2019年8月13日
今回、夜も昼も中華街でしたが、新しい発見に感動したのが状元楼。
まったく何の先入観もなく、ただ建物の美しさと「1855」と刻まれた数字に惹かれてはいってみたのですが。
アールデコなインテリアの美しさに驚き。
1920年代に「東方のパリ」「東方の真珠」として称えられた上海がここにあるんですね。
1920年代の上海。アヘン戦争による南京条約(1843)締結以降、アメリカ、イギリス、フランスによる中国主権の及ばない外国人居留区として祖界時代が始まりますが、それゆえ、同時代のヨーロッパの文化の影響が色濃く反映されているのでした。
いたるところに繊細な細工がほどされ、フックや照明、些細なところまでアートになっている。中国の皇帝文化と、ラグジュアリーなヨーロッパ文化が融合したような、豊かな気持ちになれる空間でした。上海料理もすばらしく美味しい。
ちなみに、「状元」というのは、至難の国家試験に首席で合格した人のみに授けられる称号だそうです。なんだか納得してしまう。
しかし、一歩外へ出るとなんでもありなキッチュな世界。
なぜにベルばら。
熱中症になりそうだったので早々に退散しましたが、何度来ても新しい発見のあるみなとみらい+中華街、仕事半分とはいえよいリフレッシュになりました。
インスピレーションがわいて締切1週間前の原稿もアップできたし。大きな山場はこれからですが。
台風が近づいているとが報じられておりますが、移動される方、どうぞくれぐれもお気をつけて。
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