2015年9月10日
社員の方の関心に焦点を合わせて、前掲書『真珠の世界史』で学んだことなども重ねあわせていきましたが、あらためて面白いなあと思ったのが、「ニセモノ」(呼ばわりされたもの)を「ホンモノ」に変えた、ソフィスティケーション全盛の時代と、創始者の情熱。
海外で「養殖真珠はニセモノ」とバッシングを浴びた1920年代。
御木本幸吉さんは一歩も引かず闘い、
ココ・シャネルのコスチュームジュエリーが結果として後方支援となり、
養殖真珠は「ホンモノ」として認められていく。
すべての条件がそろっていくあたりに、御木本翁の強運を感じる。
ニセモノとホンモノについて考えるための興味深い事例でもあります。
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