2015年3月29日
朝日新聞3月28日(土)夕刊。「あのとき それから」。「パーマも指輪も全部悪」。 1940年の国策標語「ぜいたくは敵だ!」に関して。以下、備忘録としての抜粋です。
日本人はここまでやるんだ…という空恐ろしい歴史の実例。
1940年7月7日、「奢侈品等製造販売制限規則」(7.7禁令)。
おおまじめにとなえられたスローガンの数々。
・「黙って働き笑って納税」「胸に愛国手に国債」「笑顔で受け取る召集令」「りっぱな戦死とえがほの老母」「米鬼を一匹も生かすな!」…。
贅沢禁止が徹底できた理由として、大衆の支持があったというのは、一ノ瀬俊也・埼玉大准教授。
「戦前は貧富の差が激しく現在とは比較にならない格差社会。ぜいたくできない人が社会の大半だった。戦時下でぜいたくは悪となり、貧乏は正義となった。そのお墨付きが『ぜいたくは敵だ!』で、社会の上層部や富裕層に対する恨みを晴らしたい気持ちとその行動を正当化してくれた」。
井上寿一・学習院大学長の著書「理想だらけの戦時下日本」より。
「ぜいたく禁止は、下が上を引きずり下ろす下方平準化だった」。
下方平準化。ネットでの有名人引き摺り下ろしにも同じメンタリティを感じる。であればこそ、この時代を笑えない。
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