恥ずかしいのを通り越すレベルの「なにを今さら」感があり、恐縮の限りではありますが……。
「進撃の巨人 Attack on Titan」、面白いですね。(なにを今さら(^^;)、ですよね全く)
移動中はNetflix配信のアニメ版にどっぷりひたっております。まだシーズン1を終了したばかりですが、この世界観にはわしづかみされました。
ジェンダー、国籍など関係ない世界になっているのも、ジェンダーによって言葉遣いや仕事内容が変わらないというのも、自然な設定に見え、すがすがしい。
兵士たちの制服もセンスがいいし(コスプレ欲誘われる)、時々さしはさまれる「公開可能な情報」という機密文書風のマニアックな資料にもワクワクするし、現代社会の悪夢を反映したような世界、名セリフが盛り込まれる脚本、そしてキャラクターに命を吹き込む声優たちもすばらしいですね。
「壁の中」の安穏を捨て、生命の危険を承知で外へ出て闘う。力の限界まで闘ったって、英雄的な勝利などなかなか訪れず、一人では太刀打ちできるはずのない「人食い巨人」の不条理を前に無力感に打ちのめされることの繰り返し。某医大入試の「女子は減点」どころではない、これまで受けてきたあれやこれやの不条理な仕打ちが思い出されたり映像に重ね合わされたりした。大昔から、今も、そしておそらく未来だって、人間をとりまく世界から不条理がなくなることは決してない。突拍子もないようで、とても現実味のあるこんな物語を考えついた原作者、リスペクト。
それにしても「進撃の巨人」、この先さらに長い物語が待っているらしい……。
I’m strong. Stronger than all of you. Extremely strong! And that’s why I’ll be able to drive the enemy out there even on my own.
いつか言ってみたいかっこよすぎるミカサのセリフ。避けられない不条理や、嫉妬から来る妨害など、危険な諸々の要素と闘って、それでも生き残るには、Extremely strong! と自称できるほど自身を鍛錬していくしかないんですよね。
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