ちくまプリマー新書から「エレガンス入門」が5月に発売予定です。

「エレガンス」として多くの方が思い浮かべるイメージが、もしかしたら、たとえば高級女性誌の艶つやの写真ページに掲載されるような、お洒落なカフェを背景にしたハイブランド尽くしのきらきら世界……かもしれないのですが、本書は全く違う側面から「技法と力」としてエレガンスを考えようとした試みです。

トップ写真は参照した書物の一部です。西洋の古代から現代までの社会思想史、科学におけるエレガンス、日本の美意識を、「エレガンス」という視点で読みなおし、これがどのような力を社会形成に及ぼしてきたのかを考えました。階級演出装置としての舞踏会や車のコンクールにもふれ、スーツの現代的意味、ゴッドファザーや007、「俺たちに明日はない」といった映画に描かれる反逆のエレガンスも対象にしました。

高校の理数科時代からこれまでに考えてきたことをいったん総まとめして、次のAI時代にどのようなありかたで社会に向き合うべきなのかを私なりに考え、「エレガンス」を体系的にとらえる枠組みを作ってみようと蛮勇をふるってみた本です。

エレガンスは特権階級のものでもなく、女性だけに問われるものでも全くなく、容姿や経済力ともほとんど関係がありません。社会における自分の立ち位置に悩む若い人たちに励ましを与えられるような一冊になることを願い、書きました。

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