[E:maple]だいぶ時間がたってしまったが、8月29日付の朝日新聞、ファッション欄、「欧州ブランド、日本人とコラボ」。今シーズンに見られる第三次ジャポニスムの流れを紹介。以下、備忘録として。数式メモで御免。
・ロエベ×渡辺淳弥 「ロエベ・アンド・ジュンヤワタナベ・コムデギャルソン」。
ロエベの高級革×淳弥のデニム=贅沢さ×ストリート感覚=上品さとロックの反骨精神。
・モンクレール×相澤陽介=モンクレールW
ダウン×ジャガートなどカジュアル異素材。ひじやひざ部分が曲げやすいようにステッチを施すなど、東京ブランドらしい「かゆい所に手が届くような仕立て」。
・プチバトー×メゾン・キツネ(黒木理也+ジルダ・ロアエック)
○日本独自の伝統的な美意識=非対称的で平面的な構成、異なる要素の大胆なミックス感覚、素材への深い配慮
>自然の微妙な変化を愛で、自らも自然の一部として共に生きようとする日本人の姿勢
○第三次ジャポニスムは、和魂洋才の新しいカジュアル感覚。
[E:maple]こちらも。WWDジャパン7月15日号。vol.1756。
「鎌倉シャツ」がNYマディソンアヴェニューに進出、黒字の見通し。200ドル前後の同品質のものを79ドルで提供するというのは、驚きをもって歓迎される。ただ、試行錯誤も多く、その一つが胸ポケット。
「日本ではペンや定期券を入れる人が多い。貞末会長も欧米の正統派のドレスシャツにポケットがないことは承知していたが、日本では胸ポケットのないシャツは売れないため、そのまま残していた。だが現地では総スカン。『世界で活躍するビジネスマンのためのシャツを作ってきたのに、海外で「鎌倉シャツ」を馬鹿にされたのでは話にならない』と社内の反対を押し切り、国内の商品を含めて胸ポケットの撤退を決めた」
「またブルー系を大幅に増やし、ダブルカフスのシャツを拡充したのも、顧客の意見に従ったMD変更」
シャツに胸ポケットは異端です。でも日本人にとっては便利なんですけどね…。「正しさ」と「利便性」のせめぎあい。メンズビジネススーツのシステムにおいては、「正しさ」が勝利するというエピソード。
[E:maple]同号、目次ページのChat Chat!
ミュージシャンの久保田利伸がポール・スチュアートのCMに出るに際して。
「ノリを追求した落ち着きのない音楽をやっている自分が、ビシッとしたスーツを着るミスマッチがオシャレ。僕だけでなく世界中のファンキーミュージックピープルが、ビシッとしたスーツやネクタイでステージに立つことが増えている。良いスーツを着るとスイッチが入り、ノリの激しい音楽を歌うのが気持ちいい」
スーツにはこんな効用もあり。
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