牛首紬の復活のストーリー、後編が北日本新聞「ゼロニイ」に掲載されました。

前編では、途絶えかけていた牛首紬の伝統を、まずは建築業で経済基盤を築いた西山家が資金を注ぎ込み、復興させるまでのストーリーを書きました。

今回公開された後半では、西山博之さんの海外への挑戦、そして諦めかけていた時に訪れた、寺西俊輔さんとの運命的な出会いについて書いています。

お二人の化学反応を見ていて思います。洋服と着物は別々に分けて考える必要はないのだと。

私はファッション業界では長らく「ああ、メンズのひとね」という言い方をされていました。ウィメンズとメンズがまったく異なる世界として扱われていたのです。私は「業界」の人間ではないものの、両者はセットで考えないとファッション史なんて扱えないだろうと思って書いてきました。

洋服も着物も、業界の垣根を超えることで、新しい可能性が見えてくる。

「やってる人間が違う」という見方はそろそろ終わらせたい。西山さんと寺西さんを中心にした輪が広がっていることに希望を感じます。

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英語版もつくりました。

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