アラン・ドロンが旅立たれました。メンズファッションの世界では殿堂入りの感あるスタイルアイコンで、女性ファンばかりでなく男性ファンも世代を超えて多いと想像します。

アランドロンはメンズ誌でコート特集が組まれると必ず登場します。「サムライ」でのトレンチコートのベルトのあしらいは「フレンチスタイル」としてアメリカのボギーのそれと並べて紹介されるのが常。チェスターコートも頻度高く登場しており、暗殺者だけに白手袋をはめて着こなすのですが、白手袋のイメージはここからマイケルジャクソンへ継承されます。帽子の角度も最高のお手本になっています。男性のスタイルへの影響力は絶大でした。

5年前の連載「スタイルアイコン」でドロンが83歳で映画界を引退したときに書いたエッセイはこちらです。美男子であるということは、彼にとって、ハンデだったのです。それを努力で「克服」したからこそ息の長い俳優として活躍できた。

不滅のスタイルアイコンです。おそらくこれからも。ご冥福を祈ります。

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