高市早苗さんが第104代内閣総理大臣に選出されました。心よりお祝いを申し上げます。

高市さんの、「政敵」をも懐柔し、国民にもわかりやすく訴える高いコミュニケーション能力がなによりも信頼できます。維新の代表とのやりとりを見ても、熱意とコミュニケーション力が並外れていることがわかる。主義主張を超えて、最後は志を同じくする「人」と「人」との連携であったことがわかるというのは安定感があります。

人と人との連携、といえば。この記念すべき日(10月21日)におこなわれたあるウェビナーでも、キーワードが「人」と「人」、Human to Human、でした。

日頃お世話になっているPR会社、Candlewickの代表取締役、Noriko Silvesterさんがモデレーターを務められるということで参加したウェブのディスカッションです。異文化間のビジネスをどのように進めるか?をテーマとする、現場体験を重ねた有識者たちによる議論の場でした。


日本企業の海外展開におけるOSの違いを軸に、各国の実務家の方々が実体験に基づく知見を共有。
そこで登場したのが、「B2B=H2H(Human to Human)」という言葉です。結局のところ、どんなビジネスも人と人との信頼関係の上に成り立っているということ。


異なる文化やスピード感のなかでも、背景を理解し、理由を丁寧に説明し、共通の価値を見いだす。その力こそが、クロスボーダービジネスの本質であると示唆されました。

しばしば引き合いに出される“All for one, one for all” の理解も文化によって異なるということも、改めて学びました。欧米=信頼と相互支援ですが、日本=自己犠牲と集団への献身を意味する、と。「目立つな」「争うな」「チームで決めろ」という教育背景が、個人主義よりも集団調和を優先させている…。どちらがいい悪いの問題ではなく、違いは違いとして知っておくにこしたことはありませんね。

今秋、2件の審査員を務めています。そのうちの1件が、在日英国商工会議所のBritish Business Award 2025。まさにクロスカルチャーのビジネスなのですが、このウェビナーで得た視点も携え、真摯にフェアに向き合って、この機会に日英関係に関わる多くのことがらを学ばせていただこうという気持ちです。

0 返信

返信を残す

Want to join the discussion?
Feel free to contribute!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です