あまりにも大量の映画があふれかえる時代ですが、久々にみなさんにお勧めしたくなった映画に出会いました。

「モンテ・クリスト伯」。 フランス映画で、主演はあの(サンローランを演じた)ピエール・二ネ。

日本では「巌窟王」として知られる古典のほぼ忠実な映画化です。

どん底から絶頂まで感情がジェットコースターのようにゆさぶられます。人間のあらゆる醜さと弱さと矛盾、それを超える愛と希望が描かれます。

19世紀初頭の華麗なコスチュームに包まれたエレガントで壮絶な復讐劇。

フランス映画の洗練、ハリウッド映画のスペクタクル、韓国映画の強烈な情念。全て融合したような21世紀の王道として仕上げた「巌窟王」でした。

教訓も満載 。

出世や幸運を誇るな 嫉妬を買えば叩きのめされる
恨みは一生続き10倍返しされる 恨みは買うな
最悪な環境でも哲学や歴史を学べ それが人に力と自由を与える
善行が不運の始まりになることもある 善行こそ慎みとともに行え
最後の救いは愛と希望 辛抱強く待て

繰り返し語り継がれる古典の力。感動を通して、ストーリーはさらなる未来へ継承されるでしょう。

🌹11月7日公開。
監督:マチュー・デラポルト、アレクサンドル・ド・ラ・パトリエール
出演:ピエール・ニネ『イヴ・サンローラン』、バスティアン・ブイヨン『12日の殺人』、
アナイス・ドゥムースティエ『彼は秘密の女ともだち』、アナマリア・ヴァルトロメイ『あのこと』  ロラン・ラフィット『エル ELLE』

2024年/フランス/178分/シネマスコープ/
後援:在日フランス大使館 / アンスティチュ・フランセ / G指定
© 2024 CHAPTER 2 PATHE FILMS M6 FILMS FARGO FILMS)

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