザーを務めていた大好きなホテルでランチに招かれた。すれ違ったスタッフが全員覚えていてくれた。 当時は年柄年中イベントばかり企画開催していたが、スタッフにとっては成長の機会になり仕事の大きなモチベーシ […]
千舟堂/岡垣漆器店の岡垣祐吾社長に、輪島塗りの世界を丸一日かけてご案内いただきました。 下地塗り職人の七浦孝志さん、沈金職人の高出英次さんにじっくり取材させていただいたほか、多くの工程を統括する「主屋(ぬしや)」である岡 […]
13日に能登・輪島に輪島塗の取材に伺いました。 震災から8か月半経っているのに、まだまだこのような状況があちこちに残る。滑走路も道路もところどころひびわれており、バウンスする。大破したまま撤去もされない家屋 […]
HOSOO Couture 第二章発表会、ブルガリホテルにて11日に開催されました。3種類のゴージャスな西陣織の生地を主役とする10型のコレクションはタイムレスで高級感にあふれています。 「ブリンク」というまつげのような […]
日本古来の知恵と世界初のiPSテクノロジーを融合させた日本発のスキンケア、TEUDU発表会が12日におこなわれました。 TEUDU=手水。 防腐剤を使わないと聞いて驚きましたが、肌の菌のバランスを最大限に整える「菌との共 […]
12日におこなわれたHAYAMA AROMANCE 発表会。ブランドを立ち上げた真海英明さんが徹底的に考え抜いたコンセプトの話、日本でもっともキャリアの長い調香師である森日南雄さんの話がリアルで興味深かった。 調香師を探 […]
日経連載「モードは語る」。昨夕は、ラグジュアリーの持続にとって不可欠な職人の地位向上の提言を書きました。有料会員限定ですが記事はオンラインでも公開されています。こちらでお読みいただけます。 掲載した写真は、丹後のデザイン […]
JBpress autographにて、『ジョン・ガリアーノ 世界一愚かな天才デザイナー』レビューを書きました。 AIには書けないであろう私的な偏りの強い感想文、を意識しています。ご高覧いただけますと幸いです。
午前中は銀座で宝飾業界の方々にラグジュアリーについての講演。午後は新宿・京王プラザでホテル業界のトップセミナーで、ラグジュアリーをテーマにした講演でした(もちろん、ご参加者に応じて内容を変えています)。 (京王プラザ43 […]
Design Week Kyoto 2024 「ものづくり対話」、終了しました。新幹線が一部終日運休になったため、私はオンラインに切り替わりました。 パネリストの方々はじめ、ご参加のみなさまの問題意識をたくさんうかがえた […]
東洋流の文学芸術の理想は、新しい美を独創するのではなく、古えの詩聖や歌聖が到りえた境地へ、自分も到達すること……という谷崎潤一郎の指摘。日本の産地の職人さんが「無名でいたい」という背景の一部にはこうした美学があるかもしれ […]
GQ 10月号 アルチザン特集。 クラフツマンシップとサステナビリティをテーマに斎藤幸平さんと対談しました。本誌をご覧いただけたら幸いです。
セルジュ・ルタンスの新作「La Fille Tour de Fer (鉄塔の娘)」発表会。エディション虎の門、テラススイートにて。 テラススイートのあちこちにセルジュ・ルタンスの世界観を伝えるディスプレイが飾られ、薔薇の […]
〇ゼロニイ連載最新版、「ものぐさの価値を説く勤勉家」、ウェブ公開されました。 〇Design Week Kyoto 2024 台風が直撃しそうで微妙なところですが……31日登壇です。1600-1800 の部です。気候状況 […]
ニッコースタイル名古屋に滞在するのは二度目でしたが、 ホテル内インテリアのあちこちにsuzusanのランプやクッションなどが置かれ、すべてにおいて1年前よりバージョンアップしている印象。 外から見た建物は素っ気ないたたず […]
栗野宏文さんとsuzusan村瀬弘行さんのトークイベントがニッコースタイル名古屋にておこなわれました。 テーマはエモーション。 面倒なことを時間かけてやることの価値とか、 時を忘れて子供のようにひたすら遊ぶことの価値とか […]
藤原竜也さんのラジオ番組「宇宙一受けたい授業」コーナーにお招きいただきました。 テーマは「ハイブランド」。 藤原さんが最近、DiorのTシャツばかり着ていてそれは成金ぽくない?とスタッフに笑われていると知り、じゃあ、ハイ […]
WWDから依頼を賜りまして服飾史上のアラン・ドロンの功績(とりわけ日本に与えたインパクト)を書きました。 これからも何度も引用されることになる永遠のアイコンであろうと思います。
LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン・ジャパン合同会社主催のハイポテンシャル セールス エキスパートの研修で、“What is Luxury? Past, Present and Future” をテーマに講演させて […]
ゼロニイ9月号発行されました。 「ラグジュアリーの羅針盤」Vol. 22 「『ものぐさ』の価値を問う勤勉家」。 声量が減り、声がしわがれることを自然の理として受容する歌い方を上品とみなす、という地唄の世界の発想に思わず正 […]
松岡正剛さんはあと20年くらい活躍されるのだと思い込んでいた。 『日本文化の核心』もみずみずしくて、読み直していたところだった。鋭い視点、奥行きも幅もある思考は、目指したい北極星のようだった。 『性とスーツ』を「千夜千冊 […]
有川一三さんが「これを読んで人生が変わった」と推薦していた、鈴木鎮一さん著『愛に生きる』を読む。バイオリンの「スズキメソード」の鈴木先生の本。人間が「才能をのばす」ために必要なシンプルな真理が豊富な具体例と共に紹介されて […]
アラン・ドロンが旅立たれました。メンズファッションの世界では殿堂入りの感あるスタイルアイコンで、女性ファンばかりでなく男性ファンも世代を超えて多いと想像します。 アランドロンはメンズ誌でコート特集が組まれると必ず登場しま […]
中里唯馬さんが主催するFashion Frontier Program 、セミファイナリストの方々を対象に「新しい時代のラグジュアリー」というテーマでオンライン講演をいたしました。昨年に続き、二度目ですが、内容はこの一年 […]
日経新聞夕刊連載「モードは語る」、17日付ではHONESTIESの代表、西出喜代彦さんに取材した記事を書いています。 電子版は有料会員限定で恐縮ですが、こちらからお読みになれます。 本文にも書いていますが、「障害の社会モ […]
☆西洋型ラグジュアリーの語源から導かれるイメージには 「色欲」(lust) 「繁茂」(luxus) 「光」(lux) がある、と『新ラグジュアリー』の中でも書いているのですが、 日本の取材を重ねて実感するのは、日本型ラグ […]
アルビオンアート有川一三さんの講演を聞く機会があった。 世界一のジュエリーコレクターである。何点か持ってきていただいたジュエリーを間近に見たときのまばゆさというか「なんだこれは?!」という衝撃もすさまじかったのですが、そ […]
「ハイブランド」がテーマのラジオ番組にお招きいただきおしゃべりしてきました。 笑いの絶えない楽しい時間になりましたが、あらためて実感したのは「普通の人はディオールの創業者のことを知らないし、どのコングロマリットの傘下なの […]
「世界一美しいスターバックス」と称されている富山環水公園スタバ。 世界一うるさいのではないかと思われるインバウンド客で中も外も満席でした。
富山・立山町のヘルジアン・ウッド。ビューティー&ウェルネスをコンセプトにしたヴィレッジです。富山駅から車で30分くらい。 周囲は昔ながらの田舎で、田舎道をドライブしていたら、さらっとさりげなくお洒落な空間が現出する面白さ […]
文字通り田んぼが一面に広がる富山・布目におしゃれなカフェが出現。「布目の森 Bloom Note Flower & Cafe」。木目を生かした建築は木の香りがして、店内ではセンスよい植物も扱っています。気持ちが […]
DESIGN WEEK KYOTO 2024 が8月最後の週に開催されます。 8月31日の「モノづくり対話」第3部で、MUJUNの小林新也さん、MIZENの寺西俊輔さんとともに話をする機会をいただきました。コーディネータ […]
朝日新聞より取材を受けてコメントしました。男性のジュエリー人気に関する記事、本日付けの朝刊文化欄に掲載されています。ウェブ版は有料会員限定ですがこちら。 お近くに朝日新聞がありましたらご覧くださいね。
suzusanの2025年春夏展示会。テーマは「プレイ」。ディレクターの村瀬弘行氏が、子供のころの遊びの記憶をもとに有松絞を使って多様な「プレイ」柄をデザインしたコレクションです。 村瀬さんはこんな風に書きます。「ただひ […]
W. David Marx著 “Status and Culture”日本語訳が筑摩書房から刊行。おめでとうございます㊗ 22年に英語版が出たときにDavidからご恵贈いただき、Xにアップしたら黒 […]
君塚直隆先生が監修した本、2冊。ともにマニアックな小ネタもおさえられ、初心者から専門家まで楽しめそう。 まんが版『エリザベス女王二世』をさっそく読了したのですが、巻末には「エリザベスのお悩み相談室」まであって、女王の名言 […]
前後表裏のないアンダーウェアを手がけるHONESTIES(本社・大阪府泉佐野市)。CEOの西出喜代彦さんにお話を伺いました。 インクルーシブで社会課題を解決する画期的な商品。詳細は後日、記事化します。
婦人画報9月号発売です。『「ハレ」の日のバッグ』特集で巻頭エッセイ書きました。現代におけるハレとケの意味を考えるのがサブテーマになっています。 見かけられたらお手に取ってご覧くださいませ。北海道特集も眼福です。 酷暑が続 […]
ゼロニイ8月号掲載の記事がウェブ版に公開されました。こちらでご覧ください。 これまで下請け扱いされてきた地場産業の職人さんにもどしどし脚光を当てていきましょう。すばらしく美しいものを創る彼らが海外ブランドとも同格に扱われ […]
久々に感動したランチ。神楽坂のメゾン・ド・ラ・ブルゴーニュ。香水のエキスパート、地引由美さんのおすすめレストランです。このお店の構えからしてここはブルゴーニュですかという雰囲気なのですが、料理する方もサーブする方も全員、 […]
横浜の山下公園近くにシルク博物館がある。横浜開港百年記念事業として、神奈川県&横浜市&シルク業界の協力によって1959年に開館。 1階ではかいこから製糸、染織などの工程を詳しく学ぶことができ、2階では古代から現代までの日 […]
猛暑だしドレスだしで、諸々の面倒を考慮してホテルニューグランド泊。食事やパーティーなどではよく利用させていただくけれど泊るのは初。ザ・クラシックホテルの風格があり、いまはほとんどのホテルが省略してしまったような古きよき「 […]
メンズクラシック界の重鎮、マエストロアカミネこと赤峰幸生先生の80歳傘寿の祝賀パーティー。横浜ホテルニューグランドにて。 端正な装い、スマートな動作、たしかな弁舌、あたたかい人柄。大勢の後進に慕われる信念。こういう80歳 […]
北日本新聞「ゼロニイ」8月号が発行されました。「ラグジュアリーの羅針盤」Vol. 21は丹後の豊島美喜也さんに取材した記事です。 麻布台ディオール内装のメタリック装飾(トップ写真)はこの方の作品。 ロンドンTOTO。 銀 […]
ELLA Kの新作ORCHID Kの発表会。調香師でブランド創設者のソニア・コンスタンによる解説。ソニアはジボタンのマスターパフューマーでもあり、数々のブランドの有名香水も手掛けている。受賞も多々。 深いブルーが印象的な […]
「とやまファン倶楽部世話人」というのを務めていて、年に一回、知事や富山県庁幹部職員を囲み、有識者(私まで入っているのでそう呼んでいいのかどうか?ですが、同じ高校の一学年下に在籍していた映画監督の本木克英さんも世話人のひと […]