朗報は 忘れた頃に やってくる。

2009年に新潮選書として出版した『ダンディズムの系譜 男が憧れた男たち』が、7年目にして増刷されるという連絡を受けました。

版元さんのお言葉を借りれば「稀有なロングセラー」とのことです。

まったく見当違いの方向からとんでくる中傷に耐え、罵倒もやりすごし、いちいちくだらないことで傷つかないための体力と精神力とレトリック力を養い、淡々と日々の自己ベストを尽くしてきたご褒美と受け取ることにします。なんかね、正直、ひどいことを言って足を引っ張ろうとした連中に、心の中で、「勝った」と思いましたよ。笑

真面目な話、弱くて逃げようとしていた自分に「勝った」。ま、とるにたらないささやかな闘いですけどね。

理不尽なことがあろうと、地道にひとつひとつ成果を示し続けていれば、不意にふっと明かりがみえてくる(こともあります)。

If you are going through hell, keep going.

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「Gentry」での連載当初は、「エンサイクロペディア・オブ・ダンディズム」として構想され、ビジュアル豊富に掲載されていました。企画してお話をもってきてくださったのは、当時編集長だった林信朗さん。感謝!

単行本を担当して下ったあぜつまさこさん、7年目にして重版を決めてくださった新潮社に心より感謝します。

応援してくださった読者のみなさまには、いくら感謝してもしきれません! ありがとうございました。

 

 

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