2010年10月1日
◇ピンクリボン月間がスタートということで、都内でも東京タワーはじめいくつかの高層建築がピンクに染まる。
そのなかのひとつ、ペニンシュラホテルで開催のチャリティパーティーにちょこっと参加させていただく。ドレスコードは「ファビュラス・ピンク」。ペニンシュラ広報、マークさんのピンクの帽子にさすがと感心。
◇NHKドラマスペシャル「白洲次郎」のDVD3枚セットを買い、さっそく見始める。Disc.1は「カントリージェントルマンへの道」で、父の文平の隆盛と没落、ケンブリッジでの生活、正子との出会い、政治との関わり、そしていち早く鶴川に「疎開」を始めるまで。
正子役の中谷美紀と次郎役の伊勢谷友介が英語で会話する。こそばゆい感じ。とはいえ、次郎初心者にも次郎ファンにも、次郎のキャリアの筋道を追っていける、とてもよくできたドラマだと思う。優雅な20年代~30年代のファッション、インテリア、建築も堪能できる。美しすぎるケンブリッジの風景にナミダ。
よくできているからこそ、気になったこと1点。次郎が「ノブレス・オブリッジ」と何度も発していたが、これは「ノブレス・オブリージ(ュ)」と「リ」のあとはのばして発音するのが正しいのではないか? (少なくとも何度もそのように指導を受けた記憶がある)
最近の日本ではノブレス・オブリージュの概念を持つ人が本当に少なくなったと思います。
かつて見られた、財産を築いた実業家が文化人のために財を拠出するなんてのも、ノブレス・オブリージュのひとつのかたちでしょうか。
投資の世界では、エンジェルと呼ばれる投資家が小さなベンチャー企業に投資することがありますが、それも一種のノブレス・オブリージュ?
いやいや、当然投資に見合ったリターンを要求するわけだから、違うのか。。
>Kenさん
NHKでドラマをつくっている人たちからして、正しい発音を知らないわけですから…。
経済や数字ベースの幸福論ばかりがハバを聞かせてますが、ノーブレス・オブリージュをはじめとする紳士文化に根差す誇り高さが怒涛のように失われていっているのを感じます。
今はじっと耐える時期かな(苦笑)。