Netflix のドラマ”Crown” 。シーズン2を見始めております。

シーズン1の終盤、マーガレット王女とピーター・タウンゼントの結婚問題が浮上したあたりから加速度的におもしろくなっていき、ロイヤルファミリーや政府閣僚のダークな問題点にぐいぐい踏み込んでいきます。マーガレット王女とエリザベス女王の複雑な姉妹関係もからむ王女の結婚問題には、どうにもならない両者の苦くつらい思いが衝突し、身を引き裂かれるような思いがします。

エリザベス女王とフィリップ殿下の結婚においても、ふつうの夫婦以上の嫉妬や葛藤があったことが描かれるのですが、まだご夫婦も生きているのにここまで描写して大丈夫なんだろうかと見ているほうがはらはらしたりして。5か月にわたるフィリップ外遊のシーンも印象深い。ギリシア出身の殿下の複雑な生い立ちも明かされ、衝撃を受けます。

ファクト(史実)はそのまま正確に。舞台の役者たちの内奥はファクション(フィクション+ファクト)で。歴史好きにはたまらない手法です。

老醜をさらしていく(それを認めたくない)チャーチルの描写も冷酷で、苦くやるせない感慨が尾を引きます。

シーズン6まですでに予定されているとも報じられています。当分、電車の移動が楽しみに(主に移動中に見ています)。

 

オフィシャルトレイラーです。英国王室ファンは必見でしょう。

https://youtu.be/ME2umFQ_xBA

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