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「シャネル le 19M」展に見るブランドのあり方 ウェブ公開されました

北日本新聞「ゼロニイ」連載「ラグジュアリーの羅針盤」Vol. 36がウェブ公開されました。こちらでお読みいただけます。シャネル「Le 19M」展に見るこれからのブランドのあり方について書いています。 誰と、どのように生産 […]

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CFCLのニット戦略 「装苑」12月号に寄稿しました

「装苑」12月号ニット特集。 ニットといえば、CFCL。代表の高橋悠介さんに取材した記事を寄稿しました。 シャツもドレスもニットで作ることで「ニット=CFCL」のブランディングにスピーディーに成功。技術力に支えられた、考 […]

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著者インタビューを受けました【前編】

ジャパン・イノベーション・レビューさまより著者インタビューを受けました。 前編が本日公開、こちらからお読みいただけます。……が会員登録がある方のみ全部読めるようになっているようです。恐縮です。 アルマーニとオニツカ・タイ […]

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新時代のエレガンスとは? 25ans 12月号に寄稿しました

45周年を迎えた「25ans」の巻頭リレーエッセイ「新時代のエレガンスとは?」。12月号でアンカーを務めさせていただきました。 創刊時は「赤文字系」雑誌全盛でした。レイアウトぎゅうぎゅうで学生モデルをつめこんだアレです。 […]

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スーツの歴史解説 『御堂さん』11月号

『御堂さん』11月号。 「装い文化の履歴書」という特集でインタビューを受け、スーツ360年の歴史について話し、読みやすい記事にしていただきました。 『御堂さん』は、浄土真宗本願寺派が発行する文化誌で、信仰・芸術・暮らしを […]

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シャネル展が示したこれからのラグジュアリーのあり方

北日本新聞別冊「まんまる」連載「ラグジュアリーの羅針盤」Vol. 35。 森アーツセンターで開催されたシャネル展が示したこれからのラグジュアリーのあり方について書きました。参加された丹後のダ・ヴィンチ、豊島美喜也さんもと […]

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意味をまとうジュエリー Gemmyo日本上陸から一年

パリ発のジュエリーブランド〈Gemmyo(ジェミオ)〉が日本に上陸して一年。創業者夫妻、ポリーヌ&レニョ―とシャリフ・デべス氏が来日し、渋谷トランクホテルでプレスランチが開催された。ブランドの今後と日本市場への展望などを […]

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イタリア大使公邸の庭園でブルネロ・クチネリのショー

ブルネロ・クチネリ氏が来日、イタリア大使公邸でショーが披露され、クチネリ氏の情熱的なスピーチを堪能しました。 紅葉を思わせる華やかな庭園のライトアップ。雨が降らなくてほんとうによかった(一日ずれていたら大変なことに)。 […]

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H2H (Human to Human)のコミュニケーション

高市早苗さんが第104代内閣総理大臣に選出されました。心よりお祝いを申し上げます。 高市さんの、「政敵」をも懐柔し、国民にもわかりやすく訴える高いコミュニケーション能力がなによりも信頼できます。維新の代表とのやりとりを見 […]

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エスパス・ルイ・ヴィトンでアンディ・ウォーホル展

エスパス・ルイ・ヴィトンで開催中のアンディ・ウォーホル展。 展覧会場の壁はウォーホルのシルクスクリーン作品の色からとられた原色のブロッキングで、イカゲーム味もあり。 スタイリッシュな空間で、あらゆる変装セルフィーを撮り続 […]

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アール・デコの館でヴァンクリ展 JBpress autograph

東京都庭園美術館でのヴァン クリーフ&アーペル展のご紹介記事を書きました。こちらです。 あちらでもこちらでもアール・デコ展の盛り上がり。私もあちこちでどれだけ記事を書いたのか。ややおなか一杯になってくるころかもしれません […]

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過熱する「美容」ブームに思うこと

長期にわたり有効な「美」を蓄積していきたいと思うなら、敷居が高いように見えるホテルのラウンジやバーで 一人で、姿勢を保ち、30分コーヒーやカクテルを飲む という「訓練」を(週一、月一など可能なペースで)重ねてみるといい。 […]

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三菱一号館美術館で「アール・デコとモード」展

三菱一号館美術館で「アール・デコとモード」展がスタート。 パリ万博から100年とあって、各地でアール・デコにまつわるジュエリー系展覧会が花盛りですが、こちらはモードはもちろんのこと、テキスタイルに焦点を当てて観るのもお勧 […]

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高市早苗新総裁が着用したロイヤルブルーのスーツ戦略

高市早苗さんが自民党の新総裁に選出されたことを心よりお祝い申し上げます。 高市さんの決意の表情を見、力強い言葉を聞いて、私も覚悟をあらたにしました。私は政治的には右でも左でもない、中道・良識路線のリベラル志向ですが、彼女 […]

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GQ「スーツ、360年の自由」 ウェブ公開されました

GQに寄稿した「スーツ、360年の自由」がウェブ公開されました。こちらからお読みいただけます。 本日、10月7日はスーツの359回目の誕生日でございますよ。サミュエル・ピープスさん、記録ありがとうございます。 YouTu […]

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富山発ローカルラグジュアリー ウェブ公開されました

連載「ラグジュアリーの羅針盤」、富山から発信するローカルラグジュアリーの巻がウェブでも公開されました。こちらからお読みいただけます。 ほんのひと月前のイベントなのにずいぶん前の体験のようにも感じられます。なんだか9月は盛 […]

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シャネル La Galerie du 19M Tokyo 展 ブランドと職人、来場者との対話

東京シティビュー&森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52階)にてシャネルによる展覧会「la Galerie du 19M Tokyo」が開催中。 シャネルの作品を支える11のメゾンダールと約700人 […]

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渋谷のラジオ「ウラハラプロジェクト」に出演しました

渋谷のラジオに出演させていただきました。 ナビゲーターの早川千秋さん、ありがとうございました🌹 途中2回、かかる音楽として早川さんが(私のイメージとして)選んでくださったのが、私も当日初めて知るのですが、「浪漫飛行」と「 […]

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ヘルムート・ニュートンとポメラートの共演 1980年代

東京・表参道で「ポメラート、ヘルムート・ニュートン&1980年代」展。 1980年代前半にニュートンが手掛けたポメラートの広告ビジュアルが展示される。80年代の挑発的で大胆不敵な女性のイメージ普及にはニュートンも貢献して […]

「モンテ・クリスト伯」 エレガントで壮絶な復讐劇の王道

あまりにも大量の映画があふれかえる時代ですが、久々にみなさんにお勧めしたくなった映画に出会いました。 「モンテ・クリスト伯」。 フランス映画で、主演はあの(サンローランを演じた)ピエール・二ネ。 日本では「巌窟王」として […]

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「渋谷のラジオ」出演のお知らせ

渋谷のコミュニティFM「FM 87.6MHz 『ウラハラプロジェクト』」にお招きいただきました。ありがとうございます🌹 10月1日(水)12時~ 生放送です。 番組担当パーソナリティ 早川千秋さん 番組世話人 はせがわひ […]

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東京都庭園美術館でヴァン クリーフ&アーペル展

ヴァン クリーフ&アーペル ― ハイジュエリーが語るアール・デコ」内覧会。 この館にてこのジュエリー、の壮観。 建築とジュエリーに通じ合うアールデコを堪能できる展覧会。眼福です。 詳細記事は近日中にJBpress aut […]

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富山発ローカルラグジュアリー ラグジュアリーの羅針盤Vol. 35

北日本新聞別冊「ラグジュアリーの羅針盤」Vol. 35。富山から発信するローカルラグジュアリーをテーマに、8月末に2日間にわたり開催されたレクサス富山のイベントから学んだことを書いています。 それにしても一か月経つのは早 […]

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パレスホテル東京 JAXURY STAY 2 オプション:クラブルーム

オプションで、クラブルームを選ぶこともできます。クラブルームを選んだ場合、クラブラウンジが利用できます。 訪れた日は木曜日で、ちょうどこの日だけはローラン・ペリエのロゼが用意されており、思いがけない幸運にあやかりました。 […]

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アルマーニ氏を悼む NIKKEI The STYLE

本日21日付けのNikkei The STYLEでジョルジオ・アルマーニ氏を悼む記事を書きました。紙幅が許す限りアルマーニ氏の功績を凝縮して詰め込みました。 また、短い追悼記事は、共同通信から各地方新聞に配信されておりま […]

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追悼・穂積和夫の世界展

日本のメンズファッション、とりわけアイビールックの普及に絶大な貢献をされたイラストレーターの故・穂積和夫氏の追悼展覧会が開催中。 ファッションイラストだけでなく建築や車、飛行機のイラストも豊かな世界観で圧巻です。もともと […]

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ウェス・アンダーソンの世界観はなぜハイブランドと相性がよいのか キネマ旬報10月号

キネマ旬報」10月号 ウェス・アンダーソンの最新作「ザ・ザ・コルダのフェニキア計画」を特集しています。 この映画でもカルティエ、ダンヒル、プラダ、オリバー・ピープルズの小物たちが重要な役どころとして登場するのですが、ウェ […]

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スーツ360年の歴史と現在地、未来 MEN’S EX Autumn 2025

Men’s EX 秋号が発売です。特集「教養としてのファッション」。 スーツ360年の歴史と現在地・未来につき解説しました。3ページにわたる年表つきのわかりやすい記事としてまとめていただいております。編集部の […]

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ハイジュエリーが好調である理由

MIKIMOTOのハイジュエリーのショーのあとは、貸切られた「ロジェ」に移動して、コレクションテーマである「ペタル」を反映したディナー。 MIKIMOTOシャンパンからスタート。ロジェのお料理だけでなくインテリア、音楽、 […]

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英国大使館にてファッション&ラグジュアリー レセプション

9月4日に英国大使館で開催されたFashion&Luxury Receptionにお招きいただきました。 伝統的な味わいをそのままに残すブランドもある一方、現代的に大胆に変革をなしとげたコットランド系のブランドが目を引き […]

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レクサス富山 トークイベント 「偶然を祝福できる自由」写真家・日本画家・和菓子職人

最終セッションでは、写真家・テラウチマサトさん、日本画家・平井千香子さん、そして和菓子職人の引網康博さんと登壇。 実は5回目の登壇となるこの最終セッションまでにいろいろハプニングを経験し、もはや台本通りにキレイに進めるよ […]

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レクサス富山 トークイベント 「個と地域と企業が関係の質を上げ続ける」美術作家・陶芸家・鋳造家

レクサス富山主催「新しいラグジュアリーを求めて」。初日午後は、清川北斗さん(美術作家)、釋永岳さん(陶芸家)、そして尾崎迅さん(鋳造・研磨)と登壇しました。 美はどこから生まれるのか? 美術作家の清川北斗さんは、「無駄を […]

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レクサス富山 トークイベント「守られた場所へ、旅から帰ってきた瞬間」家具職人、庭師

2日目、31日午後一番のトークイベントは、家具職人の下尾和彦さん・さおりさんご夫妻と、庭師で役者の山崎広介さん。 下尾さんの家具は「長く使うほど美しくなる」ようにつくられています。独立当初は1ミリ単位で形を追い詰め、いま […]

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レクサス富山 トークイベント「素材と形:和菓子、螺鈿、ガラス」

レクサス富山主催で2日間にわたりおこなわれたイベント「新しいラグジュアリーを求めて」。 基調講演のほか、4つのトークイベントのファシリテーションを務めました。 この記事では、和菓子職人の渡邊克明さん、ジュエリーデザイナー […]

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セルジュ・ルタンス 「光の王国」コレクション

セルジュ・ルタンスの新作「光の王国」コレクションの発表会。銀座・資生堂ビルにて。 ルタンスならではの詩的で芸術的な世界に一瞬にして導かれる光のコレクションです。赤・金・黒のアラベスクをまとったボトルは、砂漠と文明のあいだ […]

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ジョルジオ・アルマーニ ご冥福をお祈り申し上げます

2019年5月に来日したアルマーニ(当時84)のお話を聞く機会がありました。60分の間、アルマーニは美しい姿勢を保って立ったまま、丁寧に話し続けました。若いスタッフが疲れて座り始めても。驚異の体力というよりも、並外れた美 […]

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CFCL 高橋悠介さんにインタビュー for 装苑

CFCLのデザイナー、高橋悠介さんにインタビューしました。元代々木の本社にて。 高橋さんにじっくりとインタビューするのは3度目で、『「イノベーター」で読むアパレル全史 増補改訂版』にも掲載しております。 本当に言葉が豊富 […]

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ニュースーツ特集 巻頭エッセイを書きました GQ10月号

GQ10月号「ニュースーツ」特集。巻頭エッセイ「スーツ、360年目の自由」を書いています。 ご高覧いただけますと幸いです。   連日の35度越え…。早くスーツが楽しめるほどの涼しさが到来しますように。

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「新しいラグジュアリーを求めて」 By LUXUS TOYAMA

レクサス富山主催のイベント「新しいラグジュアリーを求めて」。 2日間にわたり、講演とファシリテーター、計5回の登壇を務めさせていただきました。 唯一、観客として拝見していたセッションが、レクサスの開発試作部のチーフエンジ […]

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ラグジュアリーの価値観をアップデート MEN’S EX ONLINE

MEN’S EXから新しいラグジュアリーの価値観についてインタビューを受けた記事がウェブ公開されました。 英語版はこちらです。 写真は富山城。レクサス富山のイベント出演のため3泊4日過ごしたANAクラウンプラ […]

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服学Vol. 4「マフィアとスーツ」公開

Be Suits 服学 Vol.4 「マフィアとスーツ」が公開されました。 この回に着用している白いスーツも前回と同じ廣川輝雄さん作。同じ日の撮影で、インナーと小物、髪型だけ変えています。 マフィアの回の黒いブラウスはナ […]

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LEXUS Toyama 20周年「新しいラグジュアリーを求めて」

直前のご案内になりまして恐縮ですが、30日、31日の2日間、富山の全日空ホテルでレクサス富山主催の「新しいラグジュアリーを求めて」をテーマとするイベントが開催されます。 クルマを取り巻く世界は常に最先端ラグジュアリーの象 […]

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臓器としての肌の「若返り」を謳う美容液登場 Augustinus Bader

「若返り」を正面から掲げる美容液が登場しました。アウグスティヌス・バーダーの〈AB セラム エクセプショナル〉の発表会で衝撃を受けました。従来の「老化の遅延」ではなく、加齢サインの巻き戻しというロンジェビティ(長寿)発想 […]

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美容においても日本的な知と資源をとりこむことができる FAS

FAS 新作発表会。 美容の世界では「顔」に比べて「身体」が軽視されてきました。ボディケアはせいぜい保湿や日焼け止めにとどまり、エイジングケアの本格的な対象とされることは稀でした。 FASが新たに打ち出したボディケア、「 […]

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今この時期に迷彩柄を作る・着る意味は

単なるファッションでしょ、とはいかない時代になっています。 この時代に迷彩柄を作る・着ることはどのような意味を持つのか? 朝日新聞・松澤記者からのインタビューにコメントしました。21日12:58まで、こちらで全文無料でお […]

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真珠が最も高く売れる……であれば、作ればよい! President Online

真珠王・御木本幸吉さんの項目も『アパレル全史 増補改訂版』より 抜粋・編集してPresident Onlineに公開されています。 うどん屋の息子だった幸吉は青物商を始め、海産物も扱うようになる。海産物の中で最も儲かるも […]

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ブライダルを通して日本文化の復興に貢献した桂由美 President Online

ブライダル一筋を貫くことで、日本文化の復興にも貢献した桂由美さん。 『「イノベーター」で読むアパレル全史 増補改訂版』から抜粋・編集して、プレジデント・オンラインに記事が掲載されています。 戦後、神前式結婚式がポピュラー […]

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19世紀末イギリス リバティによる文化的抵抗

19世紀末のイギリス社会は、帝国史観による輝かしい側面だけを追うならば、「大英帝国に日の沈むところなし」と呼ばれた、イギリス帝国主義が頂点に達した時代でした。 しかし、別の側面から見てみると、違う顔が見えてきます。急速な […]

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100年前の民藝運動がどのような点で文化的抵抗であったのか

分断が進む時代に「ローカルラグジュアリー」を提唱することが、100年前の民藝運動が文化的抵抗を静かにおこなったことと似ている、ということを前項で書きました。北林功さんが講演内で示唆したことなのですが、そのアナロジーがよく […]

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100年前の民藝、150年前のリバティ運動、そして現在のローカルラグジュアリー

奈良・京都を拠点に世界をつなぎなから活躍する北林功さんをお迎えした雅耀会第5回、大好評をいただき終了しました。 100年前の民藝、150年前のリバティ運動が戦時の不穏に対する文化的抵抗であったように、いまローカルラグジュ […]

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一枚のドレスは女性を変容させ、永遠に記憶に刻む力をもつ

「記憶に残るドレスは、ただ見た目が素晴らしいだけでは不十分です。それは、わずか数ヤードの布や、前と後ろのスケッチにすぎないものではありません。そのドレスには、着る女性を魅了し、心を躍らせ、変容させるだけの十分な魅力と神秘 […]

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グレートジーンズ 偉大な遺伝子

アメリカの若者向けカジュアルブランド、アメリカン・イーグルが公開した新しい広告が話題でした(すでに次の広告が登場)。出演したのは、人気急上昇中の女優シドニー・スウィーニー。 「Great jeans(すばらしいジーンズ) […]

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kindle版発売 『「イノベーター」で読むアパレル全史 増補改訂版』

キンドル版でもお読みいただけるようになりました。 夏休みの読書にお役立てください。一節、一節がミニストーリーになっているので、気になるところだけ拾い読みしてもワクワクする(たぶん)。 起業家列伝、自己啓発書としての性格も […]

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「現実を変える」もっとも確実な方法

人生を変えたい、変わりたい、という願望をよく耳にする。スピリチュアル系が人気なのもそんな願望に応えているのでしょうね。 私も変革者が大好きなので、そんな願望に共感するのですが。 ファッションの領域での変革者を研究し、本に […]

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まだ名もない光が、ようやく灯る

ラグジュアリー視点で考える日本の文化と工芸の記事を英語にして、noteで淡々と発信し続けて2年近く経った。そもそも取材の経費はすべて自分もちで原稿料など微々たるもの(英語版では完全にゼロ)、取材先に喜ばれるわけでもないし […]

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「スーツにリュック」の源流

中島敏郎『英国流 旅の作法』(講談社学術文庫)を読み返していたら、ペデストリアン・ツアーについて書かれたところで「スーツにリュック」の源流と思われるイラストに遭遇した。 (以前も見ていたはずなのだが、現代生活のなかでス― […]

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パリ・ファッションウィーク®に関する正しい知識を

半年以上前にパリコレ詐欺でコメントした朝日新聞の記事に関し、 なぜか今また反応が活発になった。またどなたか学生さんが「パリコレにモデルとして出ました」とSNS投稿して炎上しているらしい。 あの時だいぶ浸透したと思っていた […]

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THREE ROLL TWO 「三つボタン段返り」

ナポリスーツの特徴に「三つボタン段返り」というのがある。 ジャケットのフロント部分に3つのボタンがありながら、通常は真ん中のボタンだけを留める仕様。上のボタンはラペルの折り返し部分に隠れており、見た目には二つボタンのよう […]

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BCG×アルタガンマ ラグジュアリーレポート2025とローカルラグジュアリー

ボストン・コンサルティング・グループとイタリアの業界団体アルタガンマが共同で発表したラグジュアリー業界の調査レポート、2025年版が発行された。 これによれば、世界の個人向けラグジュアリー市場は10年ぶりに成長の鈍化を見 […]

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8月11日 雅耀会第4回 ご案内

ラグジュアリー文脈のなかで伝統工藝を考える雅耀会、第4回のご案内です。COS KYOTO 株式会社代表取締役の北林功さんをお迎えして、「ローカルラグジュアリーを再考する 工藝×文化ビジネス」をテーマに開催します。 「地場 […]

天国と地獄は隣あわせ

横浜・三渓園は蓮のシーズン。 清らかで可憐な蓮の花よりも強烈な印象を残したのが、池で繰り広げられていた大勢の亀とすっぽんのバトル。全速力で泳ぐすっぽんなんて初めて見た…。闘争心丸出しですっぽんを蹴落とそうとする亀たちも、 […]

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「ウィンザーノットの男は信用できない」

「ジェームズ・ボンドはウィンザーノットでネクタイを結ぶ人間を信用しなかった。虚栄心が強すぎることの表れだった。たいてい、いかがわしい人物の印でもあった」。 とりわけそれがオレンジ色の極太ノットだった場合には、このイアン・ […]

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ブランドの文化戦略 <ラグジュアリー・ルネサンス>

日経夕刊連載「ラグジュアリー・ルネサンス」。本日付けでは、ブランドの文化戦略について書いています。シャネルがマガジンを出し、サンローランが映画を作り、ボッテガ・ヴェネタが詩の朗読会をする。そんな時代のことを。 英語版はこ […]

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フランス人の「傲慢」とベルサイユ宮殿

アラン・デュカス氏が語ったことでもうひとつ、印象に残ったことばがある。 「フランス人が傲慢でいられるのはベルサイユ宮殿があるからだ」。 ベルサイユ宮殿みたいな、どこの国も真似できない豪華の極み 。 ああいうものが残ってい […]

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パレスホテル東京「エステール」でアラン・デュカス氏を囲む昼食会

パレスホテル東京のレストラン「エステール by アラン・デュカス」が5周年を迎えました。おめでとうございます。来日中のアラン・デユカス氏を囲む昼食会が開かれました。 エステールの料理には、フランス料理のDNAと日本的な繊 […]

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「ブリティッシュ・アイビー」GQ記事 ウェブ転載されました

近年、日本で耳にする「ブリティッシュ・アイビー」なるファッショントレンド。 GQに寄稿した記事がウェブ転載されました。 イギリスではあまり聞かない表現なのですが(植物のアイビーのことかと思われる)、その源流を解説しました […]

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闇をくぐり抜け、光をまとう セルジュ・ルタンス「ルペルスヴァン」

セルジュ・ルタンスの紹介と新作「ルペルスヴァン」を発表する資生堂のプレゼンテーション。 セルジュ・ルタンスは、「香水のクリエイター」という枠に収まりきらない。写真家、映像作家、ディオールや資生堂のクリエイティブディレクタ […]

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ラグジュアリーは、装いによって自己と文化の形を変える力である

新著『「イノベーター」で読むアパレル全史 増補改訂版』、全11章の各章の扉につけた格言風のことばのなかから、たとえば第6章「ラグジュアリーブランドの系譜」の扉につけた次の言葉をちょっと補足させていただきたい。 Luxur […]

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Not to cover. To reveal meaning. That is apparel. 「覆うためではなく、意味をあらわすため。それが装いだ」

『「イノベーター」で読むアパレル全史 増補改訂版』本日、発売です。 ご協力を賜りました方々に、あらためて、厚くお礼を申し上げます。 各章扉につく格言(英語・日本語)も、著者の私が作成いたしました。先人の名言をもっともらし […]

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十三夜の不完全な美 銀座・和光 展示会

銀座・和光2025秋冬展示会。 時計、宝飾、皮革製品、ファッション、スイーツ、伝統工芸まで、日本の職人が創り上げたユニークなストーリーをもつ品々。 「日本文化の発信」を明確に掲げ、文化イベントも多々企画しています。 ジュ […]

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ラグジュアリーの価値観をアップデート MEN’S EX 2025 SUMMER ISSUE

Men’s EX 2025年夏号は、ラグジュアリーライフ特集。マテリアリスティックな話が多い誌面ではありますが、そのなかで「ラグジュアリーの価値観をアップデートする」というテーマで取材を受けました。ラグジュア […]

ケリングCEO交代

日曜の夜にフィガロ紙がさらっと第一報を報じました。ケリングがルカ・デメオ氏を新CEOに起用するようです。自動車業界出身という異色の人選ながら、デメオ氏はフィアットやルノーでブランド再生と組織変革を成功させた実績を持つ「改 […]

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ブルネロ クチネリ2025秋冬 「直感と理性」

前半はまるで文学部の講義のような展示会でした。2025年秋冬のブルネロ クチネリ・ウィメンズコレクションのテーマは「直感と理性」。 単なる抽象概念にとどまらず、それを表現するビジュアルとして「乗馬」と「英国モチーフ」へと […]

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「レースが紡ぐ美と社会の物語」Precious.jpに転載

クワイエットラグジュアリーへの反動からでしょうか、今シーズンはレースが華やか。 手間暇がかかり、高い技術を要する稀少品であったこともあり レースはラグジュアリーの象徴でもありました。それゆえに、階級とラグジュアリーが結び […]

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千總「絵と着物」日経ウェブ版に公開されました

Nikkei The STYLE 掲載の千總に取材した記事が、ウェブ版に公開されました。 会員登録なしで全文お読みになれます。 江戸幕府による贅沢禁止令で華やかな刺繍が禁じられ、 「なら、染めならいいだろう」と京都が良き […]

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『「イノベーター」で読むアパレル全史 増補改訂版』(日本実業出版社)

新刊『「イノベーター」で読むアパレル全史 増補改訂版』の見本が届きました。質・量ともにオリジナル版から大幅にパワーアップいたしました。社会にインパクトを与えたクリエイター、経営者、ディレクター、エディター、学芸員まで、西 […]

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S. S. Columbia in Disney Sea

ディズニーとのささやかなコラボ仕事が決まったどさくさにまぎれ、 ディズニーシーの中の数少ないおとなのスペース、SSコロンビア号の中のラウンジでプチお祝い会をしていただきました。 この船内はさすが、かなり本格仕様に世界観が […]

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戦争、格差、分断のもとでのラグジュアリーとは

戦火のもとで、刺繍は希望と人間性の証となる。 ガザの女性たちが難民キャンプで縫い上げたパレスチナ刺繍と日本の帯が出会い、 紡がれた、新たな美とラグジュアリーの形。 「溺れている人に、国籍を問うか?」この言葉がずっと重く心 […]

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神前結婚式からチャペルウェディングへ

明治神宮大全に寄稿するための「婚礼のモード」をテーマにしたエッセイに、目下、鋭意取り組んでいます。大量の文献を読みこんでいるのですが、そのいくつかの要約を備忘録として残しておきます。以下は、國學院大學神道文化学部教授 石 […]

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「着物と絵の深い関係」Nikkei The STYLEに寄稿しました

6月1日(日)付け日本経済新聞The STYLEで、千總×加藤泉「絵と着物」を展開する千總の礒本延社長にインタビューした記事を書いています。 京友禅のはじまりが、贅沢禁止令への抵抗からだった!という話に感動し、絵師とのコ […]

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Takashimaya Salon 6月号 香水インタビューを受けました

タカシマヤカード顧客様限定マガジンだそうで恐縮なのですが、Takashimaya Salon 6月号香水特集でインタビューを受けた記事が掲載されています。 香水との思い出や使い方などについて話しております。もしお手元にマ […]

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日本でラグジュアリービジネスが育たない理由(のひとつ)

「自己犠牲の美徳」か「自己価値の尊重」か。 日本において、ラグジュアリービジネスは育ちにくい、と言われてきた。単なる経済規模や購買力の問題ではない。根底にあるのは、日本社会に深く染み込んだ「自己犠牲の美徳」だと思う。 日 […]

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LED技術を伊勢型紙に応用した「灯」の記事、ウェブ公開されました

「ゼロニイ」連載「ラグジュアリーの羅針盤」、半導体業界から伝統工芸の世界へと転身した高橋完治さんに取材した記事が、ウェブ版でも公開されました。 第二の人生の生き方、培ってきた仕事の本質をどのように異なる領域に活かすのかと […]

贈り物の緊張

贈り物の季節になると、思い出す光景がある。 ある日、訪問先の企業で、応接室の片隅の棚に「〇〇さんより」「△△社長から」と付箋の張られた手土産がずらりと並んでいるのを目にした。選ばれたお菓子、包装のセンス、贈り主の肩書がす […]

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『「イノベーター」で読むアパレル全史 増補改訂版』6月20日発売です

2020年に発売した『「イノベーター」で読むアパレル全史』ですが、おかげさまで、増補改訂版を出版できることになりました。 とはいえ二年がかりの大増補改訂、約500頁になっております。ラグジュアリーブランドの系譜、伝統工芸 […]

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本質を見きわめて、起源をどこに置くかを考える

歴史家の仕事の一つは、現在の姿の本質を見極めて、「その起源をどこに置くか?」を考えること。 たとえばスーツだったらそのシステム、精神、かたちにおいてたどると少なくとも3つの起源を求めることができる。 ・1666年10月  […]

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Fashion Frontier Program 今年も講師を務めます

「FASHION FRONTIER PROGRAM(FFP)」において、今年も講師を務めさせていただくことになりました。 このプログラムは、ファッションデザイナーの中里唯馬氏が2021年に創設した、ファッションの未来を切 […]

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王道の確かさと静かな挑戦 jun ashida / TAE ASHIDA 2025AW

イタリア製の上質な素材(リサイクル素材を含む)を中心に、王道ラグジュアリーの確かさと、静かに大胆な挑戦が共存するコレクション。 アシンメトリーなカッティングや、異素材に見える一体布地のトリック、そしてヴィンテージ感覚の色 […]

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伝統工芸は、成長産業である

5月31日(土)開催の会に備え、立川裕大さんの編阿弥庵を再訪し、打ち合わせをおこないました。 「伝統工芸は、ブルーオーシャンで、成長産業である」と言い切れるのは、長らくラグジュアリー業界のなかで日本各地の伝統工芸をプロデ […]

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ホテルの部屋ごとに異なる香り LABSOLUE

イタリア発のフレグランス、LABSOLUE(ラブソルー)展示会。 ここのラボラトリーは、ミラノにある世界唯一のパルファムホテル(!)「マグナ・パルス」に隣接。そのホテルにある68室の一部屋一部屋のためにスター調香師がオリ […]

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人間に立ち返る贅沢 日経連載「ラグジュアリー・ルネサンス」

日経連載「ラグジュアリー・ルネサンス」の第二回。 成熟した社会においては、ブランド表示や物質的豪華さはラグジュアリーの知覚とはほど遠くなっていく。ではそれに代わるラグジュアリーとは? 軽井沢でししいわハウスを創設したグロ […]

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欲望を「クラフト」する ロエベが体現するラグジュアリーブランドの新戦略

ラグジュアリービジネスにおいて、もはや「体験型マーケティング」を採用するか否かは議論の対象ではない。問われるべきは、その体験がいかに戦略的に設計され、刹那的な感動をいかに持続的なブランド資産へと転換するかという点である。 […]

ヨコハマ薔薇祭り2025

すっかり恒例となりました、ヨコハマの薔薇の記録。5月7日の山下公園、海の見える丘公園、イギリス館あたりですが、薔薇の良い香りのなかを歩くのは至福です。おそらく母の日前後に満開になっているでしょう。今日、明日の荒天予報がち […]

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ご視聴ありがとうございました BSフジLIve「PRIME NEWS」

5日(月)20:00 ~ 22:00 放送のBSフジLIVE PRIME NEWSに出演しました。ご視聴ありがとうございました。 2時間の生放送でしたが、話したりないことも多々あり、あっという間でした。 政治とファッショ […]

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ロシア・中国・北朝鮮  服装政治学

外交や儀礼の場において、国家指導者が何を着るかは、体制の正統性、歴史との向き合い方、そして対外的なメッセージを可視化する記号として機能する。とりわけ旧共産圏諸国における「伝統的人民服」の扱いを見比べると、その違いは際立っ […]

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「人民服」から「スーツ」へ 金正恩の装いにみる外交戦略

北朝鮮の金正恩総書記が何を身にまとうかは、彼の政治的スタンスと国際社会へのメッセージを視覚的に象徴する。2018年の米朝首脳会談においては人民服、2023年の露朝首脳会談ではビジネススーツを着用した。この服装の違いは、北 […]

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2019年G20におけるプーチンのスーツ戦略

2019年6月、大阪で開かれたG20サミットにおいて、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が着用していたスーツは、一見すれば何の変哲もないクラシックな装いに映った。しかし、あの場面を外交的コンテクストとともに読み解くなら […]

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ボタンダウンはなぜ「公式の場」に不適なのか

紳士服業界にある方々にはつとに「常識」になっているのだが、今なお、政治家のなかにも「常識」が浸透していないと見受けられる場面が多いので、重ね重ねではあるが、ボタンダウンのシャツを着用する際の注意として記しておきます。 * […]

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過剰の時代を超えて ラグジュアリーの未来と日本的美意識

ファッション研究からラグジュアリー研究に対象を拡大し、新しいラグジュアリーの価値について発信するなかで、なぜ日本文化なのか? なぜ伝統工芸なのか? を問われることが増えた。気まぐれな移行ではなく、すべてつながっているので […]

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SNS時代の流行はかつての流行とは別物

『「イノベーター」で読むアパレル全史 増補改訂版』(6月20日発売予定)の初校ゲラを終えてあらためて感じたのだのが、20世紀には「流行」に意味があって、社会を変革する力があった。 変革とまではいかなくとも、SNS(201 […]

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喪の色が語ること ローマ教皇フランシスコ葬儀に見る現代の弔意の多様性

喪に服す色は世界共通ではない。喪の色とは、その文化における死生観、宗教観、社会儀礼の結晶であり、それぞれの地域、民族、信仰によって意味づけが大きく異なる。 日本では明治以降「黒」が一般的となったが、それ以前の神道葬では「 […]

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日本の香りを通して考える日本のラグジュアリー 

日本の香りを通して考える日本のラグジュアリー。 ヨーロッパの香りとの違いとは? 海外の顧客は何を求めて日本の香水を買うのか? 価格を超える価値をどのように生むのか? パルファンサトリの大沢さとりさん、リベルタパフュームの […]

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糸に生まれる小さな傷が魅力を生む芭蕉布 「ラグジュアリーの羅針盤」ウェブ公開

沖縄の芭蕉布を取材した記事、ウェブ公開されました。 「手で績ぐからこそ糸に小さな傷が生まれる。それが艶に抑制を効かせ、布の魅力の源泉になる」という考え方に視界が開かれた思いがしました。 陰翳礼讃にも通じる日本の美意識がこ […]

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祝 KIMONO ARCHオープン 

きものやまとの「ナデシコ」ラインが、KIMONO ARCH と改名、リブランディングして下北沢に路面店をオープン。おめでとうございます。 デザイナー金子茉由さんのこだわりが細部にいたるまで反映されたショップで、きもののハ […]

世の喧騒、心の嵐を超えていく高揚感 セルジュ・ルタンス「ル・ペルス・ヴァン」

資生堂が扱う香水のなかでも詩的レベルの高さで群を抜くのがセルジュ・ルタンス。 写真は7月1日日本発売予定のル・ペルス・ヴァン(風を突き抜けるもの)。ボトルはサンプルサイズです。 「台風の目」がイメージで、騒乱の世界におけ […]

AI、サステナビリティ、パーソナリティ ナルシソ・ロドリゲスの香水

資生堂が扱うフレグランスのレクチャーを受けました。 まずはナルシソ ロドリゲス for herのシリーズ。すべて「ハート オブ ムスク」を核に据えています。ムスクは肌によって香調が変わりやすく、〈女性賛美のシグネチャー〉 […]

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メゾンフレグランスの普及に貢献 フォルテ30周年

フォルテさま30周年おめでとうございます。フォルテが扱う全ブランドと、新作の発表会。 フォルテさまとは、四半世紀ほど前に創業者の吉岡さまとウェブで対談したころからの長いおつきあいです。いまやニッチフレグランスを語るときに […]

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「わたのまち、応答セヨ」応援コメント

ドキュメンタリー映画「わたのまち、応答セヨ」のコメントが公開されました。 人々の予測できない反応を巻き込みながら、クライマックスに向けて着々と感情が盛り上がっていく骨太なドキュメンタリーです。 「美の継承」に国境はないの […]

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時を超えて「人と人とを優雅につなぐ」モナコ 大阪万博

大阪万博、モナコ公国のレセプションにお招きいただきました。 ピエール・アンドレ・キアポリ財務大臣、ディディエ・ガメルダンジェ駐日モナコ大使はじめモナコ公国の関係者の方々にあたたかくお迎えいただきました。 モナコのパビリオ […]

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『「イノベーター」で読むアパレル全史 増補改訂版』6月20日発売

初校ゲラが届きました。 大幅に増補・改訂し、500ページ近い本になりそうです。 ラグジュアリーブランドの系譜から伝統工芸をアップデートするクリエイターまで。20世紀を更新したデザイナーから21世紀を動かすカリスマ経営者ま […]

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伝統工芸と市場をつなぐ「ミドルウェア」の重要性 雅耀会第3回

雅耀会(ラグジュアリー文脈で伝統工芸を考える会) 第3回のお知らせです。 第2回で明らかになった課題の一つに、「伝統工芸がラグジュアリー市場に適応するためのプロデュースやマネジメントの重要性が十分に認識されていないこと」 […]

『「イノベーター」で読むアパレル全史 増補・改訂版』予約受付開始

『「イノベーター」で読むアパレル全史 増補改訂版』(日本実業出版社)6月20日発売です。アマゾンや楽天などでも予約受付中です。 大増補・改訂しております。日本のイノベーターを新しく多く取り上げさせていただいています。ご協 […]

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「世界のお祭りと舞踏衣装」展 神戸ファッション美術館

万博に合わせ、神戸ファッション美術館で「世界のお祭りと舞踏衣装」展が始まりました。 インドネシア、カメルーン、タイ、中国、ブータン、イタリア、コンゴ、グァテマラ、フィリピン、日本など。すべてに映像つき。 映像とともに紹介 […]

語り方の戦略 ハウス・オブ・クリードから「エラダリア オードパルファム」登場

香りの世界でも、「ラグジュアリー」の再定義が進んでいます。ケリング傘下でグローバル展開を加速させる〈ハウス・オブ・クリード〉は、新作「エラダリア」を通じてその最前線を示しました。 朝霧に包まれた幻想的なローズを、3種のロ […]

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きものや伝統織物を本気で守ろうとするならば

きもの、伝統織物の取材をするたびに 「ぜひ、書いてください」と言われることがある。 謎ルールにとらわれず、自由に着てほしい!と。 季節による着分け、場面による細かいルール、主に明治以降に生まれたそんな「ルール」なるものに […]

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銃弾を拾い、祈りを染める 琉球びんがたの記事がウェブ公開されました

琉球紅型の工房を訪ね、職人たちにお話を伺った取材記事がウェブでも公開されました。 戦後の混乱の中、「そこら中に転がっていた」銃弾や廃材を道具に変え、王族の衣装だった紅型を復興させた職人たち。苦難を力に変えてきた沖縄の精神 […]

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新連載「ラグジュアリー・ルネサンス」が始まりました

4日付夕刊から、日経新聞で新連載が始まりました。テーマは 「ラグジュアリー・ルネサンス」 です。 いま日本では、西洋中心のラグジュアリー観から離れ、日本独自の文化的オリジンに根ざした「リアリティ」や「本物の豊かさ」を求め […]

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「伝統的工芸品」の定義、数字で知る現状と現場からの声

国の支援×伝統工藝×ラグジュアリーのイベント、拙いファシリテーターを務めましたが、各地からご参加いただいた方々からの鋭い質疑応答のなかに学ぶことが本当に多く、忘れないうちに備忘録としてメモしておきます。 ◎「伝統的工芸品 […]

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国×伝統工藝×ラグジュアリー

雅耀会第2回、「国×伝統工藝×ラグジュアリー」の回。国際文化会館にて。ファシリテーターを務めました。 名古屋、金沢はじめ遠方からのゲストも多く、産地、教育機関、プロデューサー、メディアの方々からの鋭い質疑に対する応答で盛 […]

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綿の神が蒲郡とロンドンをつなぐ奇跡のドキュメンタリー

「わたのまち、応答セヨ」の紹介記事です。さびれゆく繊維の街の地味な話かと思って見たところ……撮る人が撮られる人を変えていくドキュメンタリーの底力を感じました。ラスト、ロンドンで遭遇する奇跡に泣きました。

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「紅型(びんがた)」を取材した記事公開 ラグジュアリーの羅針盤

「ラグジュアリーの羅針盤」Vol.29 「銃弾を拾い、祈りを染める 琉球びんがたが伝える物語」公開されました。 沖縄戦のことが、こうした美しい伝統工藝を通じて後世に伝わっていくのだということを体感した取材でした。「鉄砲の […]

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ラグジュアリー文脈での伝統工藝:国の支援はどのようになっているのか

ラグジュアリー文脈のなかで伝統工藝を考える会の第2回目は、「国の支援」がテーマです。経産省中部産業局からお二人をお招きします。 2年で異動になる経産省のお役人とは思えない(偏見ごめん!)、炎のような情熱と賢さと愛らしさを […]

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日本発の香水ブランドと次世代ラグジュアリーの新しい可能性 阪急メンズ

雪がちらつく寒い日でしたが、阪急メンズ東京で開催中の「香りで巡る日本の美」ポップアップの中で開催されたトークイベント「日本発の香水ブランドと次世代ラグジュアリーの新しい可能性」を無事終えることができました。 寒い中、立ち […]

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破れないストッキング論争の背景を解説しました 朝日新聞

朝日新聞から依頼を受け、「破れないストッキング論争」の背景を解説しました。 紙版では3月5日付夕刊に掲載されています。ウェブ版は有料会員への全文公開になりますが…。 技術論としてはたしかに、「美しく薄い質感」と「強度と耐 […]

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香りで巡る日本の美 トークショーのお知らせ

日本の香水ブランドだけで百貨店で特集が組める時代が到来したのです…。2000年あたりから限りなく細々とかすかに(笑)香水普及のための発信を続けてきた身には、感無量です。 3月8日(土)には、Parfum SATORIの調 […]

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京都新聞社地下の妖しさとアート Artists’ Fair Kyoto 2025

Artists’ Fair Kyoto 2025。京都新聞社地下も会場になっております。 ここがもう、あやしいのなんのって…。展示もその雰囲気に相ふさわしい、あやしい作品が多くて相乗効果でゾクゾクする空気を醸し出している […]

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和のデザインの総合アーカイブ 千總工房取材

展覧会プレビューの翌日は、千總工房の見学と取材。 詳しくは後日記事にて、なのですが、さすが470年の歴史を誇るだけあり、和のデザインの一大アーカイブも持っていらっしゃいました。デザインの数、2万点。有名なデザイナーの和柄 […]

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京都伝統工芸館 アップデートされた伝統工芸作品

京都伝統工芸館。千總ギャラリーのすぐ近くにあり、立ち寄ってみました。 京都伝統工芸大学校(学校法人二本松学院)関連の施設らしく、講師や学生の最新作品も展示されています。どのように伝統工芸がアップデートされているのかよくわ […]

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東福寺庭園の幾何学的な美と現代アート Artists’ Fair Kyoto 2025

京都の3か所の会場でArtsits’ Fair Kyoto 2025 が開催。プレビューに伺いました。 まずは臨済宗大本山 東福寺。東福寺そのものが初めての体験だったのですが、いやもうスケールの大きさが予想以 […]

外国が期待する京都らしさ ぎおん美先

今回宿泊したのは、ぎおん美先。 スタッフが全員外国人で日本語を話し、ゲストも外国人ばかり。 外国人が好む、というか期待するであろう京都らしさがしつらえられている。 こじんまりしているが設備もインテリアも最先端。朝食も素朴 […]

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創業470年の千總と加藤泉のコラボ

アーチストの加藤泉さんと、創業470年を迎える老舗の千總がコラボした展覧会が千總ギャラリーで開催されています。 記者会見と内覧に伺いました。 加藤泉さんと、千總社長の磯本延さん。 加藤泉さんと、蒲池工芸の蒲池正太さん。今 […]

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「ブリティッシュ・アイビー」なる用語とスタイルについて解説しました GQ4月号

Q JAPAN 4月号特集はTokyo New Ivy。 ブリティッシュ・アイビーについて解説しました。 とはいえ「ブリティッシュ・アイビー」なる用語は当のイギリスでは使われず、日本独自の分類・解釈により生まれた言葉&ス […]

雅耀会第2回「国の支援とラグジュアリー、伝統工藝」お申込み受付を開始しました

さっそくですが、雅耀会第2回のお申込み受付が始まりました。 「伝統工藝の未来を拓く—国の支援とラグジュアリーとの新たな可能性」 ゲスト:寺村英信さま 経済産業省 中部経済産業局長 ゲスト:磯貝智子さま 経済産業省 中部経 […]

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ブルネロ クチネリ アートサロンにて「輪島塗の物語 災害を乗り越え、共感の輪を未来へつなぐ」開催

ブルネロ クチネリ表参道店B2 アートサロンで、千舟堂・岡垣祐吾社長をお迎えして雅耀会「輪島塗の物語 災害を乗り越え、共感の輪を未来へつなぐ」を開催いたしました。 ブルネロ クチネリの経営哲学を反映した洗練された空間で、 […]

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陣羽織をまあるくファッショナブルに きものやまと展示会

これ、素敵じゃない? なんと、陣羽織なんですよ。 やまとの展示会なかでも最も楽しみにしているkimono by nadeshiko のデザイナー、金子茉由さんの作品。シャーリングを入れ、硬いシルエットの陣羽織に丸みを演出 […]