「ジェームズ・ボンドはウィンザーノットでネクタイを結ぶ人間を信用しなかった。虚栄心が強すぎることの表れだった。たいてい、いかがわしい人物の印でもあった」。

とりわけそれがオレンジ色の極太ノットだった場合には、このイアン・フレミングのフレーズがふと頭をよぎるのです.

(ある政党の党首のタイを見て思い出したフレーズでした。)

 

*ボンドはシングルノットを小さめにきりりと。英王室の正統も小さめシングルノットですね。ウィンザーノットの名前のオリジンとなったウィンザー公(エドワード8世)は、ウォリス・シンプソンと結婚するために国王の地位を放棄した後、ウォリスとともにナチス寄りの行動をとり、英国を事実上、追放されています(本人はお幸せな人生だったろうと拝察しますが)。自伝によれば、ウィンザーノットと命名したのはアメリカ人であって、本人ではありません。

Photo: Abbie Rowe, Public Domain

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