フランスのヴィンテージ狩猟服についているボタンについて、疑問が解決しました。フランス文学に造詣が深く、匂いや香水に関する著作も多い鈴木隆さんに教えていただきました。鈴木さんが調べてくださったところによれば、このボタンは、Vautrait du Perche (ヴォトレ・デュ・ペルシュ)という、狩猟チームの制服に使われていたボタンとのこと。フランスのノルマンディーの丘陵地帯にある「ペルシュ」という地方の、犬を使ったイノシシの狩猟チームの名前です。vautraitとは、犬の群れという意味ですね。
このチームのモットーが、ボタンに書かれているecoute a la tete 「知性で聞く」。
なるほど!!! 鈴木さんに感謝、ありがとうございます。
松岡正剛さんの秘密の会?にも参加されていらっしゃる鈴木さんから、次のこともお知らせいただきました。
松岡正剛さまの「千夜千冊」において、女性の書き手の「つわもの」のカテゴリーに入れられていますよ、と。
酒井順子さんの引き立て役カテゴリーでもありますが、知の巨人のような方から「物の数」に数えられていたことは、たいへん光栄でございます。
どちらかといえば、私は「女」目線などほとんど意識したことがなく、高い目標(高すぎることは承知の上)としてきたのが荒俣宏さんや鹿島茂先生なので、万一、次にとりあげていただく機会があるならば(笑)、「女」枠がないところで話題にしていただけるよう精進したいと思います。
「女」というだけで、ジャンルがまったく違うところで引き合いに出されるということは多々あるのですが、今回のように光栄に感じることもあれば、なんでここでいっしょくたにされるのかと苦笑することもあり。「女」枠でくくりたくなること、それが人の素直な反応なのかと思ってじっくり観察することにしています。
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