2021年5月1日
H and Sons 廣川さんのところで仮縫いです。
廣川さんに作っていただくのはこれで8着目になるでしょうか。一年に一着くらいのペースですが、6年前の服も全部、今でも着ています。今回はスリーピーススーツです。ベストは通常なら背中はぺらんとした生地ですが、今回は背中も表地と同じ生地で作り、上着を脱ぐとワンピースのようにも着られるという仕様にしていただきました。生地はメイドインジャパンのKunishima。
左右の手の長さの違い、フィット感の好みなどもこの段階で調整します。スマホを入れるポケットやスリットにあしらうファスナーなど細部のひみつの仕掛けもいろいろお願いできるのはビスポークの醍醐味です。このくらいのおつきあいになると、私の好みの裏地なども知り抜いていらして、何も言わないうちから用意してくださっていました。
完成までにおそろしく時間がかかる究極のスローファッションですが、ゆえに、古くならないサステナブルな服です。
連休中とはいえ、お弟子さんたちも忙しく働くアトリエでした。お仕事着として大量生産されるスーツは在宅勤務の増加によって壊滅していますが、こうしたビスポークは価値が再認識されているためか、コロナの影響をそれほど受けていないとのことです。
返信を残す
Want to join the discussion?Feel free to contribute!