2011年8月19日
突然の土砂降りの中、「サライ」連載記事のため、「カールツァイス」に取材にいく。今年で創業100年を迎える、ドイツの双眼鏡・単眼鏡・ルーペなどの老舗メーカーである。まったく疎い分野であったが、わかりやすく解説していただき、有意義で楽しい取材になった。ツァイス社の方、ご協力ありがとうございました。
お話をうかがった部屋に飾ってあった(?)レンズかなにかの設計図。イエナ大学の物理学者が書いたものだそうで、アーティスティックな印象を受けた。
ツァイス社の完成度の高い製品の詳細はさておき。
この分野全体の発展を支えている根強いジャンルが、「ノゾキモノ」と総称される製品であるということを知り、人間の普遍的な願望にまで思いが及ぶ。多くの技術革新の背後には、案外、とても原始的な人間の欲望があるのかもしれない。
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