2014年4月4日
フィレンツェからバスでトスカーナへ。
周辺の大聖堂などを見て、メインのピサの斜塔。
中はがらんとした空洞になっていました。
塔を囲むようにして螺旋階段が293ステップ。外へ出ると斜塔の上。トスカーナが一望できる。この日の外気温22度、カラッとした気持ちのいいお天気でした。
芝生の上で上半身裸になって日光浴している人もちらほらいた「トスカーナの休日」。
気分良く油断していたら、帰途に悪名高いスリ軍団に遭遇。少女やら、赤ん坊(おそらくダミー)を抱えた女たちがすりよってきて「ユーロ、ユーロ」(ユーロをくれ)と。無視して早足で歩いていたら、ダンボールを赤ん坊の上にかぶせ、体当たりで擦り寄ってくる。ハッと思ってダンボールに隠れたバッグを見たらちょうど留め金を開けられた直後でした。絶叫したら逃げて行き、何も盗られずにすみましたが、ガイドさんによれば、この「ダンボールや新聞で手元を隠す」やり方は、かなり多いのだそうです。観光客の多いこの道はスリとぼったくり&ひったくりの天国らしい。
こういうことを生活の糧にしなくては生きていけない人たちがいる。しかも大勢。しぶとく生き抜こうとしているだけあっぱれなのか。年間数万人の自殺者を出す日本は、スリが比較的少なく安全だからといって「平和」といっていいのだろうか。答えの出ないことをとめどなく考える・・・。
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