ドイツの高級ハンドバッグブランド「コンテス」の一日アンバサダーをつとめさせていただきました。
私が日頃より敬愛する方々をお招きし、帝国ホテルのメインダイニング「ラ・セゾン」の個室でランチをいただきながらのサロン。
「ファンタスマゴリック・ホースヘア」(変幻自在のホースヘア)と題したミニレクチャーをおこなったり、コンテスというブランドにまつわるお話を聞いていただいたり。
実はホースヘアは西洋の女性のアンダーウエア(クリノリンやバッスル)にも使われていたことがあるのですが、その件に関連して鹿鳴館ドレス(バッスル使用)の話をすると、すかさずこの付近は鹿鳴館跡地だったと指摘してくださる方がいたりして、私も同時に学ばせていただく楽しい時間になりました。
希少なホースヘアを使ったバッグ、「ジャッキー」です。ハンドルとエッジに皮革が使われていますが、あとはすべてホースヘア。皮革部分のほうが先に傷む、といわれるほどこの素材は丈夫です。一目で品格が伝わるバッグは、世界のロイヤルファミリーやセレブリティに愛用されていることでも知られています。
アート、音楽(と占い)、不動産投資、写真、ホテル、ビジネス、と異なるジャンルで悠々とオリジナルな活躍を楽しむ方々にお声掛けしたのでみなさんが初対面同士でしたが、まったくそのようには思えない盛り上がりぶりで、にぎやかながらあたたかくよい雰囲気に包まれていました。
帝国ホテルのおもてなしもスマート。本格的なフレンチのコースにシャンパン(ドゥーツ・ブリュ・クラシック)、白ワイン(サンセール・シャヴィニョル・ブラン2015)、赤ワイン(プレリュード・ド・シャトー・マルソー2013年)。
一点一点のお料理がすばらしいだけでなく、会話のタイミングを見計らったサービス、行き届いた丁寧な立ち居振る舞いも、よい雰囲気に貢献してくれました。
シェフ、ティエリー・ヴォワザン氏も挨拶に訪れてくれました。みんなが一斉にスマホを向けると「こわいです~」と。笑
後列左から、岩佐文恵さん(ブランディングと不動産投資のエキスパートにしてソーシャライト)、林佳代さん(プリンスホテル東京シティエリア統括)、菊池麻衣子さん(パトロンプロジェクト代表、アートPRのエキスパート)、小出寛子さん(ビジネス界では知らぬ人のいないアマゾネス。日米各社取締役を経て現ヴィセラジャパン取締役)、前列左から、小田島久恵さん(オペラ、クラシック音楽の評論家にして「青島ひかり」の名で占い師)、今道しげみさん(写真家。本欄掲載のLiving PhotoまたはComtesseとクレジットのある写真はしげみさん撮影。写真教室も主宰)、そして中野です。
その後、帝国ホテルプラザ内のコンテスブティックに移動し、実際にハンドバッグの数々を手にとっていただきました。それぞれお気に入りを選んでフォトセッション。
ブティックに飾られているのは、ホースヘア。馬のしっぽです。コンテスでは約200色に染め上げることが可能です。馬の一生の間に5~8回だけ、切り取ることが可能とのことです。馬は生きたままで、しっぽはまた生えてくるので、エシカルな素材でもあります。西洋の生活文化には常にホースヘアが共にあります。その詳細をミニレクチャーで解説しましたが、機会がありましたらまたみなさんにもお伝えしますね。
店内でフォトセッションを楽しみましたが、ご自分の好きなものがはっきりしている方ばかりなので、誰もが「なるほど!」と納得するバッグを選んでいらっしゃったのが印象的でした。
コンテスは実はホースヘアとともにクロコダイルでも有名です。こちらはネイビーのクロコ。圧巻の迫力。ちょっとした車一台買えてしまいそうな価格です。
お別れ際に、ブティック前で麻衣子さんと。私が持っているのはケイト・フラップです。
皇室の方ももつ「プリンセスバッグ」のブランドとして知る人ぞ知るコンテスですが、より多くの方に価値を知っていただき、親しんでいただきたいという趣旨のサロンでした。それを超えて、ご参加くださった方々どうしの新しいつながりが生まれたことも望外の喜びでした。ご参加くださいましたゲストのみなさま、コンテスのスタッフのみなさま、帝国ホテルのスタッフのみなさま、ミヤビブランドコミュニケーションズの田中雅之さん、ありがとうございました!
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