2014年11月24日
ヴァンサン・カッセル&レア・セドウの『美女と野獣』。歴史のリアリティとおとぎ話のファンタジーとCGによる迫力あるアクションと俳優のセクシーな魅力がすばらしいハーモニーをかなでている傑作だと思いました。
とりわけベル役のレア・セドウが着る白・緑・ブルー・赤のドレス、そしてベルの夢の中に出てくる「プリンスのフィアンセ」が着るゴールドのドレスの精緻な美しさときたら……。
ベルと野獣がダンスをするシーンで、ベルが回転するたびにドレスが落ち葉を払い散らしていくんですよね。やがて落ち葉がまったくなくなっていく…。
フランスならではの大人の無言のフェロモンが背景にあるからこそ、ベルが戻ったのが理解できる。アメリカ映画であればもっと、ベルが野獣を愛するに至るまでのわかりやすいエピソードを描かなきゃいけなかったでしょうね。
夢のなかで何度でも観たい映画。
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