2013年11月20日
ゲスト講師として来ていただく予定の「matohu (まとふ)」デザイナーと打ち合わせのため、表参道店を訪れました。
「わびさび」ではなく「かわいい」でもない、もっと生活に根差していながら哲学的な日本らしさを追求しているのは、堀畑裕之さんと、関口真希子さん。
見立て、うつりの美、といった美意識を、ファッションを媒体として表現するといった知的試みを続けているブランドです。堀畑さんは、同志社大学大学院の哲学科を出てからギャルソンなどで修行を積み、ロンドンでも一年仕事をし、2008年からご自分のブランドを立ち上げました。ご自分の哲学に基づいたファッションを語る言葉も確かです。
堀畑さんが考える美が細部にいたるまでぎっしりつまった渾身の作品というコート、今年のコートとして購入してしまいました^_^; 日本のデザイナーを応援しながら日本の美を語ることができる一着、タイミングの良い出会いでした。
講義とインタビューの成果はあらためてご報告します。当日は、OPENERSの取材も入る予定です。
堀畑さん(左)、関口さん(中央)と、「matohu」表参道店前で記念撮影。
「よううつらはる」は京都で生活していると屡々耳にする言葉です。
あらためて「うつり」と文字で書かれたのを目にすると、使い慣れたものに改めて新鮮さを見つけた様な嬉しさがありますね。
>Taulさま
そうなんですか。私はいまひとつそのことばがピンときていないのです…。当日、どのような理解ができるか、いまから楽しみです。
ゲスト講師を招かれての講義(講座?)は如何でしたか。
そうですね。特に一世代・二世代上の京都人には当たり前の言葉だと思います。
今でも呉服屋やデパートの呉服売り場に行くと聞こえて来ます。先日、今年のトンビコート(京都弁かな?所謂インヴァネスです。勿論私は洋服=スーツの上に着るのですが呉服屋に売ってるので)を買いに近所の呉服屋に行ったら、
「よう(良う)うつらはる~」
「せやろかぁ?色おおすぎ(多過ぎ)ておかしない?」
「そんなことおへん。奥さん身の丈しっかりあらはるからこれくらいはんなり(華麗な)したん着やはってもうつらはるわ~」
「せやろかぁ?もっとこうと(地味目)なほうがようない?」
「そんなことおへんてぇ。ほんまによううつらはる」
みたいな会話が聞こえて来てました。
所謂「似合う」とは若干ニュアンスが違うのですが、上手い言い表しがうかばなくて…すみません。
>Taulさま
なるほど、ニュアンスはわかるような気がいたします…。
わかりやすい具体例をありがとうございます。
講義はまだこれからです^_^;
本欄でもご報告しますのでお楽しみに!