2019年をなんとか乗り越えることができそうで、読者のみなさまはじめ支えてくださった多くの方々にあらためて感謝申し上げます。
2017年は全世界から拒絶されたようなどん底状態でしたが、なんとか気持ちだけ立て直し、2018年は先の見えない不安と闘い続け、2019年には、後がないなら前しかないという諦念で、今できることを枠を外して全部注ぎ込む、ということだけに集中してきました。まだまだ勉強不足だし、通過点ではありますが、折々にチャンスをくださった方々、ご支援くださった方々の御恩は忘れず、着実に実績を重ねていきたいと思います。
暗闇の時間を乗り切るための心がけ
・なくなったものはしょうがないので、「とりあえず、ある」ものを無理にでも数え上げ、感謝してそれを愛でる
・現在をConsummatory に生きる。将来の手段として現在の活動を不本意ながらおこなうのではなく、活動それ自体を楽しむ
・凡事徹底をきわめる
・チャンスをいただいたら、先方の期待を超えるサービスをする(仕事でも社交でも)
・悲惨なできごとも「ヒーローズ・ジャーニー」のなかの「深淵」としてストーリー化し、復活後のストーリーを妄想する
・古今東西のヒーローには、世間から理解されず、孤独な時間があったということを思い出す
・そういう時こそ「人間」がよく見えるので、善悪の判断ぬきに観察してメモしておく
・会った人、会話した人(メールなどでも)には、別れ際によい印象を残す
そんな気持ちの持ち方すらできないほどの不幸や災害に見舞われた方も、大勢いらしゃいます。身近にもおります。明日のわが身としていつも心の片隅で見守り、ささやかながらできることをしています。一日も早く平穏な生活に戻ることができますよう、お祈り申し上げております。
?さて、先日アップしました日中のスーツの色が光の加減で今一つ正しく伝わっておりませんでした。カメラマンの写真ではなく、一緒にいた友人がスマホで撮影してくれた写真が、より実物に近い色です↓
(Tailored by Teruo Hirokawa with the fabric of Chugaikunishima 1850)
仕事着として着るものがないとお困りの女性管理職のみなさま、ブランド名がちらつかず、ジャストサイズで長く着ることができて、昼は会議OK夜は上着を脱げばレセプションOKという本格派テイラードスタイルはいかがでしょうか(同じ服でのドレススタイルは、信濃屋さんパーティーの回にてご確認ください。昼間のポケットチーフを夜の首元にあしらっています)。すでに女性用テイラードを提供している百貨店や小売店は、「女性におすすめ」として薄め軽め明るめの生地を推奨していらっしゃいますが、逆です。重役が着るような重厚な服地で作ってください。というか「女性におすすめ」っていう甘いカクテルにしろ薄い服地にしろ、いつまで女性を軽く見ているのか。来年以降、このフレーズは社会的タブーとしたい。笑
一年間ありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。