2013年10月5日
学生たちと、いまどきの「合コン」について雑談していた時に出てきたファッションネタ。「いちばん最近の合コンで、男の子5人のうち3人が同じ格好だったので驚いた」という女子学生に、「どんな?」と聞いたところ。
「白いTシャツの上に黒いベスト」。
なるほど。清潔感とワイルドネスのほどよいアピール、でしょうか…。
さてさて。発売中の「メンズプレシャス」最新号(Autumn 2013)、たいへん楽しめました。赤い表紙に描かれるイラストは、ソリマチアキラ王子のお仕事。
いちばん面白かった記事が、林信朗さんがデヴィ夫人にインタビューした「デヴィ夫人の追懐」。60年代~70年代のヨーロッパ社交界の様子がありありと語られる。
「社交界はね、『美』を競うところなんです。王族、貴族、富豪、名士や一流の芸術家たちが集まって『美』を競う。富だけではなく、自分の財産をどう優雅に使うか、そこが見せどころなんですよ」
「ディナー・パーティーの会話ひとつでも『美』の競い合いですよ。機知に富んだ会話ができないといけません。みんなの心が高揚してくるような、そういうお話がね。髪型でも、服装でも、宝石でも、最高のおもてなしをしてくれるホストにお返しをする意味でも美しくしていく」。
具体的な固有名詞やエピソードが次々に出てきて、しかも、ウォリス・シンプソンが下品だったというお話までなまなましく出てきて、いや~、興味深かったです。
ほかには、綿谷寛画伯による「妄想おしゃれ世界旅行」。名品を自在にコーディネートして、行きたい国へ、行きたい時代へ。1968年のパリ、サンジェルマンとか、1953年のサンヴァレーとか、1924年のロンドンとか。画伯のシリアス系のイラストならではのリッチで優雅で楽しい迫力。眼福ものです。
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