HOSOO Couture 第二章発表会、ブルガリホテルにて11日に開催されました。3種類のゴージャスな西陣織の生地を主役とする10型のコレクションはタイムレスで高級感にあふれています。
「ブリンク」というまつげのような糸を織り込んだ生地のワンピースを着こなすのは細尾代表の奥様でもある細尾多英子さん。
バスルームにはHOSOO のシルク成分配合のソルトやボディクリームが。ベッドスローやクッションもHOSOO。ブルガリの世界観にしっくり調和しています。

世界展開も着々と進み、本格的総合ラグジュアリーブランドとしての進展が目覚ましい。

さて、HOSOOさんはすでに着々と世界展開へ駒を進めているわけですが、続く多くの日本ブランドが世界でラグジュアリーとして受容されるために、私たちができることを考えてみました。ブランドとその国の人の魅力は無関係ではないのです。

各国のラグジュアリー製品の魅力を支えている要素のなかに、その国の人やライフスタイルへの憧れがあります。『新ラグジュアリー』の共著者である安西さんに「イタリア人は自分たちのライフスタイルに自信があるから、高い価格を堂々とつけられる」と指摘されて、そういえばそう、と気がついたことなのですが。

イギリスブランドは、英国王室や英国紳士のライフスタイルへの憧れを高価格の根拠にします。
フランスブランドの背後には、パリマダムや紳士、ライフスタイルが控えており、
イタリアブランドの背景には、ミラノメンズやマダムの立ち居振る舞いがあります。

たとえすでに過去の遺産になっていたとしてもその幻影(ヘリテージ)が高価格を支えています。

日本からラグジュアリーブランドを世界へという話になったときに、高品質で美しいものはそろっているが、はて、世界の人が「すてき」と夢見る日本のライフスタイルや人は?となって戸惑うところがあります。

100年先を見据えて、自国の文化に立脚した魅力のある日本人になっていきたい(育てたい)。

隣国の量産加工型男女の真似をしたり、海外ブランドで武装してマウント合戦したりもいいけれど、そこにはついぞ本物の魅力は宿りません。

すべての日本人が、借り物ではない、内側からの、地に足のついた優しさを伴う美しさとその美を引き立てる環境づくりを目指すことは、未来の日本への社会貢献となるはずだと思いませんか? 個々人が成長していくことで、企業も世界へ展開しやすくなり、ひいてはその利益が私たちに還元される。そういう循環を生み出せることを願っています。

 

 

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