?The Rake が掲載してくださいました。



?アロマのスペシャリスト、平野佐和さんがウェブサイトで素敵なレビューを掲載してくださいました。


?メンズファッション評論家の林信朗さんがフェイスブックでコメントを書いてくださいました。

?ポージングディレクターの中井信之さんが、ブログとフェイスブックで読みどころを押さえたレビューを書いてくださいました。ありがとうございます。

 

?インスタやフェイスブックで、新刊記念講演にご参加くださった方が続々コメントをアップしてくださっております。ありがとうございます。

 

今回のフェアでは、イタリア大使館もプッシュしているアペリティーボという習慣に基づくメニューが各ホテルで展開されます。

夕方、夕食前に家族や友人と誘い合って、バールやレストランでお酒を飲みながら楽しい時間をシェアする習慣。

近年では、夕食代わりになるほどのボリュームのあるフードをブッフェで食べることができるアペリチェーナというスタイルもあるそうです。

各ホテルの趣向を凝らしたアペリティーボ、アペリチェーナの詳しいメニューはこちらから。

 

充実のイタリアワインのラインナップ。


エグゼクティブソムリエの市村義章さん。


バーテンダーズ。左から、紀尾井町の中西孝行さん、品川の川手輝昭さん、高輪の栗原秀和さんです。


宴の終わりに寛ぐシェフたち。いい雰囲気。左から、品川総料理長の吉田功さん、芝公園エリアの総料理長・三浦健史さん、そして高輪エリアの総料理長・高橋慶太さん。

ス―パーカー、クラシックカー、ディープな音楽の話題なら他の誰もついていけないマニアックでハイコンテクストすぎる会話で延々と盛り上がり続けられる東京シティエリア 統括総支配人の武井久昌さんとBLBGのCEO田窪寿保さん。一般教養のみならずニッチな教養でも群を抜くお二人のDJ対決がTable 9 で実現したら面白そう。武井統括総支配人のネクタイは、イザイアです。写真ではわかりませんが、ぽちっとイザイアマークが入っています。

Buono! Buono! ITALIA FAIR 2020 は、2月1日から3月31日まで、都内7つのプリンスホテルで展開されます。

#BeyondYourExpectations

 

ご協賛各社です。イザイア(ISAIA)さま。イザイアは、ナポリの名門ファクトリーブランドで、世界のエグゼクティブに支持されています。イタリアらしいクラシカルな品格といえば、イザイア。はい、こちらをご覧ください。

160名ほどのゲストでにぎわうボールルームでひときわ存在感を発揮していたイザイアの市瀬晃央さんと本間宏海さん。イギリスのスーツにはない独特の艶っぽい華やかさがありますね。

今回、レセプションで各ホテル総支配人が着用したネクタイとチーフは、イザイアの製品です。


お花越しに(笑)微笑むザ・プリンスパークタワーの総支配人、石川学さんが着用していらっしゃるのがイザイア。(遠くてわからないですね……至近距離で写真撮るべきでした。反省)

そして車ではマセラッティ。

内装がまたひときわ上質で、なんともセクシーな空間でした。

さらに、ランジェリーのインティミッシミ(intimissimi)。


フェア期間中、intimissimiの赤のキャミソール&ショーツがプレゼントされるステイプランもありますよ。15室限定です。詳しくはこちら

 

さらに、テクノジム。

最新型のラグジュアリーフィットネス製品は、ボールルームでも大人気でした。東京シティエリア マーケティング統括支配人の林佳代さんと私が座って、というか乗っかっているのは、テクノジムの高級レザー製のバランスボールです。座り心地も快適です。

 

社交に夢中になっている間にも舞台上ではオペラティックなパフォーマンスが。歌うのは柴田泰孝さん。

To be continued……

Buono! Buono! ITALIA FAIR 2020 の詳細はこちら

#BeyondYourExpectations

プリンスホテル東京シティエリアで第3回目となるイタリアフェアが開催されます。2月1日~3月31日まで。

華々しくレセプションが開かれました。ザ・プリンスパークタワー東京ボールルームにて。

プリンス名物、氷の彫刻。精巧ながらダイナミックな芸術性には、いつもながらのことですが、感動します。なんと氷の間にワインのボトルが差し込まれていますよ。


入口で迎えてくれるヴェネチアンマスクの「マスケラータ」。照明もイタリア国旗の色。細部まで凝った演出で、妖艶でゴージャスなイタリア感が醸し出されています。

 

イタリア商工会議所会頭、駐日イタリア大使、東京シティエリア統括総支配人、アリタリア航空社長によるテープカットのセレモニー。アリタリア航空のCAがテープカットのサポートに。


昨年、大好評を博したスターシェフたち、今年も来日。



飴細工によるヴェネチアンマスク。間近で見るとその芸の細かさに驚くアートです。





今年のテーマはカルネヴァーレ。イースター復活祭に合わせた断食期間に入る前に、楽しく食べて飲んで歌って、お祭り騒ぎをしましょう!という趣旨で始まったとされます。今では自由に参加できるお祭り的なイベントになっています。

カルネヴァーレにふさわしい、圧巻のお料理の数々。

ザ・プリンスパークタワー東京&東京プリンスホテル総料理長の三浦健史さん。

エグゼクティブ・シェフパティシェの内藤武志さん、高輪エリア総料理長の高橋慶太さん。後方にも明日のエグゼクティブシェフたちがずらりと。

To be continued……

Buono! Buono! ITALIA FAIR 2020の詳細はこちら

#BeyondYourExpectations

 

 

 

 

 

 

 

日本産ツイード、誕生しました。

 

(偶然このような瞬間を切り取りましたが)ギターを持つようにツイードを持つ宮本雄三さん@中外国島。

 

数少ない北海道の羊の毛から作られた、貴重なツイードです。


 

Rarity, Quality, and Sustainability. Yes, they have successfully produced beautiful Tweed made in Japan. My article about Hokkaido Tweed will be published next month.

 

地引由美さん主催のラ・コゼット・パフメにお招きいただき、新刊記念を兼ねた講演をさせていただきました。六本木の国際文化会館にて。

14種類もの高級香水のそこはかとないよい香りで、満席のお客様とご一緒にたいへん充実した時間を過ごさせていただきました。

香水をテーマにした会であり、地引さんも14ブランドもの香水のサンプルを用意してくださていたので、選ばれた香水ブランドに関連のあるクリエーターの話を中心に進めました。


(Photo@ Yumi Jibiki)

56人のクリエーターひとりひとりに思い入れがあり、ほんとうは全員について話をしたいくらいでしたが!

本も用意していった分が完売+不足分まで出て後日お送りするという前例のない事態に…。ありがとうございます。

 


(Photo @Yumi Jibiki)

お一人お一人、心を込めてサインさせていただきました。

 

(Photo @Ms. Kaori Tanaka)

14種類もの香水のムエットを、互いに香りが混ざらないように参加者の人数分用意し、かつ、当日も重い香水ボトル14個も持参して会を盛り上げる地引さんの香水愛にはいつもながら目を見張ります。

 

主催者の地引さん、スタッフの方々、そしてご参加くださいましたみなさま、ありがとうございました。

 

*当日の模様は、ラコゼさまのサイトに。こちら

*アンケートもとりまとめいただきました。自賛めいて申し訳ないのですが、一部ご紹介させていただきます。

「大変おもしろかった。ファッション雑誌の文脈では切り離して語られがちな人たちを横断的な視点で語っており、さすがの企画力だと思いました。(中略)一部のファッション好きだけでない、より多くの人にわかりやすい語り口なので『アート志向』をめざして山口周など読んでいるビジネスマンにも聴いてほしいと思いました」

「とても楽しく勉強させていただきました。最後の『何のためにビジネスをしているのか』ということばが刺さりました。数々のイノベーターのお話を聞いて、自分のこだわりはとにかく表現する!ことが大事だと改めて感じました。今年は恐怖心を乗りこえることがテーマの一つだったので、結果を気にせずまずは行動に起こしてみようと思います」

「とても有意義な時間でした。内容ギッシリで、本当に来てよかったです」

「先生のお話が楽しくて笑いが絶えず、あっという間でした。もっとお聴きしたいです」

「本日のお話も期待どおりでした。香織先生も楽しそうにお話くださりいっそうなごみました。アパレル史、装いの歴史をながめていくと、まさに時を反映していることに気づかされます。格差、差別をとりはらい人が自由に生きるための模索をこの中にも感じることができました」

……などなど、多くのあたたかいお言葉をいただき、励まされました。多謝。

 

婦人画報.jp フォーマルウェア連載が更新されました。「ダウントンアビー」をフォーマルウェア、という観点から見てみました。こちら

 

新刊に関して続けざまに3件のインタビューを受けました。共通していたのが、「知っている名前の人の項目をまず読んだ」。ある高級紙のインタビュアーは「知っている名前の人の記事は読もうと思うが、そもそも名前を知らないと関心の対象に入ってこない」とまでおっしゃっていました。

私にはまったくない発想だったので、いろいろと考えこんでおります……笑。

名前を知ってもらうこと、というのはかくも重要、基本中の基本なのですね。

 反響続々いただいております。ありがとうございます。

?ホアキン<ジョーカー>フェニックスが、環境のために映画賞シーズンはステラ・マッカートニーのディナージャケット一着で通す、と宣言したことを受けて、

24日付の読売新聞連載「スタイルアイコン」は、ステラ・マッカートニーでした。

?本日25日付の日本経済新聞夕刊連載「モードは語る」では、先日、気になるアイテムとしてアップした「ブーブ・アーマー」ことブレストプレートについて書いています。こちらも夕刊がお近くにあったらチェックしてみてね。

 

?ヒストリカルな服がお好きな方にお勧めの本。How to Read a Dress. 16世紀から20世紀までのドレスについて、細部を含め詳細に解説してある。

下着はどうなっていたのか?とか留めるところはどうなっているのか?とかこのレースはいったい何のため?みたいな素朴な疑問にも答えるマニアックな本です。難点は字が小さすぎること。小さい字が苦にならない若いうちに読んでおこうね。笑

(Click to amazon)

昨日は新刊に関わるインタビュー(by Nikkei Style)と、ディズニーのウェブの仕事。ディズニープリンセスの衣装を歴史的背景から解説するというチャレンジングなお仕事でした。

さすがディズニー、細部まで意味まみれで丁寧に作っているんですね。インタビュアーが元・キネ旬編集長だったので、ハイコンテクストなレベルで話がはずみ、話しながら新しい発見があってほんとに面白かった?

ディズニーは版権について厳しいので、一般の媒体で写真を扱うのがなかなか難しいのですが、ディズニーのウェブなので写真は自由に使えるというのが嬉しいですよね。ディズニーワールドはやはり無条件に楽しい。ディズニープリンス版もやりたいくらい? 「ビースト」(Beauty and the Beast) の衣装なんて圧巻ですから。

 

 

 

 Nikkei Style では、「イノベーションに成功した経営者」「ブランドの継承」という観点からインタビューを受けてきました。

ブランドの継承がファミリー内で理想的にスムーズになされたケースとして、本書ではジュン アシダを紹介していますが、実はビジネス界全体を見ると、ファミリー内だからこそとことん揉める、というケースのほうが多いんだそうです。O家具さんとか。なるほど。

こちらはビジネス欄で掲載される予定です。ぞれぞれアップされたらお知らせします。

 

 

 

You don’t always get what you wish for.  But you always get what you work for.  You don’t find will power.  You create it.

?紀伊国屋書店新宿本店、1階の激戦区ではこのように大々的に展開してくださっています。ありがとうございます。



?ファッションジャーナリストの宮田理江さんが、早くもアパレルウェブにすばらしいレビューを書いてくださいました。こちら。感激です。ありがとうございます。

 

 


暦の上では大寒という一日でしたが、春に向けての新プロジェクトの企画。


こちらでは7月にお披露目になる新施設についての企画。おそらくあっという間に夏が来る。だからこそ「今日の一時間」の積み重ねを意識しないと、何も残らぬまま一年が過ぎる。あらためて自戒。

Go Tailored Season 1 Vol. 3:  Versatile


Tailored Suit is Versatile.

昼に堅い仕事があるときにはジャケットを着用して威厳を演出。夜にレセプションやパーティー、はたまたデートがあるのに着替えに帰る時間がない、というときにはジャケットを脱いでアクセサリーのみ替えればOK。

写真ではわからないのですが、スカートのスリットはファスナーで深さを調整できるように作りました。昼はスリットを閉じ、夜は場に応じてスリットを開けると、歩くたびに赤い裏地がヒラヒラ見えます。

*ボンド・プロジェクト・キックオフの記事で掲載している写真でも、ジャケットなしのこのテイラードドレスを着用しています。夜の光に呼応して黒にも見えるのは、多色の糸を織り込んで複雑なネイビーを織り上げているchugaikunishima1850の底力。

 

Photo@ys.life.style.innovation

#gotailored
#tailoredsuit
#kumikouchimoto
#shinsaibashireform
#ayanakazato
#anutokyo
#arisahidaka
#tailorhidaka
#teruohirokawa
#chugaikunishima1850
#kaorinakano

 

 

隙間時間の鑑賞だったのでおそろしく時間がかかってしまいましたが、Outlander Season 4 コンプリート。

ジェイミーとクレアの娘、ブリアナが両親を追ってタイムトラベルして18世紀へ。彼女を追ってロジャーが18世紀へ。18世紀のアメリカが舞台になるロジャーとブリアナの未熟だけれど壮絶な愛の物語、彼らを助ける両親、そしてイアンの自己犠牲。インディアン、混乱を極める北部、旧態依然の南部、すべてのエピソードがリアリティありありで号泣&号泣&号泣。ますますどっぷりと18世紀に食い込む物語、これからどこへ向かうのか。

Season 5はすでに始まっているが、Netflixで観られるのはまだ少し先でしょうか。

 

 Season 1

  Season 2

  Season 3

 

感情をはげしくゆさぶるこのドラマを見たあとは現実があまりにもこの無味乾燥なので、ついタイムトラベルさせてくれるストーンサークルを探してしまいます…。

*「フォード&フェラーリ」でカトリーナ・バルフの魅力を「発見」した方も多いようですが、まずはこのドラマのシーズン1をご覧になってみてください。

翻訳・共著・監修を含めると18冊目(中国版・台湾版を含めると21冊目)となる新刊が本日発売となります。

ビジネス書としては、ファッションやアパレルの歴史の大きな流れを学びたい人にとっての入門書という位置づけです。

それぞれのイノベーターが人生をまるごと投じた仕事を研究することを通して、「ファッションとはなにか?」「人間がよりよく生きるということは?」「仕事を通して幸福になるとは?」という問いに対するヒントを多々いただいています。横糸として、そのような言葉が読者のみなさまの心のエネルギーの糧となるよう祈りをこめて織り上げた一冊です。

 

◇構成

■オートクチュールの始まり女性「解放」のイノベーション
■20世紀モードの発展と成熟 時代が求める人間像を作ったデザイナー
■モードの多様化と、その行き詰まり ブランドが抱える後継者問題
■日本が世界に与えた衝撃
■グローバリズムとカリスマ経営者
■翻弄するのか?翻弄されるのか? 時代の寵児、クリエイティブ・ディレクター
■グローバル・ニッチ市場で勝負するクリエイター
■イノベーターを育てるファッションメディア

◇本書に登場する「イノベーター」(全56名のうちの一部)

●ガブリエル・〈ココ〉・シャネル ●クリスチャン・ディオール●イヴ・サンローラン
●ジョルジオ・アルマーニ●ベルナール・アルノー●アマンシオ・オルテガ●マーク・パーカー
●カール・ラガーフェルド●ヴェラ・ウォン●ダイアナ・ヴリーランド●アナ・ウィンター
●森英恵●御木本幸吉●芦田淳●山本耀司●川久保玲●舘鼻則孝●柳井正

参考文献、参考映画も充実させました。ぜひお手に取ってお確かめいただければ幸いです。


 

 

James Bond Movie “No Time To Die” will be released in April.

Celebrating the new 007 movie, the exciting project has just started.


Kickoff dinner at Table 9 Tokyo.



“Bond Champaign” Bollinger 007.



Flan of crab porcini puree and truffle paste.


Salad of lobster and turnip celeriac mousse.


Sauteed abalone spinach and hollandaise sauce.


Roasted duck breast red wine sauce.


The Executive chef of Table 9 Tokyo (Shinagawa Prince Hotel), Mr. Isao Yoshida.  Thank you for the splendid dinner.

Big Thanks to : Mr. Toshiyasu Takubo (BLBG), Mr. Keisuke Ito (Arcane, Bollinger), Mr. Hisaaki Takei (Prince Hotels Tokyo City Area), Mr. Shoichi Terashima (Aston Martin), Mr. Masanori Kawamura (The Prince Park Tower Tokyo), Ms. Mika Katayama (Prince Hotels Tokyo City Area), and Ms. Kayo Hayashi (Prince Hotels Tokyo City Area).

 

#Beyond Your Expectations

 



新刊の見本が届きました。ビジネス書らしい装丁ですが、手に取ると、とても質感の高い紙であることがわかります。カバーをとると赤い表紙が現れます。

口絵部分の年表はカラーです。全302頁。

取材、写真ご提供、査読などで多くの方々からのお力添えを賜りました。あらためて、心より感謝申し上げます。

 

『「イノベーター」で読むアパレル全史』は、日本実業出版社より18日(土)発売です。

「フォード vs  フェラーリ」

 

エンツォ・フェラーリがフィアットのジャンニ・アニェーリの傘下に下った背景には、アメリカのフォードの買収の申し出があったのか!とか、ビートニクはフォードのブランディングにはNGだったのか!とか発見も多い。

イタリア人はこの映画見てどう思うのか、気になります
(Twitter: kaorimode1)

“Iacocca: James Bond does not drive a Ford, sir.(ジェームズ・ボンドはフォードに乗りません)
Henry Ford II: That’s because he’s a degenerate.(堕落したやつだからな)”

マット・デイモンとクリスチャン・ベイルのブロマンス共演は眼福でした。ケン・マイルズの妻役のカトリーナ・バルフは、「アウトランダー」と演技がほぼ同じ。持ち味ともいえますが。

 

<実話とはいえ、以下、ネタバレになる可能性もあるので、未見の方は読まないでくださいね>

実話なんですね。企業論理のために個人のパフォーマンスを抑制しなくてはいけなかったケンの心情はいかばかりだったか。その後、リベンジの機会も奪われたという経緯に、不完全燃焼感と悔しさがくすぶりました。

私としては、組織としてのフォード的なあり方と真逆な、ケンやビートニクやジェームズ・ボンド派。ジェームズ・ボンドがドライバーだったらぜったいに組織の命令を無視して走り切っていましたよね。

組織としての勝利が個人の栄光よりも上、というニュアンスを残した終わり方に不満は残った映画。

*映画やイベント直後の生な感想、気になった海外ニュースへの一言コメントは、Twitter: kaorimode1でおこなっています。今日のようにブログに転載することもありますし、まったく転載しないこともあります。Follow me ?

 

北日本新聞別冊「まんまる」連載「ファッション歳時記」が100回を迎えました。

2011年から始まった連載も8年半。まさかこんなに続くとは思いもしなかった。読者のみなさま、北日本新聞のスタッフに心より感謝申し上げます。

「婦人画報」2018年9月に寄稿した記事の一部が公式ウェブでも公開されました。

英国スタイル 前編

英国スタイル 後編

ウェブ版では、写真を見ていただくのが主眼、となる印象ですね。

「原則遵守は中産階級的であり、ときには大胆なルール破りをするのも貴族らしさに不可欠なふるまい」と書いたのですが、これを鼻持ちならないと受け取る人も承知の上で真実として伝えますと、「ルール違反」にやたら厳しいスーツポリスや着物ポリスは、なんというか、「中産階級的」なのです。だれかが決めたルールの枠を外れず、それに従うことが正しい、と信じて疑わないその在り方が。中産階級は一種のメインストリームであり、それが悪いと言っているわけでは決してないのですが。

ダンディズムの学徒としてはつい、抵抗したくなるんですよね。

 

こちらでは、より深く「英国貴族的」スタイルを掘り下げております。

Go Tailored Season 1 Vol. 2:  No Wars

 

Tailored collar-and-lapel is a symbol of peace. Which was once a turn back collar of the military uniform.

(From left: Kumiko Uchimoto, Aya Nakazato, Arisa Hidaka, Kaori Nakano)

テイラードウェアは、エイジレスでタイムレス。合わせるインナーや小物次第でいくらでも変化をつけることができ、長く着ることができるサスティナブルな服です。

ポイントは、天然繊維主体の「メンズ用」とされる密な服地を選ぶこと。「女性におすすめ」される薄く軽い合成繊維の服地ではリクルートスーツ以上には見えません。今の日本では残念ながら、「女性におすすめ」とされるものは、カクテルにしてもスーツにしても、女性をなめているとしか思えないものばかりです。

昨年、管理職になった女性たちから、「男性の重役にも部下にも敬意をもって接してもらえる服がなかなか見つからない」という声をたくさん聞きました。選択肢はまだ多々あるとは思いますが、そのひとつとして、テイラードスタイルがあると思い、具体例をご提案する次第です。仕事や立場、個性に応じていかようにも着ることが可能かと思います。5年経ってシルエットが合わなくなれば、リフォームして着続けることができる。

「男性がスーツを着なくなったので需要が少なくなった」と嘆くテイラーのみなさん。女性のテイラードウェアの需要に目を向けてみては。

*No Wars と書いたのは、世界情勢の緊迫に対して平和への祈願をこめて。テイラードスーツの襟は、軍服の立ち襟を平和時に折り返したものが起源です。

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

オーストラリアではブッシュの大火事が広がり収まる気配をみせず、アメリカとイランの間で戦争の兆しありで多くの国が無関係ではいられない事態。年頭からテロを起こすような、あの分別を欠いた大統領が核兵器を使わないという保証はどこにもなく、地球レベルで危機が切迫していることを感じます。

ファッションをテーマに語るなんて平和な時代でしかできないこと。地球に平和が訪れるよう、祈ることぐらいしかできないのがもどかしい。自衛隊が激しい紛争の可能性ある地区に派遣されたら日本の平和も完全に保証されるわけではないでしょう。現実は刻々とシビアな方向に向かっているように見えますが、それでも、希望のある2020年となるよう祈願したい。

 

Web LEONでのダンディズムの記事が、Nikkei Style に転載され、本日より公開されています。こちら

こういう時代に念のため振り返っておきたい先人の「ダンディ」として、白洲次郎(拙著では靴下ゆえに非ダンディ認定をしましたが)がいる。白洲次郎は最後まで時代の空気に逆らって参戦に反対して、ぎりぎりまで日英両国の関係者を説得し続けた。結局、それが無理とわかると食糧難を見越して疎開し農業を始めた。召集令状を拒否して兵役につかなかったことで卑怯者呼ばわりもされたが、自分を世のために活かす道は戦後の復興にありと見定め、多大な貢献をする。生前も没後も賛否両論がつきまとう人だが、自分ができることとできないことを見極める分別と、俊敏な行動力は備えていた。

全ダンディ志願者のみなさん。「時代の空気」に鋭敏でありつつ決して空気に流されないよう、歴史の大きな流れを知ってあらためて自戒を。

 何度も推薦しているかと思いますが、白洲次郎の生涯を知るにはおすすめのドラマ。伊勢谷友介さん、「マチネの終わり」にでは英語がイヤミになるちゃらい男の役でしたが、こちらは骨太な英語力を駆使してかっこよすぎるくらい。

“Go Tailored 2020”  Season 1  Vol.1  A Happy New Year

Go Tailored.

Suitable for every generation, almost all occupations,  and fit for your own style.


Big Thanks to Arisa Hidaka, Aya Nakazato and Kumiko Uchimoto.

 

A Happy New Year.

May the New Year Bring You Love, Joy and a lot of Ecstatic Moments.


 

あけましておめでとうございます。

旧年中のあたたかなご交誼に心より感謝申し上げます。

皆様の一年が愛と喜びと、感動的な瞬間で満ち溢れますように。

 

1月から「まんまる」連載100回、新刊発売、新刊記念講演、新連載(掲載は翌月)、その他チームでの大きなプロジェクトのキックオフや新企画のお披露目準備など、区切りのイベントやチャレンジングな仕事が目白押しです。年間を通しても10年前の仕事の続編と、20年前の仕事の集大成の機会をいただいております。ひとつひとつ、凡事徹底と想定越えの両立を心がけ、愛情と感謝をこめて向き合ってまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます。