2011年8月16日
金沢ついでに、妙立寺を見学。別名、忍者寺として名高いお寺。前田利常が、1643年に、金沢城近くから移築建立したお寺で、戦火にもあわず、今に姿を残している。
外見は、二階建てのふつうのお寺。しかし、内部がすばらしいというか、複雑で、仕掛けに満ちて、無条件にワクワクさせられた。
4階建て7層構造にもなっており、階段の数、なんと29。迷路のように、各部屋から意外な場所へと結びついていて、フツーの部屋がない……。屋内に、風流な「太鼓橋」まで。人知の限りをつくした(?)隠し階段や落とし穴など、どこもかしこも楽しすぎる。
木のゆがみを生かした巨大な梁も見ごたえあり。このゆがみこそが、雪の重みを分散させる働きをし、寺を支えてきた、という解説にも感心する。17世紀の人のほうが、現代人より賢かったんじゃないだろうか、とさえ思わされる工夫が、いたるところにたっぷり。
それにしても、この内部の風景、夢に2度ほど出てきたことがある。おなじ風景を、はっきりと覚えている気がする。不思議な既視感。いつかの前世、ここで隠れたり祈願したりしていたことがあったんだろうか?
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