5月28日は、占星術によれば、10年に一度の、双子座の大幸運日ということだった。
たまたまその日に、グローバルに活躍するビジネスパーソンと、濃い会話をする機会に恵まれた。
他人のご機嫌をうかがうムダな時間があれば、孤独にすごし、人生をより深めることにエネルギーを費やすべきこと。いまできる最高の無茶をすること。人付き合いにおいては上善如水さらさらと、でも自分のインサイドは血のように濃く情熱的であったほうがいいこと。全てを見せず、ミステリアスであるべきこと。未踏の領域も、冒険を楽しむつもりで挑んでみること。二流の世界におけるNo.1と、一流の世界における最下ランクのもの、どちらかを選択しなくてはならなくなったら、一流の世界における最下ランクを選んでみるべきこと(もちろん、余裕があれば一流におけるNo.1を選ぶにこしたことはない)。
会話なので、それこそ、その場限りのものとしてさらさらと流したほうが粋なのかもしれない話も多々あったが、スケールの大きな活躍を支える発想の数々に、こうありたいという理想の世界とのチューニングが合ったような思いをする。狭い世界の些細なことにいちいち優しい態度をとり、貴重な時間とエネルギーを注ぐのはもういいかげんやめよう。どうでもいいこととつきあっていれば、傷つくこともないかわりに、さしたる感動もない。根拠もないことをとやかく言う人がいれば、それはヒマなその人の問題であって、私の問題ではない。千手観音的あり方を卒業しようと決心できた、大幸運日。