2024年6月26日
天皇皇后両陛下、チャールズ国王主催の晩餐会出席に際し、カミラ王妃はビルマのルビー(Burmese ruby)のティアラを着用されましたね。エリザベス女王が1973年にガラードに製作を委託したティアラで、ルビーとダイヤモンドでチューダーローズをかたどっています。
96のルビーは、ビルマからエリザベス王女(当時)の結婚祝いとして贈られていたものだそうです。
カミラ王妃は、お気に入りデザイナーのひとり、フィオナ・クレアの白いドレスでしたが、ティアラで日本の国旗、紅白を表現して敬意を表した…というところでしょうか。それにしても今年の外交場面、白が本当に多い。
雅子皇后の菊のティアラも海外で初めて着用されたようで、イギリスではプチセンセーション。
不思議なのは、雅子皇后の今回の訪英の衣裳に関し、ブランドやデザイナーの名前が宮内庁から公表されないこと(いつものことですが)。イギリス王室はブランド名、デザイナー名をすぐに公表するんですよね。メディアが詮索する前に公表するという感じ。その結果、イギリスブランドのビジネスに多大な影響力を及ぼしています。
日本はあれかな、どこかを「選んだ」ことで他の競合ブランドに対し不公平になるのをおそれて公表しないという発想なのかな。いや、どんどん公表したほうが励みになると思うんだけどな。今回の昼間のレースのコートアンサンブルも、夜のレースのドレスも、すばらしかったな。作ったデザイナーを称えたいな。日本の皇室ファッションをめぐるこのあたりの事情、まったく霧に包まれていてわかりません。
返信を残す
Want to join the discussion?Feel free to contribute!