2017年9月17日
秋の恒例、日本橋三越英国展。今年はパート1とパート2で入れ替えがあり、パート2のほうに行ってみましたが、大混雑。とりわけフードのセクションは移動すら困難。人込みがとにかく苦手なので、パブでハーフパイントだけビールをいただいて帰ってきました。イギリスはすっかり「おいしい」ものの宝庫として人が殺到する国になっているのですね。
鎌倉アンティークスさんも出展。小さいブースながら、オーナーの土橋正臣さん独特のアンティークの世界観で埋め尽くされていて、壮観。
(Photo shared from the Facebook page of Kamakura Antiques)
今回はヴィクトリアンを中心にそろえられています。前方でフィーチャーされているのは、クレステッド・チャイナ(Crested china)、すなわち 紋章付きの陶器です。
土橋さんの解説によれば、クレステッド・チャイナとは各地の紋章が入った小さな陶器で、ヴィクトリアンの後期から1930年頃までにたくさんの数が作られたとのこと。ヴィクトリア時代に、鉄道網が発達して一般の人々も休日に旅行を楽しむことができるようになり、ご当地のお土産としてクレステッドチャイナが大流行したそうです。
左が鎌倉アンティークスの土橋さん。イギリスのアンティークのみならず、年中行事、建築、インテリア、絵画、楽器などに関しても、プロフェッショナルで豊富な知識をお持ちです。手前に並ぶのがクレステッド・チャイナ。イギリスを象徴する、わかりやすいものから売れていくそうです。
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