超大型本です。届いてびっくり。フォトグラファー、クリス・ムーアが60年にわたって撮り続けてきたファッションショーの写真のなかから、時代を象徴するような写真が選び抜かれています。

ココ・シャネルの最後のショーから、ミュグレー、ガリアーノ、マックイーン、ヴェルサーチェといったドラマティックなデザイナー、そして2017年にいたるまで。

ところどころにアレクサンダー・フューリーのテキストが添えられています。

ミュグレーのイマジネーション、開花。

ため息をつくしかない美しいライン。2003年のグッチ。現在の「生首グッチ」からは想像もつかないエレガンス。

サンローラン、1992年。モデルが上着をとったときの衣ずれの音まで聞こえそうな。

問答無用のクリスチャン・ディオール時代のガリアーノ。クレジットを見なくても「ガリアーノ!」とわかる作風。オートクチュールはこうじゃなきゃね。

カメラのフラッシュ、フラッシュ、フラッシュ。これがショーのテンションを上げるんですよね。

けた違いにグラマラスなおよそ500ページにわたる世界。一枚、一枚の写真が、ひとつひとつの作品が、ここまでやるのかという情熱を伝えてくる。

なにか生み出そうとするとき、この写真集はモチベーションを上げてくれる。なまぬるく「こなす」のでは仕事にならない、圧倒的にエネルギーを注ぎ込まなくては人の心はつかめないし、永久に残る作品にはならないのだと戒めてくれる。

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