13日(木)夜、東京国立博物館 表慶館にて、ドルチェ&ガッバ―ナのアルタ・モーダ、アルタ・サルトリアのコレクションのショウが行われました。

レッドカーペットを歩いて建物の中に入るとそこはルネサンスのイタリア?! 300人のゲストが全員揃うまで実に長時間待たされたのですが、その甲斐あって、けた外れなほどの美しさを極めたアルタ・モーダ&アルタ・サルトリア(オートクチュール)コレクションでした。男女のアジア人ばかりのモデル100人以上。一度のコレクションでこれだけの数を見たのも初めてのこと。疲れているはずなのにテンションはどんどん上がっていく。それはそれは圧倒的な体験でした。



女性のドレスはすべて、後ろ姿が印象的なのですが、「一人では着られない」仕様になっているのですね。装飾としても存在感ある留め具は見ていると美しいのですが、留めていただく(はずしていただく)ためのパートナー、あるいはお手伝いのメイド?がいるということが前提となっています。



私の目の前には阿部寛さん。斜め前にはドルガバのドレスをまとった米倉涼子さんや大地真央さんや、お名前を知らないけど顔をみたことのある俳優さんたちがずらり。ゲストはほぼ全員、ドルガバを着こなし、このブランドの世界観を一緒になって盛り上げていたという印象。


フィナーレはステファノとドメニコが登場し、拍手喝采の中、ゲストひとりひとりと握手したりハグしたり、熱い一体感で盛り上がりました。


プレタのドルガバも「一人では着られない」。涼しい顔をしてはおりますが、パートナーもメイドもいない私はドルガバのスタッフにさりげなく助けてもらってようやく着付け完了という次第(^^;)

ショウの終了後は、特設テントに移動してディナー。スカラ座のイメージをそのままもちこんだというテントも、退廃的なほどに濃厚な色彩と装飾にあふれていました。

300人のゲストのディナーは、おもてなしする方も大変だと思いましたが、デザイナーがひとつひとつのテーブルを回って大サービス。私がいたテーブルでは、先日のインタビューの内容をちゃんと覚えていてくれて、それを押えたうえでの「ジェンダーレス、NO!」の議論を滔々と。無尽蔵のエネルギーに圧倒されました。


同じテーブルで楽しく過ごさせていただいたみなさま。前列左からThe Rake Japan編集長の松尾健太郎さん、Men’s Precious 編集長の鈴木深さん、中野、後列左からWeb Leon 編集長の前田陽一郎さん、INFAS.com映像制作部担当部長の神保誠さん。

それにしてもスターデザイナーの来日パワーというのはおそるべし。ショーの翌日、翌々日も銀座や表参道のドルガバブティックでは、デザイナーとのじかの交流にファンが熱狂した模様です。

20+α年ぶりに来日し、すばらしいコレクションとおもてなしで感動させてくれたステファノ・ガッバ―ナとドメニコ・ドルチェ、きめこまやかなご高配を賜りましたDolce & Gabbanaのスタッフのみなさまに心より感謝申し上げます。

 

0 返信

返信を残す

Want to join the discussion?
Feel free to contribute!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です