Van Cleef & Arpels バレエプレシューのコレクションにちなんだ、バレリーナによる朗読とマイムを交えたサロン形式の発表会。銀座ヴァンクリーフ本店にて。
(上はシルフィード バレリーナクリップ)
バレエプレシュー(Ballet Precieux)は、ヴァンクリーフ&アーペルを象徴するハイジュエリーのコレクションのひとつ。初めてバレリーナクリップが制作されたのは1940年代だそうですが、1967年に振付師ジョージ・バランシンとクロード・アーペルが出会ったことで「ジュエルズ」が誕生。
(コール・ド・バレエ ネックレス。中央のブルーサファイアの中にバレリーナが)
2007年には「ジュエルズ」の40周年を祝し、バレエプレシュー ハイジュエリーコレクションを発表。さらに、2013年には「白鳥の湖」「くるみ割り人形」などのロシアバレエを讃える傑作が加わります。
バレエの芸術性とヴァンクリーフの創造性&超絶技巧が加わった、比類ないコレクションなのです。至近距離から眺めると、360度、どころか内側まで、一切、隙のない、ため息もののアートピースであることがわかります。
今回の発表会では、新国立劇場バレエ団を代表するお二人のバレリーナが、「いばら姫」(眠れる森の美女ですね)の一部を朗読し、そのシーンをマイムで表現するという贅沢なプレゼンテーションを楽しませていただきました。
左がプリンシパルの米沢唯さん。右がソリストの木村優里さん。
お二人とも凛として立ち姿が清らかに美しく、うっとりするほどの表現力でした。短い時間とはいえ、一流バレリーナのパフォーマンスを間近で拝見できて、心の栄養をいただいた気分です。バレリーナはとりわけ首の緊張感が美しいのだわ、とあらためて実感。長い長い首、のように見せる肩から背中のラインが隠れたポイントなんですね。
バレリーナクリップそのままのポーズもとっていただきました。指先から視線にいたるまで、完璧です。
お二人それぞれがバレリーナクリップの魅力を語ってくださいましたが、その言葉にも納得。踊る人だからこそわかる点に気づかせていただきました。
お土産にいただいたのは、美しいフラワーボックスでした。開けるとふわっとよい香りがしました。ヴァンクリーフ&アーペルのスタッフのみなさま、素敵なクリスマスプレゼントをありがとうございました。
銀座はクリスマスの装飾で華やか。山野楽器のビル前のクリスマスツリー。
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