2010年8月17日
「様」づけで呼びたい数少ない俳優、リーアム・ニーソン主演の「96時間」、DVDで。
DVDでちょうどよかったかなというB級感もそこはかとなく漂う映画ではあるが、それなりのカタルシスもあり。
離婚した妻(すでに妻は再婚)との間の娘が旅先で誘拐されてしまった!という窮状を救う、元CIAの凄腕のパパ。娘を救うためなら、どんな敵だって、交渉なんかしないのである。片っぱしから、敵を殺す! これが妙にスカッとする。交渉なんかしない。ただただ、めちゃくちゃ強い。ワルい奴らよりさらに強い、被害者のパパ。単純にアドレナリンが噴出する。敵をなぎ倒していく過程が、なかなか爽快だった。
ほの哀しくも絶対的な愛情をもつ強いパパと、もはや血縁のないリッチマンを「父」として暮らす娘との絆。観終わったらすかっと忘れられる映画かもしれないとはいえ、ちょっと切ない物語でもある。
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