ファッションブランドのクリエイティブディレクターは映画も作る
サンローランに映画制作部門が加わり、アンソニー・ヴァカレロがこの部門のディレクターも務める。で、昨年のカンヌで公開された作品の試写を拝見しました。「ストレンジ・ウェイ・オブ・ライフ」。西部劇×男同士の愛。「ブロークバック・マウンテン」トリビュートな30分の小編です。クリエイティブディレクターは服ばかりじゃなく映画も作る時代に突入しました。
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Tagiru. のストーリーがウェブ版で公開されました
「ラグジュアリーの羅針盤」、Tagiru.の回、ウェブ版で公開されました。
心は満たすものでも火をつけるものでもなく、本来の自分に戻ればおのずと「たぎる」もの。
実話から傑作映画「密輸1970」「ソウルの春」
最近見た試写のなかでお勧めしたい映画のメモ。
◎まずは『密輸1970』。全く先が読めず、海女がこれだけ活躍するのも前例がないであろう海洋クライムアクション(コメディ…
傘についてインタビューを受けました:高島屋ハミングタイム
高島屋会報誌「ハミングタイム」5・6月号 特集「心はずむ雨の日に。」のなかで傘についてのインタビューを受けた記事が掲載されています。「高島屋友の会」のみなさま、…
朝日新聞 桂由美さん記事にコメントしました
朝日新聞後藤記者より取材を受けて、デザイナーとしての桂由美さんについてコメントしました。有料記事ですが、5月1日16:42まで無料で全文公開されているそうです。
マリー…
「最悪に見える状況の中でも幸福を分かちあることはできる」桂由美先生
桂由美先生が逝去されました。94歳。現役で働き続け、今年もショーを開催されたばかりでした。
ショーは一時間たっぷりの見応えあるもので、だからこそ毎年、伺うのが楽しみでした。
写真はとりわけ記憶に刻まれる2020年のホワイトアニバーサリーのショー。「最悪に見える状況の中でも、私たちは幸福を分かち合うこと、愛を育てていくこと、支え合うこと、成長することができる。そんな人間としての尊厳を、世界が苦境にあるからこそいっそう大切にしたい」というメッセージが響きました。
桂由美先生は、1964年日本初のブライダルファッションデザイナーとして活動開始し、翌年、日本初のブライダル専門店をオープンし、日本初のブライダルショーを開催した方で、日本のブライダルファッション界の第一人者です。
1981年のNYショーのデビューを皮切りにローマやパリへと活動の場を広げ、世界各国30以上の都市でショーをおこなっています。ブライダルファッションだけでなく、日本の伝統美を後世に繋げる活動として、友禅や西陣織を駆使した作品を発表。絹文化の発展に貢献した功績も大きく、蚕糸功労者最高賞「恩賜賞」を受賞しています。
今後はユミカツラのデザイナーであり、30年以上桂由美の右腕として共にクリエイションをしてきた藤原綾子さん、森永幸徳さん、飯野恵子さんが率いるユミカツラのクリエイティブチームが新生「Yumi…
「知とビジネス」の最適解
NewsPicksの動画、『経営者・東浩紀が語る「知とビジネス」の最適解』が知的な刺激満載でした。以下、コメントしましたが、会員でない方もいらっしゃいますので、以下に共有し…
充足感の追求が成功を導く 『ダークホース』
トッド・ローズ『ダークホース』(三笠書房)。
型破りなルートで活躍するようになった「普通の人々」をダークホースと位置づけ、その特徴を抽出。ユニークな具体例とと…
City Hunter / 破戒 / 人生のレールをはずれる衝動
ここ一週間くらいの移動中インプットのなかで印象に残っているエンタメと本のメモです。
◎シティハンター◎
Netflix。原作の漫画も知らずに見始めたのですが鈴木亮平のあ…
ラグジュアリーの羅針盤Vol. 18 スリランカでの起業ストーリー
「ラグジュアリーの羅針盤」Vol. 18は、スリランカでアーユルヴェーダを施すホテルを営む伊藤修司さんの起業ストーリーです。
身体をまるごとリセットして「生きること」を…
100種超の香水を試香しました
事情あって100種類超の香水を試香した。これだけの数を試香すると、数時間後に記憶に残るのは大きく分けて2パタン。
①「好感」の範囲を逸脱しすぎて「なにこれ?」レベル…
CFCL 高橋悠介さんにインタビューしました
CFCLの高橋悠介さんにインタビューしました。
ジャーナリストだったお母さまのお話やロンドンのゴールドスミスカレッジ時代のお話、アートとファッションに対する考え方な…
Scoop by Netflix 真実を浮かび上がらせるインタビュー
Netflixの映画「グレートスクープ」。性犯罪者エプスタインと交流があった英アンドリュー王子のインタビューを実現したBBCの舞台裏を描く。報道ドラマ。プロフェッショナルな…
Mikako Nakamura 2024AW 動中静 静中動
Mikako Nakamura 2024AW 展示会。
テーマは「動中静」、つまり「気のあふれる時、能は止まっていても動いている」という能からヒントを得たコレクション。
じっとしている時こ…
ジョージ5世とニコライ2世の見分け方
Books and Cafe主催による君塚直隆先生のエリザベス女王に関する講演をズームで拝聴。濃密で圧倒的な2時間で、質問コーナーの「ジョージ5世とニコライ2世の見分け方」から始…
軍服リフォーム(どこで着るのだ)
沖縄の米軍放出品ショップで飾られていた新品の軍服に「呼ばれて」いる気がして衝動的に購入。いつも頼もしい心斎橋リフォームの内本久美子さんにお願いし、ぴったり身体に…
日本経済新聞連載 昭憲皇太后の大礼服について書きました
日本経済新聞「モードは語る」、4月20日(土)夕刊掲載Vol. 89は明治神宮ミュージアムで開催中の展覧会「受け継がれし明治のドレス」で展示されている、昭憲皇太后の大礼服に…
尾州生地のオーダースーツ「コンセプトテイラー」
尾張一宮出張。尾州生地のメッカですが、この地にある近代化産業遺産Re-TAiLの2階に、Kunishima のコンセプトテイラーがあります。尾州生地でお仕立てするオーダースーツのお店で…
おかげさまで6周年
本日4月18日で創業6周年を迎えました。
2018年に起業して以来、右も左もわからないなか、多くの方々に助けていただき、なんとか6周年を迎えることができました…
Akris 2024 Fall Winter Collection
Akris 2024 Fall Winter Collection. 国立新美術館にて。アルベルト・クリームラーが打ち出す今期のテーマは「二元性」。
ブラック、モカ、深緑、深紫のメランコリックな色の合間に、マゼンタ、ペリドット、エクリュの明るさ。
メタリックな靴とバッグはパンチ力あり。ソックスにヒール靴を合わせるのは見方が分かれそうですが、新鮮でした。
トップ写真で着用しているのは2024…