ミラー ハリスから「ストーリーズ コレクション」。発表会にお招きいただきました。ヴァルカナイズロンドンにて。

このコレクションは、物語から抜粋した一節に着想を得たフレグランスシリーズ。

オレンジの印象が強い「スフロ」は、アーネスト・ヘミングウェイの『日はまた昇る』。パリのリュクサンブール庭園での早朝の散歩の記憶を再現しているそう。朝なのにタバコとレザーの余韻が残るグルマンフローラル。

グリーンの印象を放つ「セラドン」は、曹雪芹の『紅楼夢 』。翡翠色の青磁を想起させるモス系グリーンノート。

もう一つは陰影のある華やかさが印象に残る「スケルツォ 」。
F・スコット・フィッツジェラルドの小説『夜はやさし』からインスパイアされた、1930年代のフレンチリヴィエラの再現。

言葉から立ち上がる物語の情景を想像しながら試香すると、ああ、なるほど…と納得感がある。香りと情景と言葉の複合作用。感覚が鍛えられるような体験でした。

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