芦田多恵さんの新しいブランド、Tae Ashidaのデビューコレクション。日本橋三井ホールにて。

グラフィカルなロゴ、絶妙なバランスの非対称、大胆ではっとさせる色の組み合わせ、定義不可能(なのが魅力的)な新アイテム、野性と都会性のミックス、さりげない技巧の数々に、これまでの多恵さんの集大成+新境地を見る。おめでとうございます!

コレクション終了後の会場で、女優の秋吉久美子さんとお話しする。秋吉さんはしばしば会場でお見かけするゲストのひとりで、スタイリッシュにMiss Ashidaを着こなしている。最近まで大学院に聴講に行っていたという秋吉さんは、「多恵さんのコレクションには、いつも女性の未来像を見るのよ」と。であれば、私が今回感じ取った「未来像」のポイントは、野生かな? 都会的なんだけど、どこかおさまりきらない野生のような、ワイルドな情熱があふれ出ているような女性のイメージを感じ取った。

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その後、多恵さん、藤原紀香さんらとともにディナー。マンダリンオリエンタルホテル内のチャイニーズ「センス」にて。夜景が絶景すぎ(ディズニーランドの花火まで見える)。インテリアがなまめかしすぎ。モダンチャイニーズとワインがおいしすぎ。なによりも、多恵さんも紀香さんも美しくて楽しすぎ。

多恵さんによれば、今回のコレクションは、生地選びに苦労して、時間がかかってしまったとのこと。いい生地にさえ巡り合うことができれば、「生地が勝手にドレスになってくれる」(!)くらいの勢いですんなり作ることができるのだそう。名語録入りね。

紀香さんも、ここいちばんの場面で着る洋服やドレスは、多恵さんデザインのもの。実際にお会いするのは初めてだったけれど、オープンマインドでセクシーかつタフ、しかも直情直行で進むハッピーオーラにあふれたすてきな女性で、たちまち打ち解けることができた。お店の方が今日のメニューをもってきて「なにか食べられないものはありますか?」と聞いたとき、彼女はメニューを見もしないで即答したのである。「ぜんぶ食べられます!」と。この瞬間、紀香に惚れたぞ。

やりたいと思った企画は自分で書いてプロデューサーにもっていく、というガッツも知り、プロの仕事人としても大いに刺激を受けた。やっぱり、仕事に自分スタイルを貫いてメラメラ生きている女っていうのは、面白くて魅力的で、いいわあ。

ワイルドな話題は多岐にわたり、時を忘れて心の底から幸福を感じられるようなひとときを過ごさせていただきました。ありがとうございました!

Mandarine

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