2015年2月16日
メンズウエア解剖、その5。モーターサイクルコートです。マッキントッシュ製、1942年のもの。
まず、このようにコートの内側のベルトに足を通します。その後、内側のボタンを留めて、二股のズボン状にするのですね。
そのうえで、上半身を着用して、腰のベルトをとめ、ストームフラップを閉じて着用。
着るとこんな感じ。サイズはやや大きいですが。後ろから見ると、つなぎにしか見えません。
ゴム引きで、重たく、蒸れそうだし、かなり着心地はよくなさそうですが、これに熱狂する男性が実に多いようで、いまだにリメイク版が作られ続けているそうです。私の印象では、コートというより、装備というか、クルマや武具、ガジェットに近い感じ。
コートの内側にはこのような刻印。メンズウエアはどこまでも奥深い、というか歴史ぬきには語れないこと、あらためて実感しました。
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