若い女性兵士も多い横田基地。写真をご一緒していただいたケイシーさんはランチ食べる暇もなくプロテインバーでしのいで大サービス。

「トップガン」風航空ショーもあり、空中からのパラシュートショーもありで、自衛隊と米軍のPRイベントの側面が多大にありましたが、軍人や隊員の方々のヒューマンなお話を少しですが直接伺えました。能天気な写真を撮っておりますが、胸中ぐっと複雑です。あのオスプレイの展示もありましたし…。

それぞれが個性的な人間としての姿を見せてくれた兵士や隊員に接することができたのは貴重でした。世界では戦争や紛争が起きており、いつ何時大きな戦争に巻き込まれるかわからない時代です。彼ら彼女らが安全に無事で過ごせますように。

近隣は、メインストリートを離れると、清らかな水と緑が広がる光景も楽しめる、閑静な住宅地。あまりにも快適な空気で、気がついたら6時間近く日光を浴びていて日焼けしました。これはまずい…。

日本からただ一人、パリ・オートクチュール・ウィークに参加している中里唯馬さん。日本人としては森英恵さんに次いで2人目です。

オートクチュールとプレタポルテでは大きな違いがあります。オートクチュールの世界には厳しい条件や審査があります。その実態を、中里さんと、オートクチュールの組織をよく知るベルギーのブラッドリーさんにオンラインでインタビューしました。

それぞれに美を追求する二人の真摯な姿勢に衝撃を受けるとともに、心が洗われました。思わず姿勢を正して聞いていました。

中里さんは、社会課題にも向き合い、後進も育成し、パリコレに参加して実験的な美を世に問い続ける。ひとりの人間としても優しくて思いやりがあり、ファッションの世界をリードするほんとうにすばらしいデザイナーだと思います。

詳しくは今年中には発売予定の『「イノベーター」で読むアパレル全史』増補改訂版に収録の予定です。

『青藍工房展 Paris の予感』プレス発表会に参加しました。銀座かねまつホールにて。

青藍工房は徳島のろうけつ染めの工房です。1931年生まれの橋本陽子さん(下の写真・中央)が1971年に始めました。橋本さんは戦後、伝統的な藍染ではなく、自由なデザインを藍の濃淡で表現し、藍で芸術を創るという意志をもって作家活動を始めました。

現在の代表は娘さんの清川初子さん(上写真・左)が務めています。もう一人の娘さん、橋本清子さんも工房のプロデューサーとしてかかわり、清川初子さんの夫君もMetamoji代表として工房のさまざまな活動に関わっていらっしゃります。まさにファミリービジネス。

パリの「ル・サロン」でも2022年、2023年に連続入選、展示もおこなわれています。ドレスも美しく、透け感とハリ感のあるシルクを染めた深い藍に吸い込まれそうで、ぜひ一度着てみたい!

トップ写真は5メートルの布をドレスにアレンジした作品で、スタイリストは徳島でオートクチュールサロンを開く坂東美千代さん。坂東さんのこの日の着用ドレスも麗しく、徳島に青藍工房の取材+坂東さんのサロンでのドレス依頼の旅に行く、というのを脳内のTo Do Listに刻みました。

展覧会は19日までと短いですが、どうぞ銀座かねまつホールにお立ちよりください。

 

この季節に恒例になった山下公園周辺の満開の薔薇ですが、今年は傘も壊れる雨風のなかの鑑賞となりました。

それはそれで誰一人おらず、人が写りこむことに気兼ねする必要なく撮影できました。

雨に濡れる薔薇も、快晴の下の薔薇とはまた別の美しさがありますね。

気分が沈みがちな雨の日こそ快適に楽しめるよう、心身のコントロールを極めたいものです。

おわら風の盆で有名な八尾の取材。9月は動けないほどの密集地になりますが、シーズンオフの今は静かでおだやかな空気が流れています。

石畳の通りも風情があります。清らかな水が側溝に流れ続けているのも、他県の方から見たら驚異らしい。雪解け水ですね。

こんな渋い味噌・醤油のお店があると思えば、

銀行が大正モダン風だったりして、いちいち楽しい街並みです。

こんな駄菓子屋さんも健在。お店の名前も「こどもや」。

あるお土産屋さんでは、「特別の人じゃないとなかなか見ることができない」という2階をご案内いただきました。この2階の窓に座り風の盆を見るのですね。風の盆のさなかに再訪したいものです! 下の写真は観光会館の中に展示されている曳山です。

 

 

母の日を祝うため富山にとんぼ返りの帰省。

今日はずいぶん低空飛行していたように感じられました。眼下に雲がなく、絶景の連続です。高知出張時とは異なる角度から見る富士山。

実家の芍薬も満開。おかげさまで両親は健康で元気、なによりもありがたいことです。

 

サンローランに映画制作部門が加わり、アンソニー・ヴァカレロがこの部門のディレクターも務める。で、昨年のカンヌで公開された作品の試写を拝見しました。「ストレンジ・ウェイ・オブ・ライフ」。西部劇×男同士の愛。「ブロークバック・マウンテン」トリビュートな30分の小編です。クリエイティブディレクターは服ばかりじゃなく映画も作る時代に突入しました。

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7/12(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテほか全国公開

「ラグジュアリーの羅針盤」、Tagiru.の回、ウェブ版で公開されました。

心は満たすものでも火をつけるものでもなく、本来の自分に戻ればおのずと「たぎる」もの。

最近見た試写のなかでお勧めしたい映画のメモ。

◎まずは『密輸1970』。全く先が読めず、海女がこれだけ活躍するのも前例がないであろう海洋クライムアクション(コメディ、たぶん)。70年代こてこてファッション、韓国の小さな港町の光景、演歌っぽい音楽もよく、海女×密輸王×チンピラ×税関という四つどもえの騙し合いが壮絶でシリアス、サスペンスフルなのに、「陽」の空気に包まれている快作。見たあと笑顔になれて元気がわいてくるような不思議なテイストの映画です。これ好き。7月12日公開。

◎そしてやはり韓国映画ですが、『ソウルの春』。1979年の大統領暗殺後、新たな独裁者の座を狙いクーデターを決行する男と、その暴走を阻止しようとする高潔な軍人の対立を描く。暗い緊迫感がずっと続きます。内戦直前の緊迫とその後の暗黒社会が実話という衝撃。高潔な人間が救われない不条理、腐敗した人間が権力をもつおそろしさは今も身近にあるなあと人間不信になってくる。鑑賞後重たさをひきずりますが、決して目を背けてはない歴史の現実。8月23日公開。

両映画とも、70年代韓国の実話がベースになってるんですね。韓国ではともに大ヒットを記録しているそうです。

 

*トップ写真は町中を走っていたアフタヌーンティーバス。表参道付近で遭遇。

 

高島屋会報誌「ハミングタイム」5・6月号 特集「心はずむ雨の日に。」のなかで傘についてのインタビューを受けた記事が掲載されています。「高島屋友の会」のみなさま、ご笑覧ください。

最近はシェア傘も増えましたね。システムとして構築されているのも見かけますが、最近、見かけて面白いなーと思っているのは、トイレなどに「あえて忘れ傘のように置いてある」ビニール傘。「必要な人、必要なところまで使ってまた次の人のために<忘れて>いってください」という趣旨なんですね。安価なビニール傘だからこそ可能な、やさしい世界。

一方、ハミングタイムに紹介されているのはまったくカテゴリーが異なるもの。バッグのようなファッションアイテムに分類される傘です。店頭の傘立てに置いて「シェア」されると困るような傘は、クロークに預けるなど丁寧に扱うことが求められますね。出かける場所に応じて、持つ傘も変えるべきなのでしょう。