ありがたいことに、本当に多くのクリエーターや経営者に取材させていただいたが、 長い時間をかけて成功していったブランドないし企業は 「物語」として価値を伝える力がずば抜けている。
起業ストーリーを俯瞰して、試練やアップダウン、運命的な出会い、どん底からの復活と再生、すべてのできごとの背後にある人間的な感情や思想、さらに社会背景までをリアルに伝えることができる人は、おそらく「ブランドを築く」という仕事の能力も高いのだ。
一方、表面的なビジョンやミッションのきれいごとを どんなに美辞麗句で並べられても、上滑りして忘れてしまう ストーリーが実態に比べて盛りすぎである場合もすぐにバレる (心に響かないと、支持したいという気持ちが起きてこない)。
「天」の視点から一つ一のできごとを意味づける 。
「点」としてのできごとをあとづけでいいから人間の論理としてつなげていく。
「転」となる出会いに気づくことができる。
こうした能力は意識的に磨くことができて、 それは個人のブランド構築においても絶大な力を発揮するだろう。
一方、職人さんのなかにはずば抜けたクリエイティブの能力をお持ちでありながら話し下手という方も少なくない。
そんな時には辛抱強く言葉を聞き出して、代弁者にになるつもりでストーリーを創り記事を書く。
そういう質実剛健な職人さんには、ブランド云々を超えた深い親愛感を覚えます。
On the other hand, there are many artisans who possess extraordinary creative abilities but are not particularly skilled at expressing themselves.
In such cases, I patiently draw out their words, intending to become their voice, crafting a story to share through my writing.
For these earnest and dedicated artisans, I feel a profound sense of affection that transcends any discussion of brands.
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