13日に能登・輪島に輪島塗の取材に伺いました。

 

震災から8か月半経っているのに、まだまだこのような状況があちこちに残る。滑走路も道路もところどころひびわれており、バウンスする。大破したまま撤去もされない家屋があちこちにあり、建っているように見えてもインフラがだめになって休業している施設も多々ある。

仮設住宅からも人が出入りする。

そのような状況のなかでも日常の生活が営まれていて、職人さんたちが淡々と仕事を続けている。辞めざるをえなかった方もいらっしゃるなかで続けていけることはありがたい、と愚痴ひとつ言わず。

海底は隆起し、かつて海のそこにあったと思われるものが現れ、海岸線が変化している。岩が転げ落ち、道路が割れたまま、手付かずになっている。

それでも夕陽は淡々と変わらず輝くという自然の営みに、切なさがこみあげてくる。

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